政府クラウド、さくらインターネットを提供事業者に選定

政府クラウド、さくらインターネットを提供事業者に選定
 11月28日、河野太郎デジタル担当相(写真)は閣議後会見で、国や地方などの行政機関が利用するクラウドサービスの基盤となるガバメントクラウド(政府クラウド)の提供事業者に、日本企業として初めてさくらインターネットを選定したと表明した。写真は都内で9月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)
[東京 28日 ロイター] - 河野太郎デジタル担当相は28日の閣議後会見で、国や地方などの行政機関が利用するクラウドサービスの基盤となるガバメントクラウド(政府クラウド)の提供事業者に、日本企業として初めてさくらインターネット(3778.T), opens new tabを選定したと表明した。これまではアマゾン、グーグル、マイクロソフト、オラクルのサービスが対象に選ばれていた。
河野デジタル相は、さくらインターネットが2025年度末までにすべての技術要件を満たすことを条件に対象事業者に選定したと説明。「これまでは国産でない海外からの提供だったが、今回初めて国産のガバメントクラウドの可能性が出てきたので、ぜひ頑張っていただきたい」と語った。
同社は28日、選定を受けて25年度中のサービス提供を目指すと発表した。周辺機能の一部はマイクロソフトの製品などを利用して開発するという。

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