呉市に「かき小屋」開設 生産者の協議会が期間限定で

かき小屋を作って、県内有数の生産地である呉産のかきのおいしさを感じてもらおうという取り組みが、き12日から始まりました。

呉市はこれまで県内トップクラスのかきの生産量を誇りながらも生産者直営のかき小屋がなく、市内でかきを提供する場所の確保が課題となっていました。
こうした中、市内8つのかき生産者の協議会が呉産のかきのおいしさを一般の人に広く知ってもらいたいと「ビュー・ポートくれ」の一角に期間限定でかき小屋を作り、オープンを前に内部が報道陣に公開されました。
提供されるのはすべて水揚げしてから一度も冷凍していない生のかきで、このうち「かきのバケツ焼き」はおよそ1キロの殻つきのカキをバケツで大胆に蒸し上げ、ジューシーでぷりぷりのかきを味わうことができます。
また、お客さんの目の前で1つずつ炊き上げる釜飯はかきのうまみがごはん1粒1粒にしみこんでいます。
呉産かき振興協議会の田中耕三事務局長は「生産者から直送されてくるかきの新鮮さとおいしさが1番の売りです。呉にかきを食べる場所がないという声がこれまでもあったので、まずは地元の方々に食べてほしい」と話していました。
このかき小屋は金曜日から日曜日の週に3日、3月末まで毎週行われ、寄せられた意見をもとに来シーズン以降の常設を目指すということです。