6人目の……

6人目の……

鉄華団おいしーなタウン支部April 06, 2024


~ましろの家~


エルレイン

「ヨヨさん、以前お借りしていた本です。

 お貸しいただき、

 ありがとうございます。」


【エルレイン、ヨヨから借りたスカイランドの本をヨヨに返す】


ヨヨ

「どういたしまして。

 …お役にたったかしら?」


エルレイン

「はい。

 わたくしの存在した時代から300年……

 その間にスカイランドで起きた出来事、

 生まれた文化・芸術……

 …なにからなにまで、

 とても興味深かったです。」


ヨヨ

「ふふっ、そう。

 それは良かったわ。」



エルちゃん(大)

「あ、大きなプリンセス!

 遊びに来てくれたの!?」


【エルレインの姿を見つけ、彼女のもとへ駆けてくるエルちゃん】


エルレイン

「こんにちは、小さなプリンセス。

 以前ヨヨさんからお借りした本を

 返しに来たんですよ。」


エルちゃん

「へぇ…そうなんだ!」


ヨヨ

「ふふっ…せっかくだしこの後

 一緒にお茶でもどうかしら?

 …お菓子もあるわよ?」


エルちゃん

「……お菓子!?

 うん、さんせーい♪」


エルレイン

「いいですね。

 では、お言葉に甘えさせてもらい……」



ツバサ

「大変です!!

 ガルガルが出ました!!

 すぐ近くです!!」


【ガルガルの気配を感じ取り、報せに来たツバサ】


エルちゃん

「……!?

 ……ガルガル!」


エルレイン

「……!

 ……申し訳ありません、ヨヨさん。

 …ティータイムは

 帰ってきてからでよろしいですか?」



……



~ソラシド市・ガルガルが現れた現場~


ガルガル

「ガルガルーーーーーっ!!」



ソラ

「いました!

 ガルガルです!!」


【現場に駆けつける、ひろプリメンバー&エルレイン】


あげは

「ホントだ! ソラシド市にも

 ガルガルが出るなんて……!」


ましろ(ソラ拓推し)

「いろはちゃん達は

 まだ来てない……」


ツバサ

「ソラシド市とアニマルタウンは

 距離がありますからね。

 来るまで時間が

 かかるんだと思います…!」



ガルガル

「ガルガルーーーーっ!!」

【暴れるガルガル】



ソラ

「いろはさん達が来るまで、

 私達でガルガルを止めましょう!」



あげは

「みんな!

 わかってると思うけど……

 ガルガルを傷つけちゃ

 ダメだからね!」


ましろ

「倒すんじゃなく、保護……

 攻撃しちゃダメってのは厳しいけど…

 …それでもやらなきゃ、だよね!」


ツバサ

「くれぐれも無茶

 しないでくださいよ!」


エルレイン

「わたくしも…微力ながら

 お手伝いいたします……!」



ソラ

「行きますよ、みなさん!

 ヒーローの……」


エルちゃん

「あ、ちょっと待って!」


ソラ

「……え!?」


エルちゃん

「大きなプリンセス……

 渡すモノがあるから受け取って!」


エルレイン

「…え…?

 ……渡すモノ……?」



エルちゃん

「……せーの………

 ぷいきゅあーーーっっ!!」



エルちゃん以外の5人

「「「「「!?」」」」」


ピカァァンっ!!

【閃光とともにエルレインの目の前に何かが現れる】



エルレイン

「……!?

 こ、これは……!?」


あげは

「スカイトーンと…

 …ミラージュペン!?」


【エルレイン、現れたスカイトーンとミラージュペンを手に取る】


エルちゃん

「……うん、思った通り。

 私と大きなプリンセスは

 力の大元が同じだから

 すんなり出ると思ってた…♪」


エルレイン

「これは…………

 もしかして、わたくし用の…?」


エルちゃん

「うん♪」


エルレイン

「ですが……わたくしは

 これがなくともプリキュアに

 変身できるのですけど……?」


エルちゃん

「うん、そうだね。

 でも…………

 …ほら、お揃い♪」


【エルちゃん、自身のミラージュペンを見せる】


エルレイン

「……あ……」


エルちゃん

「えへへ……♪

 一緒、だね?」


エルレイン

「………………………

 …………ふふっ…♪

 ………そう……ですね。」


【微笑むエルレイン】


エルちゃん

「……行こう、大きなプリンセス。

 ガルガルを……

 …苦しんでいるあの子を助けてあげようよ。

 ………私たちと一緒に……!」


エルレイン

「…………はい……!」


ソラ

「よし!

 それでは改めてまして…

 ヒーローの……」


あげは

「ソラちゃん、ストップ!」


ソラ

「ーーはぅっ!?

 こ、今度はなんですか!?」



あげは

「ふふっ……♪ 今日は

 エルレインさんに任せようよ、それ?」


ソラ

「ええっ!?」


エルちゃん

「さっすが、あげは!

 わかってるね!」


ましろ

「あー……なるほど。

 お約束、というヤツだね…(呆れ笑い)」


ツバサ

「もう……早くしてください!?

 こうしている間にも

 ガルガルは暴れているんですよ!?」


あげは

「やれやれ、少年はせっかちだね………

 お約束は大事だってのに………

 ま、そういうわけでエルレインさん…

 チャチャっとお願い♪」


エルレイン

「そ、そうですね……!

 こほん……それでは…

 みなさん…行きましょう!

 ヒーローがおもむく時です!」



【一同、変身を始める】
































マジェスティ

「…行こう、ノーブル!」


ノーブル

「……はい、マジェスティ!」


……この後、ひろプリの『6』人は

キュアワンダフルとキュアフレンディが

現場に到着するまでの間

暴れるガルガルを止めるべく奮闘したのであった。

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