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公立病院の半数、コロナ補助金で黒字化か 中部6県で21年度

2023年7月20日 05時05分 (7月20日 18時01分更新)
 中部六県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀)の公立病院の二021年度決算で、全100病院のうち半数近い47病院が、新型コロナウイルス禍前の赤字経営から脱し、黒字化していたことが分かった。コロナ用の病床を確保するため国が設けた補助金「病床確保料」などが、収入を大幅に押し上げたとみられる。(斎藤雄介)
 総務省が公表した公立病院の決算書類から、中部6県分を本紙が分析し、本業の医業や補助金収入などの収支を表す「経常損益」がコロナ禍で黒字化した病院を抽出した。
 47病院の収支をコロナ禍前の19年度と比べると、平均で8億3300万円改善した。改善幅が10億円以上だったのは計16病院あり、最大で30億円...

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