洞窟SS

洞窟SS



ペパスグアオ

三人で付き合い始めた設定

イッシュとパルデアは三人とも割と自由に行き来してる捏造設定

アオイはクソボケ気味で友達の延長くらいの感情から始まる

R18 3P注意





「オレ、アオイのこと好きだ。付き合ってほしい」

「俺もアオイのこと諦めきれね……困らせるって分かってるけど……付き合ってほしい」

ある日の三人でのピクニックの際、ペパーとスグリはずっと想いを募らせていたアオイに同時に告白した。二人で相談した結果、やるなら白黒ハッキリ付けようとなったのだ。

しかしアオイの返答は斜め上にあった。

「わかった。私も二人のこと好きだよ。これからもよろしくね!」

「え……?」

「あの、アオイ、どっちか選ぶんじゃ……」

「え……三人で付き合っちゃダメなの?」

きょとんとするアオイにペパーとスグリもきょとんとする。アオイいわくペパーとスグリも仲がいいし、皆でこれからもピクニックしたり出かけたりしたいとのことだった。

「いや、でもほら、恋人ならではのこととかさすがに三人ではできないちゃんだろ?」

「そうだべアオイ。よく考えて。友達じゃなくて恋人になるってことなんだべ?」

二人の念頭にあるのはもちろんAやらBやらCのこと。しかし家でパパとママが仲良く過ごしていた光景が念頭にあるアオイは悲しげな顔をした。

「私二人とも大好きだから選べない……どっちかと離ればなれになっちゃうんでしょ?」

「い、いや、でも……」

「私は三人で仲良くなっていきたいな……」

思いの外しょんぼりしたアオイにペパーもスグリも慌てる。こんな展開は予想していなかった。しかし二人とも、本心ではアオイが大好きなことと同じくらいアオイに振られるのが怖いという気持ちがあったのも事実。

「アオイ……アオイがそれでいいなら、オレは……」

「お、俺も……アオイと一緒がいい。一緒なら三人でもいいのかも……」

「本当!?」

じゃあお付き合いのしるし、とアオイが背伸びしてペパーに、目線を合わせてスグリに口が触れるキスをする。

「あ……」

「……!」

ニコニコと嬉しそうなアオイにほだされ、二人は口を押さえながらこの権利を失わないで済んでよかったとこの日から三人で付き合うことを了承したのだった。



「わやじゃ……」

「いったいどうすりゃいいちゃんだよ……」

ペパーとスグリは寮の部屋で頭を抱えていた。アオイと付き合いだして以来、この二人が集まる時の議題は決まって「どうやったらアオイとそういう展開になれるか」だった。

アオイときたら付き合いだしても変わったのはキスやハグのしたりされたりを気兼ねなくできるくらいで、それ以上のことは影も形も匂わせない。それが逆に健全な二人の劣情を溜める。以前三人でお泊まり会を実施した時も、ゲームをしながら男二人がいつ切り出そうかとソワソワしているうちにアオイが寝てしまい、ペパーとスグリが悶々として一睡もできないまま終わった。

「なあもしかしてアオイってそういうこと自体知らないのか……?」

「この前ピクニックでバスケットの中見ながら『大人になったら私達のタマゴいつか入ってるのかな?』って言ってたべ……」

「壊滅的ちゃんだな……」

ペパーとスグリは頭を抱える。二人ともアオイに無理強いはしたくない。しかし付き合えたのならそういうこともしてみたい。むしろそういうことをたくさんしてみたいとすら思う年頃である。

「アオイからドキドキしてくれる状況って何だろうな……」

「前に本で読んだんだけど……ちょっと薄暗い方がそういう雰囲気は出るって」

「薄暗い……か」

どうしていいかわからない純真な少年二人は単純思考に走った。



「今日はお風呂に入ってから洞窟でピクニックからのキャンプなんて変なスケジュールだね?」

「そ、そそそそうか?」

「た、たまには、ききき気分転換さなるかもって……」

空飛ぶタクシーで目的地の近くまで来てから徒歩で歩く三人がそんな会話を交わす。

「みんな石けんの匂いだから洞窟の中いい匂いになるね!」

相変わらず疑い知らずの何でもイエスちゃんは二人の提案にさした疑問も持たずきちんと風呂に入ってきてくれたらしい。風に乗っていつもより強くアオイのシャンプーの香りがした。

