ガラスの仮面
がらすのかめん
概要
概要
美内すずえによる少女漫画。舞台演劇をテーマとしておりアニメ、TVドラマ、舞台など様々なメディアで作品化されている。
『花とゆめ』(白泉社)にて1976年1号から1997年20号にかけて連載された。その後『別冊花とゆめ』(こちらも白泉社)にて2008年9月号から2018年7月号にかけて掲載されたが『別冊花とゆめ』は2018年7月号限りで廃刊となった。
未完。
芸能界にも数多くのファンがいるにもかかわらず、作者の都合により連載は度々長期中断している。人気があるのに続きが読めない名作として有名で、ファンの間では少女漫画界のサグラダ・ファミリアと呼ばれている。
なお、作者は、「なんとかエンドマークは出したい」という主旨の発言をしてはいる。
ストーリー
ストーリー
事故により引退したかつての大女優月影千草は、ある日、貧しい家庭で育った少女北島マヤと出会う。マヤは一見何の取り柄もない平凡な少女だったが、一度見た芝居や映画のセリフや役者の動作を完璧に記憶するという特技を持っていた。また、本能的に役を理解し憑依したかのように演じるという、役者としての底知れぬ才能を秘めていた。
そんなマヤの資質を月影は見抜き、封印された自身の代表作「紅天女」を演じる女優に育て上げるべく指導にあたる。マヤも演劇の面白さに目覚めていくが、劇団での稽古中に天才である子役出身の姫川亜弓と出会い…。
登場人物
登場人物
※CVは順に1984年エイケン版、1998年OVA、2005年東京ムービー版
- 北島マヤ(CV:勝生真沙子、緒方恵美、小林沙苗 演:安達祐実)
- 姫川亜弓(CV:松島みのり、松井菜桜子、矢島晶子 演:松本恵)
- 速水真澄(CV:野沢那智/森功至、小杉十郎太、森川智之 演:田辺誠一)
- 桜小路優(CV:三ツ矢雄二、置鮎龍太郎、福山潤 演:小橋賢児)
- 月影千草(CV:中西妙子、戸田恵子、藤田淑子 演:野際陽子)
- 姫川歌子(CV:北浜晴子、鈴木弘子、勝生真沙子 演:かとうかずこ)
- 北島春(CV:宗形智子 東京ムービー版 演:藤真利子)
- 青木麗(CV:戸田恵子、高乃麗、木下あゆ美 演:植松香)
- 沢渡美奈(CV:菊池星子、中村尚子、本名陽子 演:有坂来瞳)
- 春日泰子(CV:羽村京子、松谷彼哉、豊口めぐみ 演:安斎恵吏)
- 水無月さやか(CV:佐々木るん、飯塚雅弓、折笠富美子 演:斉藤のぞみ)
- 小野寺一(CV:大林隆介 東京ムービー版 演:佐戸井けん太)
- 姫川貢(CV:中尾隆聖 東京ムービー版)
- 水城冴子(CV:滝沢久美子、島津冴子、佐久間レイ 演:戸川京子)
- 堀田太一(CV:坂口候一 東京ムービー版)
- 二の宮恵子(CV:恒松あゆみ 東京ムービー版)
- 田淵エミ(CV:榎本温子 東京ムービー版)
- 真島良(CV:浪川大輔 東京ムービー版)
- 乙部のりえ(CV:伊藤静 東京ムービー版 演:佐伯日菜子)
- 山崎竜子(CV:滝沢久美子 東京ムービー版)
- 金谷英美(CV:皆川純子 東京ムービー版)
- 里美茂(CV:三木眞一郎 東京ムービー版)
- 麻生舞(CV:飯塚雅弓 東京ムービー版)
- 仏師海慶(CV:関俊彦 東京ムービー版)
- 聖唐人(CV:佐々木望 東京ムービー版)
- 鷹宮紫織(CV:岡本麻弥 東京ムービー版 演:佐伯伽耶)
- 黒沼龍三(CV:梁田清之 東京ムービー版 演:羽場裕一)
- 速水英介(CV:家弓家正 東京ムービー版 演:筒井康隆)
長期連載の理由
長期連載の理由
作者の弁によれば、すでに20年前(96年ごろ)から最終回の構想はできあがっており、最終ページの構図もセリフも決まっているのだが、「もう少し置いておこう」「ちょっと寄り道を」と思った結果、話が進まなくなっているのだという。
なお、現在では考えられないが、本来は2巻程度で完結の予定であった。
また、現代を舞台にした長期作品の常として、作中の時代背景とリアルタイムの習俗のズレが大きくなっている。連載開始時点では黒電話が当たり前だったのだが、42巻(2004年)では携帯電話が登場し、ちょっとした騒ぎになった。
長期連載にも耐えうるよう、作中の小物については時代性を出さないようにしており、キャラクターの服装についても流行のファッションは取り入れず、できるだけ定番ファッションだけで回していたのだが、携帯電話ほど普及した機器は「出さない方が不自然」と判断し、苦慮の末に登場させたという。
