B'z×WOWOW放送記念レビュー第4弾|35年かけて到達した前人未到の領域

5月よりWOWOWで放送されているB'z結成35周年記念特集の第4弾が、8月12日にオンエアされる。

WOWOWでは「B'z Live History」と題し、過去のB'zのライブ映像を厳選してオンエア。最終回となる「B'z Live History Vol.4」では、2015年のライブから2023年の最新映像までが放送される。音楽ナタリーでは、このプログラムと合わせてB'zの特集連載を公開中。同じく最終回となる本記事では、2010年代半ばから現在までのB'zの歩みを紐解きながら、番組の見どころをピックアップして紹介する。

また前回に続き、B'zを愛する著名人によるコメントも掲載。今回は斎藤工とダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)が選ぶ、2015年から現在までで一番好きな楽曲を紹介する。

文 / 西廣智一

B'z流の極上エンタテインメントショー

Apple MusicやSpotifyをはじめとする月額課金制音楽ストリーミングサービスが日本に上陸したことにより、リスナー側の音楽に対する接し方が大きく変化し始めた2010年代半ばから後半。それまではCD主体だったヒット曲に対する概念も変わっていった。YouTubeやTikTokなどのSNSから思いもしないメガヒット曲が生まれることも急増し、その傾向は2020年代に入ってさらに強くなっている。

WOWOWで5月から放送されてきた、B'zの35周年を記念した特別プログラム「B'z Live History」は8月12日オンエアのVol. 4で最終回を迎える。最終回では華々しいデビュー25周年を経て、ロックバンドとして前人未到の領域へ突入し始めた2015年から2023年までを、貴重なライブ映像とともに振り返っていく。

25周年を祝う一大プロジェクトを成功させた松本孝弘(G)と稲葉浩志(Vo)は、2014年をまるまる各自のソロ活動に充てたため、この年はB'zとしてのライブ活動は行っていない。B'zがライブを実施しなかったのは2004年以来のことで、このときも15周年イヤーを終えたあとだっただけに、松本と稲葉にとっての2014年は次の10年へ向けたインプットの1年だったのだろう。

しかし、ソロ活動と並行してB'zの次作制作は秘密裏に行われており、2015年に入ると同時に51枚目のシングル「有頂天」を発表する。さらに、同年3月には前作「C'mon」(2011年発売)から3年8カ月ぶりのニューアルバム「EPIC DAY」をリリース。B'z本来の持ち味である豪快なハードロックと流麗なメロディを持つバラードがバランスよく配置され、1980年代後半から2010年代までをサバイブしてきた彼らの矜持が伝わる、“これぞB'z”と断言できる王道の1枚だった。

この快作を携えたB'zは、アルバム発売翌週から約4カ月にわたる全国ツアー「B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」を開始。ホール、アリーナ、ドーム、スタジアムと会場の規模が多岐にわたった本ツアーでは、クレーンで吊り上げられたレーシングカーが落下して爆発したり、巨大なバルーンが登場したりと、B'zならではのド派手な演出に会場が沸いた。今回のWOWOWのプログラムでは、真紅のフラッグがステージの至るところから吊るされた演出が印象的な、スタジアム公演のオープニングナンバー「RED」(ツアー中の2015年6月に52ndシングルとして発表された楽曲)を筆頭に、メロウで官能的な松本のギターソロ、先のレーシングカーを用いたサプライズ演出をフィーチャーした「BURN -フメツノフェイス-」をオンエア予定。B'z流の極上エンタテインメントショーを、とくとご堪能いただきたい。

このほか、2015年のB'zのライブトピックとして挙げておくべきは、11月19日にステラボールで実施された初のファンクラブライブ「B'z SHOWCASE 2015 -品川有頂天NIGHT-」だろう。この年は先のツアー以外にも「テレビ朝日ドリームフェスティバル」への4年ぶりの出演なども実現し、前年のライブシーン不在を払拭するようなアクティブさを見せてくれた。

「B'z Live History Vol.4」より。

「B'z Live History Vol.4」より。

夏フェスへの本格参入

そんな精力的な2015年を終えると、翌2016年は再びソロ活動主体の1年に。B'zとしてのライブ活動は再び休眠状態に入るが、そんな中でも「世界はあなたの色になる」や「フキアレナサイ」といった配信シングルがリリースされており、松本と稲葉が各々のソロ活動と同時にB'zとしての創作活動も断続的に行っていたことが伺える。

