青い鳥って綺麗だなー。
青い鳥って他にどんな鳥がいるの?
こんな疑問にお答えします。
「幸せの青い鳥」「ブルーバード」など、青い鳥は幸せの象徴とされることが多い鳥たちです。
つまりそれだけ、多くの人たちが魅了される鳥たちということでしょう。
実際青い鳥たちは実に美しく、僕も出会えた時には、その神秘的な姿に目を奪われてしまいます。
そんな美しい姿の鳥たちなので、「山の奥など、大自然の中でしか見られないのでは?」と思うかもしれません。
しかしながら実は、身近な場所にも青い鳥はたくさんいるんですよ!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。
そんな鳥好きの僕が、青い鳥の種類と魅力を紹介します。
日本で見られる青い鳥たち
瑠璃三鳥(オオルリ、コルリ、ルリビタキ)
まず最初に紹介するのが、「瑠璃三鳥(るりさんちょう)」と呼ばれる青い鳥たち。
瑠璃三鳥とは、"日本を代表する青い鳥3種"のことです。
この瑠璃三鳥にはある共通点があって、それは3種すべてが「ヒタキ科」に属する鳥であるということ。
ヒタキ科の野鳥は四季を代表する華やかな鳥たちが多く、図鑑の表紙になっていることも多いのです。
そんな季節を彩る青い鳥たちが、以下の3種の鳥たち!
■ オオルリ
森や山で見られる、夏鳥です。
他の瑠璃三鳥よりも深いブルーの羽を持ちます。
オオルリは姿だけでなく鳴き声も美しく、「日本三鳴鳥」という称号も持っています。
山の中に聴こえる歌声はまさしく"癒し"です。
■ コルリ
標高の高い場所で見られる夏鳥。
青と白のツートンカラーが美しく、足もスラッと長めの印象。
さえずりも特徴的で、声を聞くとコルリの存在に気付くことが出来ます。
ただ、薮の中にいて姿をじっくりと観察するのはなかなか難しいです。
■ ルリビタキ
瑠璃三鳥の中で唯一、冬にも見られる鳥。
黄色のワンポイントカラーが柔らかい色味で、美しさとかわいらしさ両方を持つ鳥です。
冬の公園や森で「ヒッヒッヒッ」という声が聞こえたら、もしかしたらルリビタキかもしれません。
カワセミ
清流の宝石とも呼ばれる美しい鳥。
かわいい姿によらずハンティングが得意で、ワイルドさも合わせ持つ鳥です。
かつて水質汚染で激減した過去がありますが、今は当時よりは水質改善がされ、身近な川や公園の池などでも見ることができます。
イソヒヨドリ
赤と青のカラーリングの羽がとっても綺麗な鳥です。
また生息場所がユニークで、「磯」と名のつく通り、堤防や浜辺など主に海岸近くを好みます。
堤防や浜辺でひょっこり登場してくれる瞬間が、とっても嬉しかったりします。
ちなみにイソヒヨドリは内陸にも進出しているようで、時には海からはほど遠い、山の方でも見かけることがあります。
ゴイサギ
サギの仲間で、青と灰色の羽によりシックな雰囲気の鳥。
身近な鳥ではあるのですが、出会える場所は割と限られているイメージもあります。
ちなみに幼鳥は全然違う姿で、「ホシゴイ」という別名があるほど。
姿の異なるホシゴイ(幼鳥)
ゴイサギは、成長による見た目の大きな変化も面白いです!
ツバメ
昔から日本人にとって「幸運のシンボル」だったツバメ。
「ツバメが巣を作る店は商売が繁盛する」なんてことも言われる、縁起の良い鳥です。
ご利益的な面だけでなく、青と赤の美しいカラーリング、綺麗な燕尾姿、空を滑空するかっこいい飛翔と、野鳥として実に魅力の多い鳥です。
夏の訪れをより楽しみにしてくれる鳥たちですね!
オナガ
水色の爽やかなカラーリングの鳥、オナガ。
「カラス科」に属する鳥で、その鳴き声は姿からは想像しにくい「ジェーイ」「ギェー」といった声を出します。
たくさんいると若干うるさいと感じることもありますが、彼らの美しい姿を見ると、そんなことは忘れて観察してしまいます。
ちなみにオナガは西日本ではほとんど見られないようで、実際に僕も西側で観察したことはありません。
東京では街中でも見られるチャンスのある、比較的身近な野鳥です!
青い鳥に関連する鳥たち
日本にいる赤い鳥
日本にいる美しい赤い鳥たちにも、魅力的なものがたくさんいます。
そんな「日本の赤い鳥たち」は、以下の記事で紹介しています↓
おわりに:青い鳥を見て癒されよう!
冒頭でお伝えした通り、ここで紹介した鳥たちは特別なものではなく、身近な場所で暮らしています。
家の近くの公園や池など、身の回りのちょっとした所にもこれほど美しい鳥たちが暮らしているかもしれません。
ぜひ本物の美しい姿も、観察してみてくださいね!
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