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バレー通じ地域活性化 ブレス浜松 新リーグ参入に向け構想 市民に参画呼びかけ

 バレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松は21日、来年新設の国内最高カテゴリー「SVリーグ」参入に向けた地域活性化プラン「バレーボールシティ構想」の発表会見を浜松市役所で行った。「息をのむような感動を地域から」をチームビジョンに掲げ、行政、企業、学校、競技団体などと連携してさまざまな価値の創出を目指すとし、幅広い市民に構想への参画を呼びかけた。

競技を通じた活性化構想を発表した石川彰吾代表理事(右端)、大林素子GM(左端)と選手=21日午後、浜松市役所
競技を通じた活性化構想を発表した石川彰吾代表理事(右端)、大林素子GM(左端)と選手=21日午後、浜松市役所

 会見には石川彰吾代表理事、大林素子ゼネラルマネジャー(GM)と水上真悠子、若泉佳穂、早川京美の3選手が出席。学校や競技団体と連携した競技レベルの向上、女性アスリートにやさしい街の実現、国内初のバレーボール専門教育機関の創設などを構想に盛り込んだ。
 企業とクラブの人材交流も提唱し、スポンサーを現在の約270社から320社まで増加を目指す。
 今後、SV参入を目指す10万人署名、クラウドファンディング、小中学生の観戦招待、トークイベントを展開して機運を盛り上げる。
 SV参入は売り上げ、ホーム競技場の規模、ユースチームの保有などが条件で、今後3年間で男女各16チームにライセンスが交付される。ブレスは現時点で条件を満たすが、参入競争は厳しく、地域貢献と安定経営の具体策を示すことで優位性を高めたい考え。
 大林GMは「バレーボールでこれほどの構想を掲げたチームはなく、新しい挑戦になる。皆さんの力をいただきながら努力して達成したい」と話した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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