2017年に入ると、稲葉がスティーヴィー・サラスとのプロジェクト「INABA / SALAS」を始動させ、松本もダニエル・ホーとの共作アルバム「Electric Island, Acoustic Sea」を発表。ともにソロアーティストとしてのキャリアを追求していくのかと思いきや、同年6月にはB'zの53枚目のシングル「声明 / Still Alive」をリリースして、バンドとしての活動が活発化し始める。7月に入ると鹿児島での「SHOWCASE」公演「B'z SHOWCASE 2017 -必殺日置人-」や、8年ぶりとなる「SHOWCASE」ツアー「B'z SHOWCASE 2017 -B'z In Your Town-」を開催し、8月には日本を代表する野外ロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」へ初出演を果たした。

中でも「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」では、同フェス最大キャパのGRASS STAGEで初日のトリを務め、入場規制がかかるほどの大盛況ぶりを見せた。B'zをひと目見ようと思ったのは、オーディエンスだけではなく、この日ステージに立ったほかの出演アーティストも同様。多方面で話題を呼んだ松本と稲葉は、全11曲にわたる圧巻のステージを展開し、そのパフォーマンスはロッキン史上屈指の名演として現在まで語り継がれている。今回の「B'z Live History Vol.4」では、この日のライブから名曲「ultra soul」をピックアップ。この映像を通じて、歴史的瞬間を追体験してほしい。

夏フェスへの本格参入で得た手応えは、2017年11月発売の20thアルバム「DINOSAUR」にもしっかりと反映されていた。自らを“恐竜=時代遅れなもの”と銘打ったタイトルは、一見すると自虐的に受け取れるものの、その一方で「時代を経てもなお変わらないワン&オンリーな存在」と解釈することもでき、前作「EPIC DAY」をさらに進化 / 深化させたハードロック&バラード、フュージョン寄りのクールな楽曲やダンサブルなファンクロック、レイドバックしたアコースティックナンバーなど、バラエティ豊かなB'zサウンドを味わうことができる良作に仕上がっている。

アルバム発売後、12月14日からは翌2018年2月まで続く全国ツアー「B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"」が開催された。彼らが年跨ぎでツアーを行ったのは、実に26年ぶりのこと。ツアーの合間には屋内ロックフェス「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2017」にも初参加した。

ドーム&アリーナを中心にまわった「B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"」は、デビュー30周年への前哨戦的なものでもあり、ステージに巨大な恐竜のバルーンロボットが出現するなど、B'zらしい演出が随所にちりばめられた圧倒的な世界観で観る者を魅了。アルバム「DINOSAUR」収録曲を軸にしつつ、初期の人気曲「孤独のRunaway」から最新シングル「Still Alive」まで幅広く選曲し、オーディエンスを楽しませてくれた。

「B'z Live History Vol.4」より。

「B'z Live History Vol.4」より。

30周年という節目

「B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"」を終えたB'zは、春からデビュー30周年プロジェクトを本格始動させた。初の大型エキシビション(展示会)として行われた「B'z 30th Year Exhibition "SCENES" 1988-2018」に続き、7月からは5年ぶりの「Pleasure」ツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」を開催する。巨大なステージセットや派手な演出、30年分の歴史が凝縮されたセットリストはまさにお祭りと呼ぶにふさわしい内容。曲中盤で「HINOTORI」を交えたドラマチックなアレンジの「LOVE PHANTOM」ではひさしぶりとなる稲葉の空中ダイブ演出が飛び出すなど、大きな節目を乗り越えたB'zが「HINOTORI(火の鳥)=不死鳥」へと進化していくのだという、強い意志が感じられた。

激しいロックサウンドを武器とするバンドがメジャーの第一線で、30年にわたり活躍し続けるという偉業を成し遂げたB'zは、いよいよここから未知の領域へ突入することになる。これまでは大きな節目のあと、個々のソロ活動に移ることが多かったB'zだが、2019年は前年のツアーの勢いをそのまま引き継いで活動し、5月には前作「DINOSAUR」から1年半という短いスパンでニューアルバム「NEW LOVE」を届けた。シングル曲を含まないものの、「兵、走る」や「WOLF」「マジェスティック」と耳馴染みのあるタイアップ曲が多く含まれた本アルバムは、アンセミックでパワフルなロックチューンからブルースやソウルを下地にした楽曲まで、幅広いジャンルを統一感の強いサウンドで見事にまとめ上げた会心の1枚となっている。

