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2023年08月31日 |

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齊藤工監督 映画「スイート・マイホーム」yamaの主題歌を絶賛「物語をキレイに閉じてくださった」

めざましmedia編集部

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齊藤工監督とyamaさんが、映画「スイート・マイホーム」でのタッグについて語りました。

<【写真13枚】この記事の写真を見る(アザーカットあり)>

幸せの象徴であるマイホームを手にした家族を襲う怪異な現象と、その真相を描く映画「スイート・マイホーム」が9月1日に公開されます。

齊藤工監督 映画「スイート・マイホーム」yamaの主題歌を絶賛「物語をキレイに閉じてくださった」_bodies

主人公のスポーツインストラクター・賢二(窪田正孝)は、極寒の地・長野で妻・ひとみ(蓮佛美沙子)と娘・サチ(磯村アメリ)と3人暮らし。寒がりな妻のために近代的な設備を備えた新居を購入し、さらに2人目の娘も誕生し、幸せをかみしめていました。

そんな賢二の周りで続々と奇妙な出来事が起こり始め、次第に家族は連鎖する恐怖に取り込まれていきます。

齊藤工監督 映画「スイート・マイホーム」yamaの主題歌を絶賛「物語をキレイに閉じてくださった」_bodies

本作は、圧倒的な表現力を評価され、第13回小説現代長編新人賞を受賞した作家・神津凛子さんによる同名のデビュー作が原作。注目作の映像化を齊藤工監督が、主題歌をyamaさんが担当しています。

フジテレビュー!!は、齊藤監督とyamaさんにインタビュー。映画や主題歌を制作するうえで意識したこと、お互いの印象、映画タイトルにちなみ「マイホームのこだわり」を聞きました。

齊藤工「小さい命に起こる残酷な出来事をどう描くか」

<齊藤工監督、yama インタビュー>

齊藤工監督 映画「スイート・マイホーム」yamaの主題歌を絶賛「物語をキレイに閉じてくださった」_bodies

──齊藤監督は、あまりホラーが得意ではないそうですが、本作を通して、ホラー作品の魅力は感じましたか?

yama:ホラーお嫌いなんですか?

齊藤:そうなんです。でも、ホラー作品って…映画祭の上映に立ち会ったときに感じたのですが、叫んだり、顔を伏せたりしながら見るという“映画館アトラクション”的な部分が人気なのかな、と。観客のリアクションを受けたことで、その魅力は体感出来ました。

──yamaさんは、ホラー映画は好きですか?

yama:得意ではないです…。だから、ちょっとドキドキしながら本作も拝見して。

齊藤:すみません(笑)。

yama:じわじわと追い詰められるような、ずっと冷や汗かいてるっていうような、手に汗握るような状態で見ていて、最後まで気が抜けない映画で。でも、すごく引き込まれました。

──映画の制作が発表された際に「原作は、安易に実写化してはいけない人間の究極のタブーが詰まった作品」とコメントしていました。そのような作品の監督をするうえで、特に意識したことはありますか?

齊藤:原作を拝読したときから、この作品は継承、伝承、女性性、母性にまつわる物語だなと思っていました。映画には、原作にない描写として、女の子が片目で伏し目がちに状況を見つめているシーンを入れているのですが、母性の奥にある“伝承していく何か”を表現しています。その描写は台本を作るタイミングで入れたいと話し、こだわった部分です。

齊藤工監督 映画「スイート・マイホーム」yamaの主題歌を絶賛「物語をキレイに閉じてくださった」_bodies

それに加えて、原作で何が一番タブーかと言ったら…今作は幼い娘2人を育てる夫婦がマイホームを購入したことから始まるのですが、家族がさまざまな恐怖の連鎖に巻き込まれていきます。そのなかで、小さい命に対して起こる出来事の残酷さがタブーではないか、と。

原作のゴール地点が残酷な描写だったので、撮影をしながらもどうするかを考えていました。ただ、マイルドに描いてしまうと実写化する意味がなくなってしまうなと思っていて。ネタバレもあるので、表現が難しいのですが、どう描くかということは考えて映像にしています。

──yamaさんは、主題歌「返光(Movie Edition)」を歌う際に意識したことはありますか?

yama:自分の作品ではありますが、「スイート・マイホーム」という映画の世界観にも寄り添いたいと思っていて。ですので、作品を見たうえで、自分の色と映画の色をどうかけ合わせられるか、その中間ポイントを意識して表現しています。迎合しすぎず、ちゃんと自分の作品にしながら、作品のことを考えるというバランスですね。

あとは、楽曲の全体的な雰囲気は温かくて、メロディも含めて懐かしさを感じるような、親しみやすい曲に聞こえると思います。そこに映画のエッセンスを入れるとしたら、「優しく歌うだけじゃないのかも」と思いました。

ですので、感情の波を変化させたり、ちょっと不安定な心情が出るように歌っていたり。よくよく聞くと「おや?」と思うような、違和感みたいなものを詰めています。

yama「齊藤さんはステキな方なのかなと思っていました」

──齊藤監督は、「主題歌はyamaさんでなければならなかった」というコメントを出していましたが、yamaさんにこだわった理由と、その楽曲が入ったことで映画に与えた効果を教えてください。

齊藤:yamaさんの楽曲は、生活のいたるところで出会うので、主題歌をお願いする前から触れていました。

特にアニメ『王様ランキング』のエンディング「Oz.」は、作品をすべて浄化するというか、救済する力があって、素晴らしかったです。アニメはもちろんですが、エンディングを見たいがために次の話を見る感覚があったくらい。

