オウくんの居るSEED HD PHASE-36 戦う相手は誰か? 後編
オウ「お前まで新しい機体貰って帰ってくるなんて驚いたわ、見ろよこれ……まーた並びがエース機と量産機みたいじゃあねぇか」
キラ「ストライクによく似てるね、もしかしなくてもそれがコンセプトの連合機?」
オウ「105ダガーだってさ、ああそう言えば、パナマに送られたMSがあるけどよ、そっちはこれを更に簡素にしたやつだった」
キラ「そう、肩のあれは……」
オウ「連合の上層さ、ブルコスみたいでよ?俺にキラの活躍全て被せてこれに乗せて、若きストライクのパイロットにするプロパガンダをやったんだよ、もうネットに情報まで流れてやがる……タイガーキラーだとさ?」
キラ「そんな事が……」
オウ「コイツを俺に見せた高官も、下衆な笑い浮かべながら言いやがったから、殴りそうになったが……何とか耐えた」
キラ「…………」
オウ「お前が爆発に巻き込まれる前に、言ったよな?代わろうかって……俺は、こんな事でお前の代わりになる気はなかった……けど、アークエンジェルを守るためにコイツは俺のとこに来たと思ってさ、戻って戦ったけど……結局最後はお前に助けられちまったな……」
キラ「僕たちは……誰かに成り代わるなんてできないんだよ、オウ……代わりなんて居ないんだ、トールだって……」
オウ「キラ……」
キラ「ムウさん……キミの兄さんも言ってたでしょ?やれる事をやれって、オウにはオウの出来ることをやればいいんだ」
オウ「……」
キラ「ど、どうしたの黙ってそっぽ向いて……」
オウ「天然タラシめ、一体何があった?あー……俺が女だったらベットに連れて行って抱いてるわ」
キラ「ちょっと!?気持ち悪い事言わないでよ!!」
オウ「お前変わりすぎ、何だその10年後から来たみたいな風格……まさかお前、あのザフトの歌姫とプラントでよろしくやってそうなったのか!?」
キラ「……凄いね、オウはそこまで見抜いちゃうんだ、あの機体はラクスから託されたんだ……皆にはまだ言ってないけど、見抜いたオウには教えておくよ」
オウ「一応敵のお前に最新の核動力機渡すとか、ラクスさん覚悟決まってんなぁ……大丈夫なのか?本当に……で?どこまで行ったん?」
キラ「当ててみなよ、恋愛の天才オウ・ラ・フラガ?」
オウ「そりゃもう寝てる時には×××して貰って、治ってから毎日××××は当たり前で、××プレイをして、別れ際にはコックピットで……」
バシィ!
キラ「飛躍しすぎ」
オウ「すいません……」