◆北京冬季五輪 ▽スピードスケート
女子団体追い抜きで銀メダルとなった高木美帆(日体大職)、高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(ANA)が15日、北京市内でメダル授与式に出席した。
ゴール目前の転倒で2連覇を逃し、号泣した決勝から約4時間後。試合会場から離れた授与式の会場で日本の3人は歓声とともに迎えられた。高木菜は悔しさをグッとこらえ、高木美、佐藤と手をつないで表彰台には笑顔で上がった。銀メダルを受け取り「やっぱりみんなで金を取りたかったし、何で転んでしまったんだろうなっていう思いがある。でも、押切(美沙紀)含め4人でずっと同じチームで練習して歩んできた4年間は自分たちの宝物。まだまだ受け入れるまでに時間がかかるけど、このメンバーだからこそ、今ここに立っていられるのかなと思います」と心境を語った。
19日には前回金メダルの女子マススタートが控えている。今大会最後のレース。「2年間一度もやってこなかったマススタート。どこまで挑戦できるか、計り知れないところはあるけど、(佐藤と)二人で力を合わせてメダルを取りにいけたら」と前を向いた。