「アオイ、覚えてるだろ。あの大空のヌシのいた洞窟」

「確かに見晴らしいい場所だよね」

「ペパーの話だとオトシドリ被害でほとんど人も来ないって言うし……」

「えへへ、三人でいっぱい楽しめるね!」

「お、おう……」

「い、いっぱい……」

スグリとペパーは笑顔のアオイから目をそらしてやや頬を朱に染めた。間違いなくアオイの言っている楽しめることと二人の考えていることは違っているのだ。


比較的明るい場所でピクニックでの腹ごしらえを終えてから、三人は洞窟の奥でキャンプ用の布団を敷き、まだ日も暮れる前だが寝床の準備をした。それでも洞窟の中は十分光が届かず薄暗い。

「思い出すね、ペパーと冒険したの。オーガポンも洞窟に住んでたから、こんな気分だったのかな?」

物陰で寝間着に交互に着替えた三人は、布団の上で橙色のランプの明かりを見つめる。そんなアオイを、ペパーは抱き寄せた。

「なあアオイ、いつもと違うキスしてみてもいいか?」

「いつもと違う?」

普段アオイに嫌われたくない一心で越えてこなかった一線を今日こそは越える。そんな決意でペパーはアオイに深いキスをした。

「んっ、ふ、ぁ……」

「アオイ、俺とも」

「あ、む……っな、なんか、変な感じ……」

いつもの挨拶代わりのキスより表情の変わったアオイを見て、ペパーとスグリは頷き合った。

「恋人同士しかしないキスなんだぜ」

「そうなの?」

「俺たちもっと恋人らしいことアオイとしていきたい……だめだべ?」

「全然いいよ。私も二人と仲良くなれるなら――」

アオイが言いかけたところで、すでにペパーはアオイを押し倒していた。アオイの了承が取れた。それだけでさんざん待てをされた猛犬の首輪を外すには十分だった。

「ぺ、ペパー……ひゃっ!?」

「アオイ……!」

アオイのパジャマのボタンを外し、中に手を滑り込ませる。今までハグで間接的にしか感じられなかった柔らかさと温かさをペパーは手のひらいっぱいに感じた。

「アオイ、俺も!」

「んっ、あっ……?」

スグリはペパーにくすぐられるかのようにして身をよじっていたアオイの下衣を脱がせ、下着姿にする。そして恋人という肩書きを得てからも触れないでいたアオイの白い太腿を丹念に揉みしだいて味わった。

「ふ、二人とも……?」

「アオイ……人間は、タマゴからは生まれないちゃんだ」

「えっ!だ、だってママが大人になって結婚したらラッキーが運んでくるって……!」

「アオイ、今から俺とペパーがちゃんと教えるべ」

ペパーがもう一度深いキスをする。その間にスグリがゆっくりとアオイの上衣も脱がしてゆく。アオイはいつもニコニコしているペパーもスグリも真剣な目をしているので、普段と違う雰囲気を感じ取った。

「こんな格好、恥ずかしいよ……」

「じゃあオレも脱ぐ」

「も、もっと恥ずかしいよ!」

「アオイ、俺たちずっとアオイとこういうことしたかったんだべ」

「こ、こういうこと……?」

アオイはぺたんと座ったまままだ困惑している様子だったが、スグリとペパーはすでに待ちきれなくなり何も身につけない姿となった。初めてアオイの裸身を見て触れた興奮で、二人のウミディグダは既に天を仰いでいた。

