天使の聲の誘惑

天使の聲の誘惑



「うふふ…、お兄さんってばおち×ちんをこんなにおっきくしちゃって♡」


 天使の聲ことアンジェロは青年が露出させた下半身を見下ろしながら微笑む。

 彼女のマスターである彼は目の前にいるアンジェロのことを見ながら我慢汁を溢れさせている肉棒を扱いていた。


 カードに描かれた本来のアンジェロ・ヴァルモニカは妖精のように背丈の小さな少女である。

 しかし、青年が巡り合ったカードの精霊として顕現するアンジェロはいつの頃からか幼い少女の大きさで現れるようになっていた。

 そんな彼女と一緒に暮らすような形で彼は日々を過ごしている。


「こんなにも小さな女の子に欲情するなんてぇ、お兄さんのヘ・ン・タ・イ♡」


 アンジェロはマスターの青年の耳元で甘く囁くと、その場で踊るようにクルクルと回り始めた。


 軽やかな動きに合わせるように彼女のドレスもヒラヒラと舞い踊るが、その奥にあるはずの下着は見えそうで見えない。

 それなのにミルクのような濃く甘い匂いはちゃんと漂ってきて、青年が肉棒を扱く速度が徐々に早くなっていく。


「シコシコ、シコシコ頑張るお兄さんのためにわたしもお手伝いしちゃいますよ~♡」


 アンジェロは天使のようにニコォと微笑むと、スカートの裾を手に持ってゆっくりと持ち上げる。

 ついに闇に覆われたその先の絶景を拝めるのかと青年が肉棒を扱きながら前のめりになれば、少女はそれから逃げるように宙に飛び上がった。


 青年は追うように顔を上げるが、アンジェロのスカートの奥は見えない。

 普通であれば座った青年から宙に浮かぶ彼女のスカートの奥は視認できるはずなのに、何故だか見えなかった。


 彼が血涙を流さんばかりの勢いで悔しがりながら扱くのを続けていると、アンジェロはクスクスと笑いながら妖精のように宙を舞う。


「そのまま、そのままぴゅうぴゅううっていっぱい出しちゃいましょうねぇ♡ 大丈夫。お兄さんが小さな女の子に近寄られただけで射精しちゃうロリコンお兄ちゃんでもわたしは見捨てなんてしませんよぉ♡ だ・か・らぁ、いっぱい出して気持ちよくなりましょうねぇ♡

