エール瓶

エール瓶

カキツバタの腰が軽くなるまで



「はみ...頭ふわ先輩!起きて下さい!」


うーんもう三時間


「もうすぐで薬の効果ば切れるべ!

起きろ!!」


(あの痛みはゴメンでぃ!!)

ゆっくりと目を開ける。

確かに眠気が浅くなってる。


「おはようございます!カキツバタさん」


「キョーダイ?」

(なんでいるんだよぃ?)


「色々あってパルデアから遥々きました!」


「私達もいるわよ」

ゼイユとネリネだ。


あれは夢じゃなかったのか 


「カキツバタさん、これどうぞ

皆と話し合って用意しました!!

余り時間なかったからいいものではないけれど」


大きな瓶だ。色々な物が入ってる

どこか見覚えのあるものだ....


「入院しても私達との思い出をわすれないで下さいね」


(誰が忘れるかよぃ)


「ありがたくもらっておくわ」


「久しぶりきたのでカキツバタさん!ここの人以外で強いトレーナーっていませんか?新しい戦術を他の人に試したくて...」

○○○(主人公)きいてきた。懐かしい

のびしろありそうなトレーナーぶつけてたっけな


「あー、それなら」

動画見せる


「こいつとかどうよ?

最近メキメキ進歩してるトレーナーだ」


タロが「ギョッ」としてる


そう、次のブルベ四天王に推薦されるトレーナーだ


自分でツバつけたかったがこの身体じゃどうにもならない。

キョーダイ、ありがたーく利用させてもらうぜぇ。


オイラなりの「四天王試験」だ


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(同レベルで4体ギリギリ体力まで削った。まぁ、妥当かねぇ)


パルデアチャンピオン相手に怯まずバトルができるだけマシか。

流石タロが見込んだトレーナーなだけあるな


「カキツバタ先輩!松葉杖使って下さいぃいい!!!」


もう潮時かねぇ....


両親にポケラインを送った


「トレーナーカード返しにいくから迎えがほしい」


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【無常の雨ごい】



「おーす、今のチャンピオン」


アイリスはとあるトレーナーとよくチャンピオンを交代してる。

今はチャンピオンだ。


手持ちのモンスターボールを

すべて外す


手持ちはアイリスに託す事にした


ジジイ達を信頼してない訳じゃない。現にパルデアのキョーダイと交換したポケモンはあちらにいる


問題はオヤジとおふくろがオイラと似てる事だ

毎日のように過去の記憶を振り替えって欲しくない。たまに会って「そんな事あったな」位のいい思い出であってほしい


モンスターボールをアイリスの手に託す。この時がとても長く思えた


オイラは笑えてるだろうか?


「アイリス、頼んだぜぃ」


「わかりました。アイリスは貴方の思いとポケモンを受け取ります!!」


両親の車の中で終始無言だった。

次はトレーナーカードを返しにいく


役所についた


おふくろは運転席からでたがオヤジがでていかない?「なんでた?」想いを巡らせていると胸に当てて片手で抱きしめられた。


「我慢するな」といわれた


目に水面が張る

「うっ...あ゛ぁぁーーー!!!!」














じーさんからもらったキバコ

おふくろからもらったナックラー

テラリウムドームでであった

タッツー、ミニリュウ、キモリ

そしてジェラルドン


腰が軽い

オイラのポケモンがいない

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●月◎■日

トレーナーカードを返した。

あれを所持がないとポケモンもってるのは許されない


こうでもしないと

オイラのポケモン、特にカイリューがふんぎりつかないから...


嘘だオイラこそ...


_______________


最後の注射うつ

後6時間....


返却した後、両親が聞いてきた

「入院前に何がしたい?」


「往復してわりぃんだけど...ブルーベリー学園にイタズラ仕掛けたい」


「ちょっと!?」

おふくろがつっこむ。


「ほ~それは皆に迷惑かからんかい?」親父はノリノリだ


「あなた!?」

「誰にもかからないしちょっと楽しめればいい程度」

「そうか、わかった」



「もう...ウチの男共はなんでこうなの!?」


多分、次が最後です






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