その携帯電話ももはや時代遅れとなり、47巻(2011年)にはついにスマートフォンが登場。これで開き直ったか、スマートフォン関連商品とコラボしたCMも放送された。
アニメ
アニメ
1984年に日本テレビ他にて放送されたエイケン版と2005年から2006年にかけてAT-X、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知にて放送された東京ムービー版、1998年から1999年にかけて販売されたOVA版が制作された。
東京ムービー版は、2005年4月から2006年3月にかけて全51話が放送された。なお、半年(2クール)以上続いた深夜アニメは極めて異例(ではあるが、他にも「はじめの一歩」などがありはする)。
主題歌
オープニングテーマ
「Promise」(第1話 - 第26話)
歌 - Candy
「zero」(第27話 - 第51話)
歌 - 幾田愛子
エンディングテーマ
「やさしいさよなら」(第1話 - 第13話)
歌 - 愛名
「Step One」(第14話 - 第26話)
歌 - Sister Q
「素直になれなくて」(第27話 - 第39話)
歌 - Splash Candy
「HELLO HELLO~another star~」(第40話 - 第51話)
歌 - CORE OF SOUL
テレビドラマ
テレビドラマ
1997年7月から9月までおよび1998年4月から6月まで連続ドラマ版が、さらに1999年9月には2時間スペシャル版が、いずれもテレビ朝日系列(25局中24)局で放送されたほか、連続ドラマ版についてはテレビ高知(TBS系列局)でも放送されている。
原作第12章までを、多少のアレンジを加えた上で実写化したものだった。
なお、連続ドラマ版の平均視聴率は11.6%・11.3%と当時としてはあまり好成績とは言えなかったが、実は(本来の)放送枠であった月曜ドラマ・インにしてはこれでもまだマシな方であった(なにせ件の枠は裏番組が強力すぎて平均どころか全話1桁が当たり前だった)。そして野際陽子扮する月影千草のインパクトは語り草である。
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概要
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美内すずえによる少女漫画。舞台演劇をテーマとしておりアニメ、TVドラマ、舞台など様々なメディアで作品化されている。
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未完。
芸能界にも数多くのファンがいるにもかかわらず、作者の都合により連載は度々長期中断している。人気があるのに続きが読めない名作として有名で、ファンの間では少女漫画界のサグラダ・ファミリアと呼ばれている。
なお、作者は、「なんとかエンドマークは出したい」という主旨の発言をしてはいる。
ストーリー
ストーリー
事故により引退したかつての大女優月影千草は、ある日、貧しい家庭で育った少女北島マヤと出会う。マヤは一見何の取り柄もない平凡な少女だったが、一度見た芝居や映画のセリフや役者の動作を完璧に記憶するという特技を持っていた。また、本能的に役を理解し憑依したかのように演じるという、役者としての底知れぬ才能を秘めていた。
そんなマヤの資質を月影は見抜き、封印された自身の代表作「紅天女」を演じる女優に育て上げるべく指導にあたる。マヤも演劇の面白さに目覚めていくが、劇団での稽古中に天才である子役出身の姫川亜弓と出会い…。
登場人物
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※CVは順に1984年エイケン版、1998年OVA、2005年東京ムービー版
- 北島マヤ(CV:勝生真沙子、緒方恵美、小林沙苗 演:安達祐実)
- 姫川亜弓(CV:松島みのり、松井菜桜子、矢島晶子 演:松本恵)
- 速水真澄(CV:野沢那智/森功至、小杉十郎太、森川智之 演:田辺誠一)
- 桜小路優(CV:三ツ矢雄二、置鮎龍太郎、福山潤 演:小橋賢児)