 せぇの、ぴゅうぴゅううう♡ ぴゅうううう♡♡」


 いつの間にか青年の背後に現れたアンジェロの囁きが彼の耳を撫でて強く揺さぶる。


 彼女の声で射精する機会も多くなった青年にとって最早それは条件付けに近い。

 限界まで膨らんだ熱が破裂するように駆け巡り、反るように屹立した肉棒から精が勢いよく吐き出された。


「いっぱい出せてえらかったですよぉ、お兄さん♡」


 浮かんでいるアンジェロが褒めるようにぱちぱちと手を叩くのをボンヤリと眺めながら青年は思い返す。


 かつての青年はどちらかと言えば落ち着いた雰囲気の淑やかそうな女の子がタイプだった。

 しかし、それはカードの精霊としてのアンジェロと巡り合い、彼女に自慰の現場を目撃されてしまったことで一変した。


 その瞬間は青年も社会的な死さえも覚悟したのだが、アンジェロは意外にも手伝いましょうかと言ってくれたのだ。

 それ以来青年は彼女にはお世話になり続けているのだが、アンジェロは文字通り手を貸してくれるわけではない。


 強いて言えば耳元で囁いてくれるくらいで、大抵周りでクルクルと踊っているだけだ。

 それなのに射精してしまう自らの不甲斐なさに毎回落ち込む青年だったが、それはそれとしてアンジェロがぱんつさえ見せてくれないことにも不満が徐々に溜まりつつあった。


「あらぁ、お兄さんったらぁわたしのぱんつを見たいんですかぁ♡」


 アンジェロは青年の胸中を見透かしたようにクスクスと笑いながらベッドの上に寝そべるように舞い降りる。

 そしてぱたぱたと幼さを感じさせる脚を揺らしながら続けた。


「だめですよぉ♡ ざこざこロリコンおち×ちんのお兄さんがわたしのぱんつを見ちゃったら、それはもう大変なことになっちゃいますからぁ♡」


 彼女は誘惑するかのようにスカートの裾をひらひらと揺らすが、その先に見える闇はまるで鉄壁のように彼女の下着を隠し続けている。

 そして、アンジェロはニコォと微笑んでいてあまりにも余裕そうだった。


 そんな彼女を眺めている内に何だかムカムカしてきて、青年は気づけば彼女に背後から覆い被さるようにベッドの上に飛び乗っていた。


「お、お兄さん!?」


 彼はアンジェロの困惑を無視するように彼女のスカートを思いっきり持ち上げる。


 少女の小ぶりな丸みを帯びた尻が露わになり、それは布地が少なめの真っ黒なレースの下着に覆われていた。

 黒のレースの下着なんてアンジェロの幼い容貌からはかけ離れたそれであるはずなのに、妙にしっくり来た。


「もぉ……マスターのえっちぃ♡」


 天使は青年が普段使っている枕に顔を埋めながら呟くが、その顔は真っ赤に染まっているだろうことは容易に想像できた。


 照れたアンジェロがもっと見たくなって、青年は生唾を飲み込みながら彼女の尻に手を伸ばす。

 もちもちとした肌に触れるように手を置き、そのまま尻全体をさわさわと撫でていく。


「はぅ……はぁ、はぁ……お兄さん♥ お兄さぁん♥」


 少女は小さな身体を微かに震わせながら開いた唇から熱を帯びた吐息を漏らす。

 青年もしばらくの間昂りを味わうようにアンジェロの尻を撫で続けていたが、突如手を大きく振りかぶると彼女のそれを勢いよくぱぁんと叩いた。


「ひゃうん♥ はうっ、あぅん♥ マス、お兄さん……何をぉ♥」


 いっぱい焦らす悪い子にはお尻ぺんぺんしなくちゃね、と青年は答えながらアンジェロのお尻を叩き続ける。

 とは言っても、軽快な音さえ響いているが彼は力をほとんど入れていなかった。


 それでもアンジェロの尻には真っ赤な跡が生じてはいるので、ちゃんと効いてはいるのだろう。


「ひぃぃ、ひぃぃぃん♥♥ ごめんなさい、ごめんなさいぃぃぃ♥♥ もうマスターのことを焦らしたりなんてしませんから、許してくださいぃぃぃぃ♥♥」


 アンジェロはまるで鳴くように謝っているが、その横顔がどこかうっとりとしているように見えるのは気のせいだろうか。

 それでも一応謝ってはくれたので、彼は彼女の尻を叩くのを止める。


「はぁ、はぁぁ♥ ますたぁ♥」


 潤んだ瞳をアンジェロから向けられ、青年はつられるようにその視線の先を追う。


 少女が穿いていた真っ黒なレースの下着は目視できるほどに染みを生じさせていて、幼い見た目からは想像できない濃い匂いを醸し出していた。


 アンジェロの求めていることを察し、青年は誘われるように彼女に後ろから覆い被さる。

 そのまま薄い布地をズラすようにしながら、再び硬さを帯びていた肉棒をアンジェロの膣内にゆっくりと埋没させた。


「ひぅぅぅ、ますたぁのおち×ちん……おっきぃぃ♥♥」


 挿入した衝撃で少女が反るように身体を跳ねさせたのを後ろから押さえつけるようにし、青年はアンジェロの唇に自らのそれを近づける。

 初めて触れる他人の唇はとても小さく柔らかく、ぷにぷにとしていた。


「ますたぁ♥♥ あぁむ、じゅぷ……ちゅぷ♥♥ れろぉ……、じゅぷ、ちゅぱぁ♥♥」


 青年はアンジェロの口内に舌を差し入れ、彼女の小さなそれと触れるようにしながら唾液を交換し合う。

 それと同時に彼女からの激しい締めつけに耐えながら、ゆっくりと腰を押し進めていく。


「ひゃううう、ますたぁのおち×ちんが……わたしのいちばん奥をごんごんってしてますぅ♥♥」


 青年の肉棒がアンジェロの最奥に触れれば、彼女は口づけから顔を離して小さな身体を思い切り震わせる。

 彼もまた一度ゆっくりと腰を引いて抽送し始めるが、小さな蜜壺の締めつけはあまりにも激しくあっという間に限界を迎えた。


「ますたぁ、ますたぁ、一緒にぃ♥♥ あぁ……、あぁ、あああ~~~っっ♥♥♥」


 アンジェロが何度も自分のことを呼ぶのを聞きながら、青年は彼女を背後から抱きしめるようにしてひと際力強く腰を打ちつける。

 限界まで膨らんでいた肉棒がアンジェロの膣内で暴発し、精の奔流が勢いよく注ぎ込まれた。


「はぁぁぁ、はぁぁ……♥ あぁ、ついにマスターとシてしまうなんて」


 本意ではなかったのだろうかと青年が不安に思っていると、アンジェロは否定するようにその首を左右に振った。


「……ですが、それ以上にマスターを本来は妖精サイズの女の子に欲情する変態ロリコンお兄さんにしてしまったことが心苦しくて」


 正論の刃で滅多打ちにされて思わず崩れ落ちそうになったが、彼は辛うじて踏み止まる。


 何故なら、自分の運命はあの日カードの精霊であるアンジェロ・ヴァルモニカと巡り合ったあの瞬間から決まっていたに違いないのだから。


 だから、青年はもう一度少女を後ろから包み込むように抱きしめるとその耳に顔を寄せて囁いた。


 ――大好きだよ、アンジェロ。


「ひゃ、ひゃん♡ ま……、まぁ! マスターが変態ロリコンお兄さんでも見捨てないって他ならぬわたし自身が言っちゃいましたからねぇ。

 だから、その、えっと…………わたしもですよ、マスター」


 アンジェロは迷うようにあたふたとしていたが、長く間を空けた後に一言だけ囁くように早口で告げてその顔を枕に再び埋めた。


 そんな彼女が愛おしくて、青年はしばらくの間アンジェロを抱きしめながら撫で続けていた。

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