「っ!!」

「アオイ、オレも恥ずかしいんだぜ?」

「でもこれはアオイのせいだかんな?」

「わ、私の……?」

真っ赤になりながらちらちらと二人の股間を見るアオイに、ペパーとスグリは両側から迫った。

「男のここは興奮するとでかくなるんだ」

「アオイがめんこいから俺たちこんなになっちまった」

「わ、私のせい……?あ、赤くて、腫れてるみたい……痛くない?」

「アオイがさすってくれたら治るかもな」

「ペパーズルい。アオイ、俺のも撫でて……」

「え、う、うん、二人が楽になるなら……」

よく分かっていないままアオイが二人のモノに手を伸ばす。恥じらいながら、それでも自分のせいと言われた症状を治そうと二本の竿をたどたどしく撫でる様子は、二人にはもどかしい刺激ながらも視覚面では強い興奮材料だった。

「あっ、なんかビクビクって……」

「あ、アオイ、そのままもっと強く握ってくれ……!」

「だ、大丈夫?」

「大丈夫だから俺のももっと速く……!」

二人の指示に素直に従い、アオイの白い小さな手が二人を快楽に導く。

ぴゅっと飛び出した白濁液が交差し、アオイの胸にかかった。

「な、な、何!?」

「……今のが射精っていうんだ。気持ち良くなると出ちまうんだよ」

「アオイががんばってくれたおかげだべ」

スグリが混乱するアオイをあやすように頭を撫でる。

「オレたちのアオイを好きって気持ちが出ちまったんだよ」

「二人が、私のこと……」

そしてペパーとスグリの二人はアオイの横に座り直し、交互にキスをした。そして今度は二人してアオイの下着に手を伸ばす。

「今度はアオイにも気持ち良くなってもらうぜ」

「あ、だ、だめ、そんなところ汚い……!」

「さっきアオイがしてくれたようなことだべ」

ペパーの太い指が濡れ始めたアオイの中に入り込み、スグリの指がアオイの敏感な芽をつまむ。そしてビクビクと震えるアオイを両側から支えながら、アオイの色めいた可愛らしい反応を楽しんだ。

「やっ、あっ、な、なんか、へん……っ」

「変になっていいぜアオイ」

「アオイ、それが感じてるってことだべ」

「あ、うっ……か、感じちゃう、や、あ……だめ、もうだめ……っ」

「ペパーそろそろ交代」

「おう」

今まで色のいの字も感じさせず飄々と二人を振り回してきたアオイが耳まで赤くなって快感に打ち震えている。二人にとってこれこそ待ち望んだ光景だった。スグリとペパーは互いの弄る場所を入れ替え、今度はスグリがアオイの中を、ペパーがアオイの肉芽をいじめる。

「あんっ、い、いじり方変えちゃ……ひゃっ、あ、変な声、出ちゃう……!」

アオイの嬌声が洞窟の岩壁に反響し、三人の鼓膜をより刺激する。

「もっと出してくれていいぜアオイ」

「この後のためによくほぐしておかねとな……」

「こ、この後……?ぁ、は、あ、あ……っ!」

アオイの背筋がのけぞり、華奢な体躯がピンと伸ばされて痙攣する。スグリはその瞬間に締め付けられた我が指をアオイから抜き出し、愛おしそうに舐めた。

「アオイ、今のがイクって感覚……どうだ?気持ちいいだろ?」

「ら、だめえ……き、気持ち良すぎて、変になっちゃう……」

「変になっちゃえばいいべ」

「そうだぜ。変になったアオイも最高にかわいいちゃんだ」

「ぁ、あ、はぁ……あ、二人とも……また」

肩で息をしながら、アオイがランプの明かりに照らされて再び鎌首を持ち上げている二人のモノを見つける。するとアオイは言われてもいないのに、また先ほど教えた通りの動きで二人のモノを触りだした。ペパーとスグリはゾクゾクとした快感を味わいながら、笑みをこぼす。アオイが自分達を受け入れてくれているのだ。

