浜辺の二人

浜辺の二人


・ゾロル(ゾロ視点)

・時系列はワノ国編ラスト(討ち入り後)

・妄想いっぱい

それでも良い方はこのままどうぞ




















祭りの喧騒から離れ、さざ波の音を運ぶ海岸の木の下でおれ達は唇を重ねる

わざとらしく音を立てながら何度も口付けを交わし、互いの口内をねぶっていく

そのまま身体を押し付けるように寄りかかられ、鎖骨のあたりを舐め回される

包帯の上から軽く乳首を掻いてやれば、ルフィの方も包帯の上から胸と傷跡を触ってくる

早くも上気した船長であり恋人である男の、着衣越しでもわかる固さと熱が下腹にあてられていた

「今日は、ハァ…随分積極的だな」

「だって、んちゅっ…おれ達、ずっと、寝てただろ…ハァ…おれ、風呂の時から、ずっと…」

「ああ、おれもだ」

そう言ってまた口を吸ってやると、ルフィも嬉しそうに吸い返した


そこから浴衣の上を脱がせ合い、背中や腹をまさぐっていく

裾の合わせも広げてやり、そこから手を差し入れる

「あっ、んんっ!」

「ちとキツいな…寝てる間に締まっちまったか?」

強く指を食い締める感覚に興奮を覚えつつ、ゆっくり丁寧にほぐしていく

広げた合わせから覗く褌は持ち上がり、前垂れには先走りの染みができている

こちらの倅も痛い程に勃ち上がり、しとどに先走りが溢れてる

ここまでの行為への快感と、これから起こる事への期待を互いが感じてるのだと思うと、たまらなく嬉しかった


「ルフィ」

おれの声にルフィが肩を震わせながら顔を上げる

その表情からは余裕なんて感じられなかった

腰紐を解いて褌を脱がせてやり、おれの方も前垂れをずらす

「ゾロ…」

ルフィが腕を首に回すと同時に足を抱え、先を入口にあてがう

そのまま抱きしめるように身体を支えてやる

「ああ、いくぞ」

ルフィが頷きを返すと同時に、おれはゆっくりと腰を入れた


ヌチュ、パチュ

「あっ、はっ、いいっ」

「うぐっ、ん…くぅっ」

こぼれそうな声を押し殺し、何度も浅瀬を行き来する

ねっとりとした水音がさざ波の中に溶けていく

ルフィは大きく口を開けてあられもない声で喘いでいるが、身体はしがみついて離れねェ

その密着した体温に、おれは安心していた


おれとルフィが初めて契ったのは、グランドラインに入った後だ

それ以前から互いに惹かれ合ってはいたが、はっきりとした形を持った関係になったのはその時だった

互いに“頂点”を目指し、おれが唯一下につくことを許す存在

そして、互いに心と身体を預け合える最上の存在

そんな男であるコイツと、今こうして繋がり合っている

その事に嬉しさと安心を感じながら、おれは背中を軽く撫でた


パンパン、パンパン

ここから深く腰を入れ、奥に向かって突いてやる

はち切れそうな玉袋と尻がぶつかり、跳ねるような水音を上げる

肌の熱がさらに上がり、水音もさらに乱れていく

「ゾ、ロ」

不意に呼ばれた名前に顔を上げれば、潤んだ瞳が細められる

「おれ、もう…」

その一言に胸が高鳴る

互いの腹の間を見やると、ルフィの中心が激しく揺れながら泣いている

おれの方も限界が近かった

「ああ…いっしょに、イくぞ…!」

そう返して笑うと、「ししし」と馴染みのある笑い声が聞こえた


「ゾロ…」

「ルフィ」

「大好き、だ」

「おれも、愛してる」

囁くように言葉を交わし、どちらからともなく唇を重ねる

そして最奥を強く突いた時、

「んっ、くぅっ!!」

「あっ、がっ、あああああっ!!」

頭の中に火花が散り、おれ達は勢いよく熱を放った

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