2024年の訪日客、過去最高の3310万人 JTB予測
JTBは20日、2024年の年間旅行動向見通しを発表した。インバウンド(訪日外国人)は新型コロナウイルス禍前の19年を4%上回る3310万人となり、1981年の調査開始以来過去最高となる。22年10月に水際対策が緩和されてから欧米やアジアからの訪日客が伸びており、傾向が続くと見ている。
24年の海外への旅行者数は1450万人と、19年の7割まで回復する。23年からは約5割増える。物価高や円安で、1人あたりの海外旅行費用は34万2100円と19年より10万4900円高くなる。国内旅行と海外旅行を合わせた総旅行人数は、19年比8%減の2億8750万人になる見通しだ。
24年の国内旅行者数は23年比3%減の2億7300万人を見込む。23年のコロナ明けで活況だった「リベンジ消費」が一服する。単価は23年と変わらずの4万3200円で、19年(3万8100円)と比べると13%増える。
JTBグループが消費者アンケートや観光関連のデータ、経済動向調査などから予測した。
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