ウクライナ戦争の「悲劇」停止の方策考える必要、プーチン氏 G20で

ウクライナ戦争の「悲劇」停止の方策考える必要、プーチン氏 G20で
ロシアのプーチン大統領は、オンライン形式によるG20首脳会議で、ウクライナ戦争の「悲劇」を止める方策を考える必要があると語った。22日、モスクワで撮影(2023年 ロイター/Sputnik/Mikhail Klimentyev/Kremlin via REUTERS)
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は22日、オンライン形式による20カ国・地域(G20)首脳会議で、ウクライナ戦争の「悲劇」を止める方策を考える必要があると語った。
2022年2月のウクライナ侵攻開始後、G20首脳会議での初の演説となる。また、ウクライナに絡むプーチン大統領の発言としては最もハト派的な内容の一つ。
G20首脳の間から、ウクライナ侵攻の継続は衝撃という発言が聞かれたことを受け、プーチン大統領は「軍事行動は常に悲劇だ」と指摘。「無論、この悲劇を止める方法を考えるべきだ」とし、「ロシアはウクライナとの和平交渉を拒否したことは一度もない」と強調した。
さらに、ロシア大統領府(クレムリン)が通常使用するウクライナに対する「特別軍事作戦」という文言は使わず、「この戦争、そして人々の死は衝撃以外の何ものでもないと理解している」と述べた。
その上で、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの衝突が続くパレスチナ自治区ガザの情勢について、「ガザにおけるパレスチナ人の死は衝撃的ではないのだろうか」とも述べた。

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