県は10日、山形市の5月分の消費者物価指数(2020年=100)を発表した。総合指数は105.2で、前年同月に比べて2.9%アップだった。上昇は19カ月連続。伸び率は4月の3.1%から縮小した。政府による抑制策で光熱費は下がったが、食料品などの値上がりが影響している。
前月比は0.2%の上昇だった。季節変動が大きい生鮮食品を除く総合指数が104.7で、前年同月比2.8%アップ、前月比は0.1%上昇した。
前年同月比をみると、食料が8.1%増の大幅アップで112.1。塩サケ、サケなどの魚介類、まんじゅう、せんべいなどの菓子類が高騰した。光熱・水道は10.2%ダウンの103.6。ガス代が上昇したが、電気代や灯油などが下落した。
前月比では、食料の112.1は0.6%アップ。スイカ、メロンなどの果物、魚介類が高騰した一方、乳卵類、穀類は下がった。光熱・水道の103.6は3.4%ダウンで、ガス代が上がり、電気代などが下落した。