禁断の花園 final epilogue

禁断の花園 final epilogue



目を覚ますと目の前でなぜか小さくなったロビンがベッドで横になって涙目になっていた。これは一体どういう事なんだろう。周囲を見渡してみるとその理由は一目瞭然だった

「ふぅ……まんぞく……」

「やけに顔ツヤツヤしてんなーお前ー……さてはお前の仕業か」

どうやら気絶してる間にいつの間にか攻守が逆転していたらしい、縮こまるロビンをよく見てみれば舐められた様な跡があるし赤い跡(キスマーク)が身体のあちこちにあった事から余程の責めをこのロビンにお返ししたようだ。気がつけばあれだけ自分の種を搾り続けた淫魔の如き分身も居なくなっていた。今はこの子鹿の様に震えているロビン一人だけだ


「……私が二人にご褒美をあげたかったのに」


「……いやもう充分貰ったよご褒美……相変わらず色々凄かった……マジで昇天しそうだった」

「うん!大人のロビンさんも楽しめたし私もちっちゃいロビンちゃんを思う存分堪能できたしウィンウィンだね!イエイ!」

ベッドの上でヤる事をヤりおえた3人はピロートークする。全員全裸だという点に目を瞑ればその様子は仲睦まじい親子の様に見えた。ウタはそんなロビンを優しく抱擁しながら頭を撫で続ける

「……あのウブだった女の子がここまでテクニックを磨き上げていたなんて……追い越されたみたいで何だか悔しい」

「そのテクを教えてくれたのはあなただよ♪……そうだルフィ……せっかくだからあんたもロビンちゃんを気持ちよくさせてみる?」

「ひ……」(ビク)

「えー……なんつーか……こんなちっちゃくなったロビン相手に気は乗らねェなァ……うーん」

そうしてしばらく悩んだ末にルフィの取った行動は

「ん……」(ギュッ)

「あ……ルフィ……くん」

ルフィはその逞しい腕でロビンを優しく抱き止める。これが自分にできる精一杯の行為だった。かのスリラーバークの一件を思い出していたルフィは大人になった男の自分が見た目だけとはいえ幼女相手に性的な欲求をぶつける事はどうしても抵抗があったからだ。その様子を見たウタは

「ふふ……じゃあ今回はこのままみんなでギューってして終わりにしよっか?あんまり長引くとみんなに怪しまれるしね……」

ルフィに続く形で正面から抱きしめる。子供のロビンは大人になった二人に抱擁されて暖かい気持ちに包まれる。目の前の二人に亡き両親の面影を重ねたのかもしれない。物心がつく前に亡くなった父親との思い出があまり無いロビンでも何故だか鮮明に仲睦まじい家族の団欒の様子を思い起こさせた

もう二度と会えない。もう大好きな家族と触れ合えないという現実を今は忘れていたいと言いたげに二人にロビンは抱きついて離れなかった。感動ゆえか寂しさゆえか埋まった顔には大粒の涙が溢れる。失ったモノは二度と戻らないけれど大切なモノは目の前にいる…かけがえのない守りたい子達がいる…私はもう……ひとりぼっちじゃない

「ぐす……ひっく……もう少し……このままでいさせて……う……うえぇぇぇん……」

ロビンはルフィとウタにべったりと抱きついて泣きながら甘え続けた。二人もそんなロビンの心中を察したのか無言で抱きしめ小さな背中をさすってあげた。ウタワールドが解除され、現実の世界に戻るその瞬間まで………

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