商船三井、紅海迂回費用は業績予想に一定織り込み－運賃値上げ検討

商船三井は梅村尚最高財務責任者（ＣＦＯ）は31日の決算会見で、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による船舶への攻撃で緊迫化する紅海について、同海域を迂回する費用は足下の業績予想には「ある程度」織り込んでいると明らかにした。

• 短期的には費用が先行するが、来期以降は中東情勢などで上昇している市況を考慮した運賃設定に
  • 中東情勢による来期の業績への影響は現時点ではコメントできない、もう少し状況を見定めつつ来期予想を策定する
• ロシア北極圏の液化天然ガス（ＬＮＧ）開発事業「アークティックＬＮＧ２」に対する米国制裁への対応については関係者と協議中
  • 関係者と契約内容などを協議しており、現時点で業績への影響についてはコメントできない
• 備考：商船三井はアークティックＬＮＧ２向けに砕氷ＬＮＧ船３隻の定期用船契約などを締結している
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