アルバムリリース後の6月からは、全36公演におよぶ全国ツアー「B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-」を開始。約3カ月にわたるこのツアー中、7月6日の大阪城ホール公演にて“LIVE-GYM”の公演回数が通算1000回に到達するなど、前年からのポジティブな空気をライブ全体から感じることができた。また、このツアーからバンドのサポートメンバーを一新。そういった要素がライブにフレッシュさを加えることにつながり、その一端は今回オンエアされる「マイニューラブ」からも感じ取れるはずだ。なお、B'zはこの年の夏、10年ぶりに「SUMMER SONIC」に出演。日本人アーティストとして同フェス初のヘッドライナーを務めるという偉業も成し遂げている。

誰も真似できない地点へ

新たな一歩を踏み出した2019年を経て、その勢いはさらに加速するはずだった2020年。日本のみならず世界中に未知のウイルスが蔓延し、その足取りは停滞してしまう。有観客公演がままならない環境下で、無観客配信ライブが一般化し始めた中、B'zもこの年の秋に初の試みとして無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-」を開催。1988年から2020年までの全キャリアを5つの時代に分け、Zepp Haneda(TOKYO)から5週連続で配信してみせた。全キャリアを振り返る、セットリストが毎回異なる内容だったからこそ、中には10~20年以上ぶりに披露される楽曲も含まれ、ダイナミックなバンドサウンドを生で体験することこそできなかったものの、配信ならではの画角やシチュエーションを含め、ファンには非常に貴重な機会となった。また、コロナの影響でバンドメンバーを日本人のみで固めたこともこの公演の特色。前年の「B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-」ともまた異なる魅力を、披露された楽曲群から見つけることもできたのではないだろうか。WOWOWのプログラムでは、全5公演から印象的な楽曲をそれぞれピックアップしているので、ぜひお楽しみいただきたい。

2021年に入っても状況は一進一退を繰り返し、多くのアーティストがなかなか以前のようなライブを行うことができずにいた。それはB'zにとっても同様だったが、この年の9月には2年ぶりの有観客ライブとなるバンド初の企画プロジェクト「B'z presents UNITE #01」を敢行。1990年代以降の日本の音楽シーンで、B'zとともに数々の偉業を成し遂げてきたMr.Children、GLAYとの初共演は大きな話題となり、会場に足を運べないファンのために有料配信も実施された。さらに、11月には最新ミニアルバム「FRIENDS III」(同年12月発売)を含む「FRIENDS」シリーズのコンセプトライブ「B'z presents LIVE FRIENDS」も実現。観客が声を出せないタイミングだからこそ、ストリングス隊を交えた演奏と歌を堪能することができたこのライブは、ベテランの域に達したB'zならではの説得力が伝わる、大人の魅力満載のステージとなった。

そして、規制が少しずつ緩和された始めた2022年5月、B'zはついに約3年ぶりの全国ツアー「B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-」を開始する。22ndアルバム「Highway X」のリリース(同年8月発売)より前に始まったこのツアーでは、同作収録の新曲がいち早く披露されるなど非常に挑戦的な内容だったが、待ちに待ったB'zのツアーとあって、多くのファンから好意的に受け入れられた。常に新たなチャレンジと果敢に向き合ってきた彼らの攻めの姿勢は、今回オンエアされる「SLEEPLESS」や「Highway X」といった楽曲からもしっかり伝わることだろう。

2023年1月末以降、コロナ禍以降の音楽ライブにおける規制が徐々に解除されていき、観客の“声出しOK”やマスクなしでのライブ観覧なども復活。そんなタイミングにデビュー35周年を迎えたB'zは、7月に約6年ぶりとなる54thシングル「STARS」を発表した。これと前後して、6月17日には全28公演にわたる「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」がスタートしており、このツアーの模様も、今回のプログラムでは一部紹介される予定だ。これから「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」に足を運ぶ方も、すでにライブを観た方も、そしてしばらくB'zのライブを観ていない方も、35年という長い歳月を経て誰も真似できない地点へと到達した、B'zの“究極のエンタテインメント”に触れていただけたら幸いだ。

35周年という節目を越えたあとも、B'zはさらなる高みを目指して日々切磋琢磨を続けることだろう。そして、今後も我々がまだ体験したことのないエンタテインメントの数々を、いろいろな場面で提示してくれるはずだ。

「B'z Live History Vol.4」より。

「B'z Live History Vol.4」より。

斎藤工とダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)が選ぶ、
2015年から現在までで一番好きなB'zの楽曲

斎藤工

斎藤工

「Exit To The Sun」(2015年リリース「EPIC DAY」収録 / NHK「ダークスーツ」主題歌)

