ファイザー、EUにコロナワクチンのキャンセルで半額支払い提案=FT

ファイザー、EUにコロナワクチンのキャンセルで半額支払い提案=FT
 4月30日、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品会社ビオンテックは、新型コロナウイルスワクチンの供給過剰となる中、欧州連合(EU)に対して約7000万回分のキャンセルを巡り、契約に新たに加盟国が1回分当たりの半額となる約10ユーロ(11ドル)を支払う条項を盛り込むよう提案した。写真はファイザーのロゴ。ニューヨークのマンハッタンで2020年11月撮影(2023年 ロイター/Carlo Allegri)
[30日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品会社ビオンテックは、新型コロナウイルスワクチンの供給過剰となる中、欧州連合(EU)に対して約7000万回分のキャンセルを巡り、契約に新たに加盟国が1回分当たりの半額となる約10ユーロ(11ドル)を支払う条項を盛り込むよう提案した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が30日報じた。
FTは関係者の話として、改定された契約の下で、EUは今後現れるあらゆる変異株に対応した最新のワクチンを利用できると伝えた。
ロイターは1月、EUと両社の協議は、EUが価格引き上げと引き換えに、今年購入を約束していたワクチン最大5億回分を削減することが目的だと報じていた。
FTの報道についてファイザーはコメントを控え、協議は全ての関係者の間で誠意を持って行われていると述べた。一方、ビオンテックと欧州医薬品庁(EMA)のコメントは得られていない。
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