オウくんの居るSEED HD版　PHASE-6 フレイを更に嫌いになった日　前編

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「この艦に積んであるモビルスーツのパイロットと、技術者は誰だね？」

士官「パイロットと技術者だ！この中に居るだろう！」

キラ「あっ」

オウ「馬鹿立つな……」

ノイマン「何故我々に聞くんです？」

士官「なにぃ！？」

ノイマン「艦長達が言わなかったからですか？それとも、聞けなかったからですか！」

キラ「あっ」

〜〜〜〜

ムウ『ストライクの起動プログラムをロックしておくんだ……キミ以外、誰も動かす事ができない様にな？』

オウ『ジンは？もうデータは地球軍に出回ってるからいいか？』

ムウ『奪われたくなかったらロックをしておけ、ナチュラルが乗れるジンなんて、欲しくなるかもしれないだろ？』

オウ『やだな、あれは俺の愛機だから、よし鍵しとこ』

〜〜〜〜

オウ「そう言う事……地球連合は繋がりが脆い……」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「成る程……そうか、君たちは大西洋連邦でも極秘の軍事計画に選ばれた優秀な兵士諸君だったな……」

ノイマン「ストライクをどうしようってんです！

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「別にどうもしやしないさ……ただ、折角公式発表より先に見せていただける機会に恵まれたんでね？パイロットは？」

コジロー「フラガ大尉ですよ、お聞きになりたい事があるなら大尉にどうぞ」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「先程の戦闘はこちらでもモニターしていた、ガンバレル付きのゼロ式を扱えるのは、あの男だけだと言う事くらい私も知っているよ」

ミリィ「きゃああ！」

トール「ミリアリア！」

キラ「！！」

オウ「こいつ……」

コジロー「抑えろ、お前まで！」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「女性がパイロットという事も無いと思うが、この艦は艦長も女性という事だしなぁ？」

キラ「やめてください！卑怯な！」

マードック「ボウズ！」

キラ「あれに乗っているのは僕ですよ！」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「ボウズ、彼女を庇おうという心意気は買うがね、あれは貴様の様なひよっこが扱える様な物じゃないだろ？ふざけた事をするな！！」

ガシっ!ブン！

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「ぬぁあ！？」

キラ「僕は貴方に殴られる筋合いは無いですよ！」

士官「司令！！」

キラ「何なんですか、貴方達は！？」

コジロー「キラ、やめろ！抵抗するな！！」

士官「貴様ぁあ！！」

サイ「やめてください！あいっ！？」

フレイ「きゃああ！サイ！？ちょっとやめてよ！キラが言ってる事は本当よ！！その後がパイロットよ！！」

オウ「待て！フレイ言うな！！」

トール「フレイ！」

士官「貴様ら、いい加減にしないか！！」

フレイ「嘘じゃ無いわよ！だってその子……コーディネイターだもの！！」

士官「ええ……ああっ…？」

コジロー「だぁああっ……」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「コーディネイター……」

オウ「チッ……士官さんよ、もう一つ面白いこと教えてやるよ」

ノイマン「オウ！ダメだ言ったら！！」

オウ「ストライクの横のジン、あれに乗ってるのは俺だ……」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「馬鹿な、まさか貴様も！？」

オウ「ナチュラルだ、だが……あのジンのOSは書き換えてある、ナチュラルの俺でも動かせる様に……」

士官「何を馬鹿な……」

オウ「じゃあ信じさせてやる、今拘留しているムウ大尉は俺の兄だ、俺はムウ・ラ・フラガの弟……オウ・ラ・フラがだ」

ｼﾞｪﾗｰﾄﾞ「なんと……つまり貴様は若き鷹というわけか、それならあっておかしくはなかろうな、連れて行け」

ﾃﾚﾚｰﾃﾚﾚｯﾃｰﾝ