「アオイ、もう、そこは大丈夫……」

「で、でもまた私のせいで……苦しいんでしょ?」

「今度はアオイの中に出したい……だめだべ?」

「な、中……?」

アオイがまだ快感に濁った意識にいる中、ペパーとスグリは荷物の中から用意していたゴムを取り出した。そして袋を破り、アオイに見せる。

「アオイ、これがコンドーム」

「普段はこれを付けてすんだ。赤ちゃん作るときは付けずに生で中に出すんだべ」

「出す……さっきの、しゃせい?」

「そうだ。アオイは優等生ちゃんだな」

ペパーが犬を褒めるようにアオイの頭をわしわしと撫でる。そしてゴムを装着した二人は、下半身をアオイの眼前に見せつけた。

「アオイ、初めてはどっちがいい?」

「は、初めてって……」

「アオイの濡れてるそこに挿れるんだべ」

「こ、ここに……?」

アオイはちらちらと二人のモノを見比べる。そして、あまりに大きなモノは入らないのではという怖さから、スグリのモノに手を伸ばした。

「アオイ……!」

「なんだよ……でも、アオイの上の初めてはもらうぜ?」

「ぺ、ペパー、上って?」

また知らない概念が飛び交っていると混乱するアオイを四つん這いにさせ、二人はもう説明する余裕もないままアオイの秘部と口に己のモノを入れていった。

「ん、ん……!」

「わやじゃ……アオイと、一緒……」

「あのアオイが、オレのを……」

二人ともわずかな明かりに照らされ出す白いアオイの肢体という絶景と局所への愛しいアオイの感触で、アオイの中のモノはより脈打った。

「んっ、んっ……!」

「アオイ、口、やばい……!」

「アオイ、お、俺もう……っ!」

初めての行為は二人の高ぶりから比較的早く終わった。そして二人はアオイから抜いたモノからゴムを外し、精液がこぼれないようその口を縛る。

「アオイ、またこんなに出ちまった……」

「アオイ、次はまた俺とペパーと交代な……」

「あ……ふたりの、私を好きって気持ち……」

アオイは二つの使用済みコンドームを受け取り、どこか嬉しそうに見た。そしてまた言われた通り、四つん這いの姿勢を取り直す。

「ペパー……スグリ……来て……」

アオイのか細い声が確かに反響する。

「アオイ……!」

顔を赤らめて恥ずかしげながらも自らの体を差し出してくるアオイの姿に、二人のモノもまた反応を始めた。

「今度はもう少し復活するまで……」

「あっ、ぺ、ペパー!そこ、まだ、感じちゃう……っ!」

ペパーが後ろからアオイの秘列に自分のモノを擦りつける。アオイの秘部は先ほどの挿入に連続するもどかしい刺激にさらに潤滑液を分泌した。

「アオイ、俺の方は、さっきの手でやるのと一緒に舐めて……」

「こ、こう……?スグリ……っ」

スグリの半勃ちのそれをアオイは両手で扱き、舐める。スグリに教えられるまま、その下の袋にまで口をつけた。

「アオイ、行くぜ……!」

「あっ、は、大き……っ!」

「アオイ、俺のも……っ」

「んぅっ、ん、ふ……っ!」

また前後からペパーとスグリに挟まれて体を揺らし、アオイの中は男のモノでいっぱいになる。ペパーもスグリも、アオイが嫌がるどころか積極的に行為に参加してくれているのがさらなる興奮を呼んだ。

「アオイ、中、締まってきた……!」

「ん、ふっ、ぅぅ……っ!」

「アオイ、一緒にイクべ……っ!」

「んんん……っ!!」

三人は同時に果てた。

アオイが力尽きてその場に寝そべると、ペパーもスグリもゴムの処理をしてからアオイの隣に寝そべり、両側からアオイの体を抱きしめた。

「アオイ……ありがとな」

「無理させちまったかな……?」

二人に抱きしめられながら、アオイは今日初めて知った恋人同士の行為に思いを馳せた。

「二人とも、私のこといっぱい好きって伝えてくれてありがとう……私も大好き」

頬を染めて笑むアオイに、スグリとペパーも嬉しそうに笑う。

「「じゃ、じゃあもう一回……」」

「今日はもうしんどいかな……」

そのままアオイは洞窟での眠りについた。





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