視覚障害者も遊べる上毛かるた、制作中 触って絵柄わかる木彫に

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「みんなとつながる上毛かるた」の制作メンバーと成型版の絵札。前列左が三輪途道さん、同右が斎藤玄志さん=前橋市荒牧町の群馬大学で2023年7月18日午後2時34分、増田勝彦撮影
「みんなとつながる上毛かるた」の制作メンバーと成型版の絵札。前列左が三輪途道さん、同右が斎藤玄志さん=前橋市荒牧町の群馬大学で2023年7月18日午後2時34分、増田勝彦撮影

 視覚障害の有無に関わらず楽しめる郷土かるた「みんなとつながる上毛かるた」の制作が進められている。全盲の彫刻家、三輪途道(みちよ)さん(群馬県下仁田町)が代表を務める一般社団法人メノキと、眼鏡チェーン「JINS」を展開するジンズによる「ミルミルつながるプロジェクト」の一環。群馬大の学生も協力し、中之条町で9月に開催される国際芸術祭「中之条ビエンナーレ」でのお披露目を目指している。

 視覚障害者も楽しめるかるたとしては「点字付百人一首」がある。百人一首に詳しく、競技会にも出場する群馬大4年の斎藤玄志さんが「上毛かるたでもできないか」と県立点字図書館の細川智子館長に相談。三輪さんに働きかけ、2021年秋にメノキとジンズの共同事業としてスタートした。上毛かるたの著作権の調整に時間を要したが、7月に手の感触で絵柄がわかる木彫のかるたが完成した。

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