共感工房 “国際司法裁判所の仮処分”

◆ 国際司法裁判所の仮処分には罰則はないらしいが …

~~< 以下 引用 >~~   ■ ガザでの虐殺防ぐ措置命令 国際司法裁、イスラエルに ⇒ https://x.gd/itQ6T ■

 国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は26日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、イスラエルに対してジェノサイド(民族大量虐殺)を防ぐ「あらゆる措置」を取るよう命じる仮処分を出した。ガザで医療へのアクセスを確保することも命じた。ジェノサイドかどうかの判断は示さず、ガザでの軍事作戦停止には踏み込まなかった。

 暫定措置には国際法上の拘束力がある。強制的に執行する手段はないものの、イスラエルに対する国際的な圧力が強まるのは必至だ。南アフリカがガザへの大規模攻撃はジェノサイド条約違反だとして提訴していた。

 ICJは「ガザで人命が失われ続けていることを深く憂慮する」とした上で、イスラエルに対して、仮処分を受けて取った措置を1カ月以内に報告するよう命じた。ICJは2022年3月、ロシアにウクライナ侵攻を停止するよう命じる仮処分を出している。


◆ 国際司法裁判所としても、この惨状を見せつけられれば、何もしないわけにはいかない。

 まぁ、イスラエルのネタニアフ首相は、素直に言うことを聞くような人に見えない。それが人相にも出ている。まずは、国際世論を盛り上げることが大切だと思います。

 私流に見れば、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出すなら、イスラエルのネタニアフ首相にも逮捕状を出すくらいのことが必要だと思います。

 ネタニアフ首相の手口は残虐極まりない。


 要は、“国際司法裁判所の仮処分は法的拘束力があっても、仮処分を強制的に執行する手段はない”のが痛いところ。[ #仮処分の限界 ]


◆ パレスチナ自治区騒動がどう展開していくかは、アメリカ次第だと思います。

 アメリカが陰になり日向になりでしつこくイスラエルを支援する限り、イスラエルのこの残虐行為をやめさせることはできません。

 今の世界情勢は、アメリカが支援してくれるなら、何をやっても良いという状況になっています。これは、実に、まずいことだと思います。

 力の強い者が自分の価値観で好き勝手に振舞えば、ロクなことになりません。アメリカには、もう少し謙虚になって欲しいものだと思います。


 私は、常々、“社会相対性理論”を提唱していますが、そのポイントは“達観力”。何でも自分の思い通りにはならない。世の中は、そんなに単純ではないのです。(→ 注1)

 “達観”は、仏教から来た考え方。達観とは、物事の本質を見通し何事にも動じない心境に達することを意味しています。[ #達観 ]

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●(注1)  “社会相対性理論”については、2021.02.19のブログ『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3wVyQxX ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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