北海道の風力発電、自前で送電線 稚内に投資1000億円
北のゼロカーボン都市 電線の檻を開ける㊤
洋上風力発電を筆頭に再生可能エネルギー開発の最適地とされる北海道。ただ送電網は脆弱でポテンシャルを十分に生かせずにいる。「宝の持ち腐れ」にはさせまいと再生エネ事業者が自ら送電網の整備に動いた。
「ようやく風力発電専用の送電線ができた」。風力発電国内大手、ユーラスエナジーホールディングス(HD、東京・港)の加藤潤稚内支店長は強調する。北海道稚内市と中川町などを結ぶ全長78キロメートルの送電線が20...
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