交流会後
日本国内の洞窟の一つ天元の結界の探知等から逃れうるまた探知されても干渉するに至れない場所にそれは有った。
内部は少しの火で何かが燃やされているような焦げ臭さと海の匂いしていた。
「花御が死んだか……」
「あぁ、見ていた所。戦いに昂ぶって逃げ遅れったって感じだね」
「…………そっかー残念だな、で?花御を殺した術師は?」
「五条悟、それまでは全力では無いが特級の乙骨憂太、他の高専術師の二名を相手取ってたんだけど。まぁさっきも言った通りだよ戦いの愉悦を知りすぎたらしい」
「寂しくなるなぁ、花御には呪いらしく有って欲しかったけど場所が悪かったか。」
「気にするなとは言わん、だが真人、花御も呪いまたいずれ呪いとして生まれてくる」
「ブフゥ〜」
「ほらぁ陀艮も寂しいって」
「………」
「へっ、大変そうだな呪霊共」
「人間の君は無事だったみたいだね」
「何とかな、早めに撤退したことと逃げる算段を先に立てておいた事が幸をそうした……前に言っていたが呪術師達の質が上がっているな間違い無く、俺が放った32対の白銀製の生命体も全て破壊された」
「弱かっただけじゃないの?君がさ」
「何だと?」
「寄せ、真人此処で争っても益にならん」
「分かったよ、漏瑚。だけどさ、ちょっとムカついちゃって」
「帰ったよぉってアレ?花の呪霊は?もしかして死んじゃったァ?」
「コイツら」
漏瑚の頭に溜まっていたマグマが煮立って来たのか揺れ始めるが
「そういや重面、君は何をしてたんだい?」
「何もぉ?だって女の子に会えなかったしつまんないよねぇ」
「ついてなかったな。俺も今回は運が悪かった」
「滝川も運が悪かったのか、分かる分かる。まぁ次は何とか成るよね」
「自由な奴らめ」
忌々しそうに呆れたように人間達の会話を聞きながら漏瑚は言葉を漏らす、それに夏油?がこう返した。
「まぁ滝川は戦力の確保には大事だ、重面は面白い術式だからね、さてじゃあ五条悟封印についての話を始めようか」
「そういや木曽の奴はどうしだ?岩戸那岐と死合して死んだか?」
それを聞いた夏油?は少し残念そうに答える
「彼は生きてるよ、岩戸那岐に負けたさ。試合という戦いでねそれで捕縛された、折角良い戦力だったんだけど厄介な事に成ったよ……本当」