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- 沢渡美奈(CV:菊池星子、中村尚子、本名陽子 演:有坂来瞳)
- 春日泰子(CV:羽村京子、松谷彼哉、豊口めぐみ 演:安斎恵吏)
- 水無月さやか(CV:佐々木るん、飯塚雅弓、折笠富美子 演:斉藤のぞみ)
- 小野寺一(CV:大林隆介 東京ムービー版 演:佐戸井けん太)
- 姫川貢(CV:中尾隆聖 東京ムービー版)
- 水城冴子(CV:滝沢久美子、島津冴子、佐久間レイ 演:戸川京子)
- 堀田太一(CV:坂口候一 東京ムービー版)
- 二の宮恵子(CV:恒松あゆみ 東京ムービー版)
- 田淵エミ(CV:榎本温子 東京ムービー版)
- 真島良(CV:浪川大輔 東京ムービー版)
- 乙部のりえ(CV:伊藤静 東京ムービー版 演:佐伯日菜子)
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- 麻生舞(CV:飯塚雅弓 東京ムービー版)
- 仏師海慶(CV:関俊彦 東京ムービー版)
- 聖唐人(CV:佐々木望 東京ムービー版)
- 鷹宮紫織(CV:岡本麻弥 東京ムービー版 演:佐伯伽耶)
- 黒沼龍三(CV:梁田清之 東京ムービー版 演:羽場裕一)
- 速水英介(CV:家弓家正 東京ムービー版 演:筒井康隆)
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作者の弁によれば、すでに20年前(96年ごろ)から最終回の構想はできあがっており、最終ページの構図もセリフも決まっているのだが、「もう少し置いておこう」「ちょっと寄り道を」と思った結果、話が進まなくなっているのだという。
なお、現在では考えられないが、本来は2巻程度で完結の予定であった。
また、現代を舞台にした長期作品の常として、作中の時代背景とリアルタイムの習俗のズレが大きくなっている。連載開始時点では黒電話が当たり前だったのだが、42巻(2004年)では携帯電話が登場し、ちょっとした騒ぎになった。
長期連載にも耐えうるよう、作中の小物については時代性を出さないようにしており、キャラクターの服装についても流行のファッションは取り入れず、できるだけ定番ファッションだけで回していたのだが、携帯電話ほど普及した機器は「出さない方が不自然」と判断し、苦慮の末に登場させたという。
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東京ムービー版は、2005年4月から2006年3月にかけて全51話が放送された。なお、半年(2クール)以上続いた深夜アニメは極めて異例(ではあるが、他にも「はじめの一歩」などがありはする)。
主題歌
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歌 - Candy
「zero」(第27話 - 第51話)
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エンディングテーマ
「やさしいさよなら」(第1話 - 第13話)
歌 - 愛名
「Step One」(第14話 - 第26話)
歌 - Sister Q
「素直になれなくて」(第27話 - 第39話)
歌 - Splash Candy
「HELLO HELLO~another star~」(第40話 - 第51話)
歌 - CORE OF SOUL
テレビドラマ
テレビドラマ
1997年7月から9月までおよび1998年4月から6月まで連続ドラマ版が、さらに1999年9月には2時間スペシャル版が、いずれもテレビ朝日系列(25局中24)局で放送されたほか、連続ドラマ版についてはテレビ高知(TBS系列局)でも放送されている。
原作第12章までを、多少のアレンジを加えた上で実写化したものだった。
なお、連続ドラマ版の平均視聴率は11.6%・11.3%と当時としてはあまり好成績とは言えなかったが、実は(本来の)放送枠であった月曜ドラマ・インにしてはこれでもまだマシな方であった(なにせ件の枠は裏番組が強力すぎて平均どころか全話1桁が当たり前だった)。そして野際陽子扮する月影千草のインパクトは語り草である。
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