オウくんの居るSEED HD版　PHASE-2 視界の端に見た…… 前編。

？？「二人ともシートの後ろに、この機体だけでも……私にだって動かせるくらい……」

オウ「あ、はい……たわわだ」

？？「黙ってなさい！」

オウ「イエッサー！」

キラ「ガン…ダム……？」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ーーー

ミゲル『アスラン！』

アスラン『ラスティは失敗だ』

ミゲル『なにぃ？』

アスラン『向こうの機体には、地球軍の士官が乗っている』

キラ「ああ！？サイ、トール、カズイ！？」

オウ「何てこった……まだ逃げきれてないのか！？」

ミゲル『ちぃい！？』

？？「うぅう……」

キラ「うわぁあああ！」

オウ「撃ってきた！あいつら殺しに来てるぅうう！」

ミゲル『ならあの機体は俺が捕獲する、お前はそいつを持って、先に離脱しろ！』

オウ「来た来た来た！避けてぇ！」

？？「くぅう！」

ﾊﾞｼｭｩｳｳｳ

キラ「うぁああ！！」

オウ「ぎゃああ！？」

？？「下がってなさい！死にたいの！？」

キラ「すみません！」

オウ「また来た！早く避けてぇ！」

キラ「うぁああああ！？」

？？「くぅうう！？」

ピッ『PHASE SHIFT』 ｼｭｳｳｳｳﾝ

ｷﾞｨｨｨﾝﾝﾝ！！

ミゲル『なにぃいいい！？』

オウ「う、受け止めた……」

キラ「このMS……」

ミゲル『こいつぅ！どうなってるんだ、こいつの装甲はぁ！？』

アスラン『こいつらはフェイズシフトの装甲を持つんだ、展開されたらジンのサーベルなど通用しない』

ミゲル『お前は早く離脱しろ、いつまでもうろうろするな』

オウ「おいおい殺意高いな！諦めろよいい加減！」

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

オウ「あんたも一発くらい当ててくれよ！本当に死ぬぞ！」

？？「わかってるわよ！！」

キラ(これって……まだ！)

ミゲル『ふん！いくら装甲がよかろうが！！そんな動きでぇ！！』

ｽﾞﾝ!ｷﾞｨｲﾝ!!

「「「うぁあああああ！？」」」

ミゲル『生意気なんだよぉ、ナチュラルがMSなど！！』

キラ「くぅう！」

ｶﾁｯ、ｷｭｨｲﾝ

ｽﾞﾄﾞｫｵｵﾝ！！

ミゲル『ぐぁあああ！？』

オウ「うぉおお！？ナイスタックル！！」

？？「キミ……？」

キラ「ここにはまだ人が居るんです！こんな物に乗ってるんだったら何とかしてくださいよ！！」

ミゲル『くうぅう、ぐぅううう！！』

オウ「また立ってくるぞ！？早く何とか……おい、なんだこりゃあ……？」

キラ「無茶苦茶だ！こんなOSで、これだけの機体を動かそうなんて！！」

？？「まだ全て終わってないのよ、仕方ないでしょう！？」

オウ「だったらここで組み上げちまおう！スパゲッティも糞も無い！キラ！！」

キラ「どいてください！早く！！」

？？(この子……)

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ミゲル『こんのぉ……』

ｺﾞｳｯ！

オウ「来たぞ！さっきのバルカン！」

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

ミゲル『なにぃ！』

オウ「崩れた！今！」

ﾊﾞｷﾞｨｲｲｲ

ミゲル『うぁあああ！』

オウ「ナイス右カウンター！」

キラ「黙ってて！」

オウ「あ、ハイ」

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

キラ「キャリブレーション取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定…、チッ！なら疑似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結！ニュートラルリンケージ・ネットワーク、再構築！メタ運動野パラメータ更新！フィードフォワード制御再起動、伝達関数！コリオリ偏差修正！運動ルーチン接続！システム、オンライン！ブートストラップ起動！」

ミゲル『何なんだあいつ、急に動きが！』

キラ「武器！あとは……アーマーシュナイダー、これだけか！？」

ｼｭﾘｨｨｨﾝ……

オウ「キラ！右から回っていけ！あいつの射線を切れる！」

ミゲル『くそぉ、チョロチョロと！！』

キラ「こんなところで……やめろぉおぉおおお！」

ｷﾞｨｨｨﾝﾝﾝ！！

ミゲル『ハイドロ応答無し！多元駆動システム停止！……ええい！』

オウ「やったか！パイロットも脱出して……」

？？「は！マズイわジンから離れて！！」

キラ「ええっ？」

オウ「自爆か！？」

ﾄﾞｶﾞｧｱｱｱｱｱ！

？？「うわぁああ！あ、ぁああ！」

キラ「うぁああああーー！」

オウ「のぁあああああ！！」

ﾃﾚﾚﾚｰﾃﾚﾚｯﾃｰ