オウくんの居るSEED HD版 PHASE-10 悪い事は一緒にしよう。後編

オウくんの居るSEED HD版 PHASE-10 悪い事は一緒にしよう。後編


オウ「容赦無く顔ばかり殴りやがってあのスベタ…….あーしばらく腫れるなこりゃ、医務室か食堂で氷貰うか……」

ウィーン

キラ「あ!」

ラクス「あら?」

オウ「お……なぁんだよキラ、それにラクス嬢もこんな夜中に?あ、もしかして艦内デートの邪魔をしたかな?」

キラ「違うよもう……」

ラクス「そうですわ」

キラ「ラクスさん!?」

オウ「あはは、ノリがいいねザフトのお姫様は、で?何かするんだろ、キラ?」

キラ「黙って行かせて、オウ……巻き込みたくは……」

オウ「ばぁか、まず俺に言えよキラ……悪い事するんだろ?そういう楽しい事するなら誘えよ?」

キラ「けど……」

オウ「うーし、じゃあダンボール探して来るわ」

ラクス「ダンボールが必要なのですか?」

オウ「ザフトのお姫様はご存知無いみたいだが、ダンボールは脱出や潜入において信用できる道具なんだぜ?」

ラクス「まぁ、そうなんですのね?」

キラ「嘘だから真に受けないで……」

イイセンスダ!

オウ「うっし、そうと決まれば行きますかーー」

サイ「キラ、オウ?何やってんだお前ら?」

オウ「おぉっと……」

キラ「馬鹿オウ……」

ミリィ「彼女、どうするつもり?まさか……!」

キラ「黙って行かせてくれ……サイ達を巻き込みたくない……僕は嫌なんだ、こんなの!」

オウ「邪魔するなら……艦長達への言い訳を作ってやるぞ?サイ?」

ガンバレーガンバルー

サイ「ま……女の子を人質に取るなんて、本来悪役のやる事だしな……手伝うよ」

キラ「サイ……」

オウ「……いざとなったら、俺に脅されてやらされたって言っときな、サイ、ミリィ?」

サイ「ああ、そうさせて貰う」

ーーーー

コレキテ、ソノウエカラデ

ア、アア

オウ「……2時間くらい散歩しなくていいかな?」

ミリィ「オウ?」

オウ「冗談だってば……」

プシューー

「「「!?」」」

キラ「?」

サイ「いや、いきなり何ヶ月って……」

ミリィ「サイまで……」

オウ「そうだぞ全く……男の子ですか女の子ですか?」

キラ「オウもまた……」

ラクス「キラ様との双子ですわ、4ヶ月ですの……」

サイ「!?」

キラ「ラクスさん!?」

オウ「どうしようサイ、このザフトのお姫様めちゃくちゃノリが良くて楽しい……」

ミリィ「くだらない事やらない、さっさと行きましょう?」

ーーーー

ラクス「ありがとう、またお会いしましょうね?」

サイ「それはどうかな……」

オウ「勿論、いつかまた必ず……」

サイ「キラ……お前は帰って来るよな?」

コジロー「おい!何してる!」

サイ「お前はちゃんと、帰って来るよな!?俺たちの所に!!」

オウ「……好きにしろよ、後悔だけは無しだ」

キラ「必ずね、約束する」

サイ「きっとだぞ、約束だぞ!」

『ハッチ解放します、対比さてください』

サイ「きっとだぞキラ!俺はお前を信じてる!」

オウ「……さて、俺はジンに乗っとくか」

ーーー

ナタル「艦長!アレが勝手に言ってる事です!攻撃を!!」

ムウ『んな事したら、今度はストライクがこっちを撃ってくるぜ!』

ナタル「!!」

ムウ『多分な?あと、もう一機居る事忘れないように』

オウ『撃つんですか?』

ナタル「キミまでもか!?」

オウ『もしも撃ったら……』

ムウ『全く……どこでそんな悪い子になったのやら?お兄さん悲しいよ』

オウ『処分は如何様にも受けます、ですからどうか……』

ムウ『銃殺刑でもか?』

オウ『その時は……兄貴が撃って介錯してくれる?』

ムウ『馬鹿、弁護してやるから敵方の動きを見てろ、多分引き渡しが終わったら来るぞ』


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