実りごろごろ、おばこ梅 酒田、収穫終盤

2023/7/11 07:41
収穫が終盤を迎えている酒田市特産のおばこ梅=同市

 酒田市で「おばこ梅」の収穫が終盤を迎えている。酒田酒造(同市、佐藤正一社長)は、同市山楯の園地で梅酒用に栽培しており、梅酒は冬に完成する予定。

 おばこ梅は同市松山地域を中心に栽培されており、香りが高く、果肉が崩れにくいのが特長の中粒品種。梅干しや梅酒などの加工に向いている。同社は15年ほど前から栽培を始め、園地には現在、70本の木がある。今年は霜の被害が少なく、例年より豊作だという。日本酒や砂糖、焼酎と一緒に約3カ月漬け込み、梅酒を造る。

 梅の木70本のうち、NPO法人ひらた里山の会(佐藤忠智代表理事)が7本を管理している。8日は同会が収穫体験会を企画し、約30人が参加した。棒で枝を揺すり、地面に敷いたブルーシートの上に落とした実を拾い集め、収穫していた。

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