【閲覧注意】淫紋の解除とその行方
「淫紋の解き方は分かった。だから…カンネ。いいか…?」「うん、いいよ…んー(キス待ち)」「それじゃあ舌入れられないだろ…」
二人はキスができるという胸の高まりの陰で、もっと深く重い欲望が膨れ上がってきているのを感じていた。
ラヴィーネは唇を重ねると舌をカンネの口の中へと進ませ、カンネの舌と接触し淫紋が浮かぶ部分を重ね合わせる。これで、淫紋は消えるはず…
しかし欲望が増幅しつつあった二人の逢瀬がこれで終わるはずがない。すぐに、重なっていた舌が絡み始める…
(カンネの舌…柔らかくて…私の舌に絡んできて可愛い…ずっと私だけのものにしたい…)
(こんなになめらかなんだラヴィーネの舌…どうしよう…こんなに積極的にされたら舌の形覚えちゃうよ…)
数分間の深いキスを終え唇が離れると舌と唇の間に数本の糸が紡がれ、カンネが指で絡み取る。
カンネは舌を出し、ラヴィーネは淫紋が消えたのを確認すると自分も舌をだしてカンネに確認させる。
「何とか消えてくれたな」「うん…」ひとまず安堵はしたが何回かの呼吸の後…
「「でも」」言葉が重なった。
見つめ合う二人はどちらからともなく顔を寄せキスを再開する。淫紋は消えた。後は火照りが収まるのを待てばいいはずだ。
(でも…どうしてまだこんなに熱いんだ…ムラムラするんだ…カンネ…もっとお前をむさぼりたい…)
(ラヴィーネ…どうして私こんなにまだ身体が熱いの…?まだ私ラヴィーネを欲しがってるの…?)
治まるどころか膨れ上がっていく欲望を感じる二人。淫紋などなくとも、この目の前の幼馴染みは欲望を制限なく湧き上がらせるのに値する存在だというのか。
ラヴィーネは舌をカンネの口内から引き抜くと唇を頬へ滑らしそのまま耳へと舐め進み、耳を甘噛みする。
「んっ…」とカンネが軽く悶えるのを聞くとラヴィーネの唇は首筋を伝い鎖骨を超え、胸元も服の上でもお構いなしに進んでいく。
カンネの荒く甘い呼吸音聞きながら腹部に到達したラヴィーネは舌をお腹に少し沈ませながらもっと下を目指す……が、少し近づいたところでラヴィーネは何かに気づき目を見開いた。
カンネのおへそを中心として、淫紋が浮かび上がっていた。
────淫紋は、一か所だけではなかったのだ。(続きません)