そして今作の主題歌をお願いすることになり、たしか「このあまりにも残酷な、容赦のない物語のなかで、鎮魂歌、賛美歌のような曲をお願いしたい」とお話したと思うのですが、それを見事に曲にしてくださって。作品に寄り添いながらも、yamaさんの世界観もあって、「ここ(主題歌が流れるエンドロール)までが作品」と言えるように、物語をキレイに閉じてくださったな、と感じています。

僕はいつも、エンドロールや最後にかかる楽曲の余韻なかで自分が見たものを振り返り、その余韻から自分の生活につながっていくという映画体験をしているのですが、主題歌はそのブリッジになるものだと思っていて。yamaさんの楽曲は、その点でも素晴らしいですし、やはりyamaさんでなければいけなかったと今も思っています。

yama:ありがとうございます。

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──yamaさんは、齊藤監督にはどのような印象を持っていましたか?

yama:本当に申し訳ないんですけれども、普段、映画を全然見ないんです。もちろん齊藤さんの存在は知っていましたけど、印象と言えるものはなくて。ただ、個人的に、ACIDMANの大木(伸夫)さんと親交があり、お会いすると齊藤さんのお話がよく出ていたので、知っている部分もありました(笑)。関わりありますよね?

齊藤:デビュー前から交流があって、本当に長いお付き合いをさせていただいていますね。

yama:出会った頃のお話とか聞いています。

齊藤:そうなんですね(笑)。

yama:自分は、ACIDMANの世界観が好きですし、曲を書き下ろしてもらったこともあるのですが、大木さんの考え方もすごく好きなんです。その大木さんと長く付き合われている齊藤さんだから、「きっとステキな方だろうな」と思っていましたし、共通の音楽が好きだということで、芯の部分が似ているのかもしれないと勝手に感じていました(笑)。

今回、主題歌のお話をいただき、すごくうれしかったです。

齊藤工監督 映画「スイート・マイホーム」yamaの主題歌を絶賛「物語をキレイに閉じてくださった」_bodies

齊藤:本作に必要だったのは、1つ、2つ奥にある感情だと思っていたのですが、本編では描き切れていない部分もあって。でも、yamaさんの主題歌は、作品の本質を表現されているな、と。その理由が、今のお話でいろいろと分かりました。裏テーマに関わることで、ネタバレを含むので詳しく言及できませんが(笑)。

齊藤工はノマド生活希望!yamaは虫から逃げたい?

──齊藤監督は映画を作り、yamaさんは音楽を作るアーティストですが、それぞれものづくりのインスピレーションが湧く瞬間はどのようなときですか?

齊藤:聞きたい!

yama:例えば映画や小説、漫画など、いろいろな作品を見て刺激を受けることももちろんあります。でも自分は、人と話して、自分の考え方や相手の人生観とか価値観を聞いたときに刺激を受けて、曲が浮かぶことが多いです。

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──それは、曲を作り始めた当初からですか?

yama:いえ、徐々にそういうやり方を見つけた感じです。自分が曲を書き始めたのは、本当にここ最近の話で。最初は、1人で行き詰りながら自宅で制作していました。でも、なかなかうまくいかなくて。人とたくさんコミュニケーションをとるようになり、アイデアが浮かびやすくなってきました。

齊藤:僕はモノクロの写真をよく撮るのですが、風景の写真って、僕じゃなくても誰かが撮りえたものに思えちゃうんですよね。だからこそ、絵画でも風景画に感銘を受けるのだと思うんですけど。

「僕にしか撮れないものって、なんだろう」と考えて、行きついたのが人の顔でした。対象物と自分の関係値が如実に出るものですから。それに、自分と全然違う心を持つ生態系を知ることは、己の輪郭を知ることにつながりますよね。だから、人の写真を撮り続けているんだな、と思います。

yama:自分がなぜ人と話して曲が書けるのか、言葉にできなかったんですけど、今の齊藤さんの話を聞いて納得しました。人と話すことで自分と対話してたんですね。

──最後に、それぞれのマイホームのこだわりを聞かせてください。

齊藤:yamaさんって、そういうお話、大丈夫なんですか?

yama:大丈夫です(笑)。自分は今、低層階に住んでいるので、次に引っ越すなら少し上の階に住みたいなと思っています。こだわりというか、虫が苦手なので、入ってこないところがいいな、と。

齊藤:僕、虫がいなくなると聞いて、高いところに住んだことがあるんですけど、高くても、虫は来るんですよ!

yama:え、来るんですか!?

齊藤:むしろ鍛え上げられた強靭な虫が来るんです(笑)。「ここなら大丈夫だろう」という階に住んだとき、夜中に蚊が出ました。それでいろいろ調べたら、虫って3階まで上がれるらしいんです。3階まで上がった虫が卵を産んで、そこで生まれた虫がさらに3つ上の階に上がっていけちゃうという。いくら上に逃げても、追ってくるんですよ。

yama:恐ろしい!階は関係ないということですね。

齊藤:比較的、出にくくはなるみたいですけど。

yama:じゃあ、諦めます(笑)。

齊藤:諦めが早いですね(笑)。

yama:虫関連で言うと、本当に虫が好きではないので、外に洗濯物を干したくないんです。だから、浴室乾燥機はマストでほしいです。これはこだわりです!

齊藤:僕は、家のこだわりではないのですが、コロナ禍で住居を持たないノマド生活をしている人が増えているらしいんです。その生活に憧れがあって。ハイエースでも、小さいキャンピングカーでもいいので、車で、まだ見ぬ保護犬と定住をせずに秘湯をめぐりながら暮らしたいです。もちろん、仕事があるときは、そのまま現場に行きます。

yama:すごい。

齊藤:これは本格的に考えていて、事務所にも許諾を取って、準備をしていたんです。ただ、タイミングがなくてまだ実現できていないのですが。いつかノマド生活したいですね。

yama:楽しそうですね。

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撮影:河井彩美

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