結成35周年おめでとうございます
まさかB'zさんが私の主演ドラマの主題歌を担当して下さる日が来るなんてと
今でも特別な出来事だったと思っています
そして大きな組織を内部から根こそぎ変えようとする役柄を演じる上でも
この楽曲に大いに支えられ
また叱咤激励を頂きながら作品に臨んだ記憶がはっきりとあります
多くの方がそうだと思いますが
B'z史を振り返っていたら自分の半生の振り返りになっていました
特に「LOOSE」は人生で最も聴いたアルバムです
当時はうぶな中学生とかでしたが
中でも「BIG」には受験やオーディションを後押しして貰ったり
異性の生態を教えて貰ったり笑
思春期の自分の心が纏っていたアルバムです
別アルバムですが「Mステ」での「SNOW」のパフォーマンスが最高にかっこよかった記憶も鮮明です
そしてコロナ禍での「B'z presents UNITE」は痺れました

プロフィール

斎藤工(サイトウタクミ)

1981年8月22日生まれ、東京都出身。モデル活動を経て、2001年に俳優デビュー。2022年公開の映画「シン・ウルトラマン」では主演に抜擢された。2023年に入ってからはドラマ「警視庁アウトサイダー」「イチケイのカラス スペシャル」「超人間要塞ヒロシ戦記」、映画「イチケイのカラス」「レジェンド&バタフライ」「零落」「シン・仮面ライダー」といった作品に出演。俳優のほか映画監督としても活動しており、9月1日には最新長編監督作「スイート・マイホーム」が公開される。

ダイスケはん

ダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)

「Black Coffee」(「EPIC DAY」収録)

この曲はシンプルな大きなビートのイントロから入って、細かいビートを感じさせるAメロ~Bメロ、そして僕がB'zで好きなニュアンスのアーバンかつメランコリックを感じるサビが再び大きなビートで展開していくっていう辺りが特にお気に入りです。
その演奏の中を泳ぐように歌う、稲葉さんの艶やかでセクシー、そしてソリッドな声がグッときます。

この曲にまつわる話ではないので大変恐縮ですが……

2021年、B'zが新たに立ち上げたライブプロジェクト「UNITE」で、誰もが予想だにしなかったMr.ChildrenとGLAYと対バンするっていうとんでもないライブ(しかも有観客)の開催は、コロナ禍真っ只中で向かい風が吹いてたエンタメ業界にめちゃくちゃ明るい光を照らしてくださいました。
キャリア・経験値はお二人に到底及びませんが同じエンタメ業界にいる身として、本当に嬉しかったです!

稲葉さんと桜井さん・TERUさんとのYouTubeでの対談も正座して拝見しました。
(すいません、実際は正座してません…)

35周年を迎えた今もなお、シーンのトップランナーとして走り続けるB'zのご活躍をファンとして楽しみ、そして音を鳴らす者としては、これからも勉強させて頂きます!

プロフィール

ダイスケはん

1998年に東京・八王子市にて結成されたマキシマムザ亮君、ダイスケはん、上ちゃん、ナヲの4人組ロックバンド、マキシマム ザ ホルモンの“キャーキャーうるさい方”。2013年発売のアルバム「予襲復讐」は3週連続でオリコンアルバムチャート1位を獲得し、40万枚を超えるセールスを記録した。2023年7月に、ファンが働く飲食店を中心とした「腹ペコえこひいき加盟店」限定でニューシングルを先行発売。現在同シングルの表題曲「恋のアメリカ」のミュージックビデオが公開中。


プロフィール

B'z(ビーズ)

松本孝弘(G)と稲葉浩志(Vo)により1988年に結成され、シングル「だからその手を離して」とアルバム「B'z」の同時発売でデビューを果たす。1989年に「BAD COMMUNICATION」のヒットで注目され、翌1990年に発表した「太陽のKomachi Angel」が初のチャート1位を記録。また1991年に発表したシングル「LADY NAVIGATION」が100万枚を超えるセールスを記録し大ブレイク。その後現在まですべてのシングルが1位を獲得し、歴代シングル首位獲得数、アーティストトータルセールス数などで歴代1位の記録を更新している。2007年にはその功績が認められ、アメリカのHollywood's RockWalkの殿堂入りという快挙を成し遂げる。またエンタテインメントショーさながらの派手なパフォーマンスに定評があり、ライブはホール、アリーナ、ドーム、スタジアムなどあらゆる会場で開催されている。2023年3月にデビュー35周年記念イベント「B'z presents -Treasure Land 2023-」を開催。6月に5年ぶりの大型ツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」がスタートし、7月12日には通算54枚目となるニューシングル「STARS」を発売した。