共感工房 “フェイクがいかんのだと思います”

◆ 何やら、えらく大げさなことになっているようですが …

~~< 以下 引用 >~~   ■ AIの透明性確保促す 事業者向け指針の骨子案提示―政府 ⇒ https://is.gd/ij5UNc ■

 政府は8日、人工知能(AI)に関する政策の方向性を議論する「AI戦略会議」(座長・松尾豊東大大学院教授)の第5回会合を開いた。AIの開発やサービス提供などを行う事業者向けの新たなガイドライン(指針)の骨子案を提示。同案には信頼できるAIの構築に向け、開発者やサービス提供者など事業主体別に適切な情報開示を要請し、透明性確保を促すことを盛り込んだ。


◆ ネットの世界では、以前からそんなことはあたりまえ。

 要するに、利用者の良識に任せられていたのです。ネットの世界には、いわゆる“著作権”的なものはありませんでした。ネットの世界では、“マネのし放題”。[ #著作権 ]

 私の“株の鉄人レース”など、ネットを利用した革新的なゲームでしたが、ネットでゲームをはじめてすぐに大手証券会社がマネをし、新規取引口座獲得に奔走していました。

 あげくは、著作権には人一倍やかましい日経新聞までマネをする始末。そうなると、もう、収拾がつかない。


 蛇足ですが、私がホリエモン氏をけなすのは、ホリエモン氏に革新的発想があるのではなく、彼は単に人のマネが上手なだけの人だからです。

 私は、はじめて“ライブドア”のサイトを見た時に驚きました。まるで、ヤフーのそっくりさん。サイトのロゴがヤフーからライブドアになっているだけでした。(→ 注1)

 今風に言えば、ヤフーの完璧な“フェイク”のサイトでした。[ #フェイク ]

 さらに言えば、彼が逮捕されて有罪になったのも、“証券取引法”を良識的に理解しないで自分に都合のいいように悪用したから。裁判官には、“詐欺師”とみなされたのです。


◆ なので、私はネットで何かを始める時には、まずは特許を取得することにしました。

 ネットに特許はないので、いわゆる“システム特許”をめざしました。システム特許で有名なのは、アマゾンの通称“ワンクリック特許”ですかね。

 アマゾンが脚光を浴び始めた頃は“ビジネスモデル特許”と表現されましたが、実は、日本にはビジネスモデル特許という考え方はありません。あくまでも“システム特許”です。[ #システム特許 ]

 コンピュータシステムではそんな考え方はあたりまえのことですが、ネットでは当たり前のことでもなく、そんなしくみがアメリカでは特許になっていました。


 ちなみに、特許審査に厳しい日本では、ワンクリック特許は特許にはなりませんでした


◆ 蛇足ですが、紙媒体では、ネット媒体で騒動になる前から著作権の類はやかましく守られていました。

 私も、大学院で研究者の端くれだった頃には、正式な論文などでは、文章を引用したりアイデアを借用した場合には必ず“参考文献”などとして添付しろと指導されました。

 そうしないと、“研究内容を盗用された”と大騒動になります。良識をわきまえた人たちは、盗用を極端に嫌います。それは、自分の存在がないがしろになってしまうからです。


 ということで、私は、マイクロソフトの“Bing AI”を高く評価しています。[ #Bing AI]

 Bing AIは、文章としても洗練されており、参考文献の添付もしっかりしていて盗用の感じもない。ネット界に多い、“煽りを目的とした下品なシステム”とはひと味違います。[ #下品ではない ]

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●(注1)  ホリエモン氏やライブドアなどに関連したことについては、2008.07.17のブログ 『悪貨は良貨を駆逐するでは』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2MWrXIR ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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