浜松を「バレーボールの街に」 ブレス浜松が地域との連携強化構想

大平要
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 【静岡】Vリーグ2部に所属する女子バレーボールの市民球団「ブレス浜松」は21日、浜松市を中心とする県西部地域との連携を強化する構想を発表した。地域を「バレーボールシティ」と位置づけ、チームとして地域活性化や様々な社会課題の解決に取り組む。チームの特色を鮮明にし、来年秋に発足する「SVリーグ」入りをめざす。

 構想では、ユースチームを抱えるスポーツクラブを設け、地域の学校とも指導者交流などを進める。行政や地域企業と連携し、スポーツ教育やヘルスケアなど新しいビジネスづくりにも取り組む。地域の子どもたちをホームゲームに招待したり、SVリーグ加盟に向けた署名活動をしたりして知名度も上げていく。

 石川彰吾共同代表は「浜松アリーナでは過去に大きな試合が何度も行われ、市内にはバレーボールの盛んなブラジル人も多く住む。バレーボールの街にふさわしい」と話した。

 日本バレーボールリーグ(Vリーグ)機構は、世界最高峰をめざすSVリーグを来年秋に立ち上げる。5千人以上が入場できるホームアリーナでホームゲームの8割以上を開催することや、育成のためのユースチームを設けるなどの要件を設定。現在、ブレスを含め15チームが名乗りを上げているという。(大平要)

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