世界遺産登録10周年を迎えた富士山は7月1日の山開き以降、富士山には大勢の登山者が訪れています。その一方で、山では病気やけがなど毎日のように救急搬送される事態も起きています。

登山者が急増する富士山で安全を守る山岳ガイドに密着しました。

7月1日に山梨県側で山開きを迎えた富士山。

世界文化遺産登録10周年と新型コロナの5類移行も重なり、連日大勢の登山者が訪れています。
その一方…

マウントフジトレイルクラブ 太田安彦 代表理事:
連日(救急)搬送が続いている。軽装で低体温症とか、けがが多い。

社団法人=マウントフジトレイルクラブ(MFTC)の太田安彦代表理事です。

富士山の山岳ガイドをする一方、2016年から行政の事業で救助活動やパトロールを行っています。

太田代表理事:
(富士山は)良い日と悪い日は雲泥の差。晴れていて気温も高くて風もなければ良い登山になる可能性があるが、暴風、雨、雷、低温になると環境が変わって一気に重症化しやすい。

未明に山頂で救助の要請があり、駆け付けると…