オウくんの居るSEED HD PHASE-1 学校行ってなかったら死んでた。前編。
ーーでは次に、激戦の伝えられます、カオシュン戦線の……新たに届いた情報によりますと……
トール「キラ、こんな所に居たのかよ、カトー教授がお前の事探してたぜ?」
キラ「またぁ?」
ミリィ「見かけたらすぐ引っ張って来いって、なぁに?また何か手伝わされてるの?」
キラ「ったくぅ、昨日渡されたものだってまだ終わってないのに〜……」
オウ「なぁんだよキラ、まーたカトウのおっさんに押し付けられたのかよ?」
キラ「ああオウ、またそんな感じ」
ミリィ「げっ、何であんたまでかち合うわけ、オウ」
オウ「チャオ、ミリィにトール?そんで、キラは押し付けられた課題をやってるわけ?ニュース見ながら?」
トール「お?また新しいニュース?」
キラ「あぁ、カオシュンだって……」
トール「ひぇーー……先週でこれじゃあ今頃はもう堕ちちゃってんじゃないの、カオシュン」
オウ「猛威振るってんなぁ、ザフトのMS……ジンだっけか?あんなのが戦って戦車やら戦闘機より強いのが驚きだわ」
ミリィ「カオシュンなんて、結構近いじゃない……大丈夫かな本土?」
トール「ま、そら心配ないでしょ、近いったってうちは中立だぜ?オーブが戦場になるって事はまず無いって」
オウ「……その考えはやめといた方がいいぜトール?中立ってのは、八方美人で裏を返せば四面楚歌で周りぜーんぶ敵になり得るんだ、
ミリィ「へー、6股してた学園の女の敵の、実体験かしら?」
オウ「いや?軍の兄貴から教わった話……うん?」
トール「キラ?」
キラ「うぁぁああ!?」
オウ「おいおいどうした?昔結婚を約束した女の子の事でも思い出してたか?」
トール「お前じゃああるまいし、ほら行くぞ?」
オウ「だな、その課題は放っておいて街に遊びに行こうぜ?」
ミリィ「はぁ?あんた何言ってんのよ?教授に呼ばれてるのよキラは」
オウ「だからだよ、まーた前みたいに徹夜でやらかすような仕事頼まれる前にバッくれるのさ?トールも行くだろ?」
トール「行かないよ、一人で行って来いよ」
オウ「つれないねぇ、よしキラ、行こうぜ?その課題はもう知らんぷりして……」
シュリィィィン……
キラ「え?オウ、どうしたの?」
ミリィ「ちょっと、何で固まったのよ気持ち悪い……」
オウ「いや……そうだな、行くかがっこー、うん……課題終わらせてから遊びに行くか」
トール「何だよ、結局行くのかよ?」
オウ「いや、なーんか……あれかな?いい女が学校に来てるかなーと?」
キラ「最近当たるっていう、虫の報せ?」
オウ「ああ、こりゃ学校に行けって……じゃあ行きますかねー」
ーーー
ダカラーソウイウンジャナイッテバー
キラ「あ……」
オウ「おっと……」
フレイ「あ、ミリアリア」
ミリィ「ハァイ」
モブ1「あ、ねぇミリアリアなら知ってるんじゃあない?」
ミリィ「何?」
モブ1「この子ったらサイ・アーガイルに手紙貰ったの、なのに何でも無いって話してくれないのよ?」
ミリィ「えー!?」
フレイ「あんた達もういい加減に!」
???「ん、んっ、乗らないのなら先によろしい?」
トール「あ、すいません、どうぞ」
オウ「おーーすごい美人……見た事ないなこの辺で……」
モウシラナイカラ、イクワヨ!
トール「手紙だって、サイが意外だなー……フレイ・アルスターとは、けど強敵だよこれは?キラ・ヤマトくん?」
キラ「ぼ、僕は別に……」
オウ「ああ以外だ……趣味悪いなサイのやつ、どこがいいんだかあのスベタ」
ミリィ「はぁ?何あんた、振られた腹いせ?」
キラ「え?オウ口説いたの?」
オウ「あーやめとけやめとけキラ、あの子、いかにもなお高くとまった高飛車お嬢さんだ、箱入り娘の世間知らずで疲れるぞー?」
トール「珍し、お前がそこまで言うなんて、余程こっぴどく振られたのか?」
オウ「そりゃもちろん?だが恨みはねぇよ、けどすんげぇ悪口くらってな」
ミリィ「結局腹いせじゃない、器が知れるわよオウ?」
オウ「構わねーよそれで」
ーーー
トール「うーす」
オウ「よっ、カズイ、相変わらずまじめにやってんなー?」
カズイ「オウ、珍しいね真面目にくるなんて」
サイ「あ!キラやっと来たか」
???「…………」
トール「誰?」
カズイ「あぁ、教授のお客さん、ここで待ってろって言われたんだと」
トール「ふーん?」
オウ「へー……ハァイお嬢さん?教授を待ってる間話でもどう?コーヒーに紅茶、色々あるよ?」
??「いや、いい……私に構わないでくれ」
オウ「ありゃ……オーケィ、何かあったら聞きなよ」
トール(え?あの子女の子?)コショコショ
オウ(お前失礼だな?見てわからんか?)コショコショ
トール(見てわからないから聞いたの)コショコショ
キラ「で、教授は?」
サイ「教授からこれ預かってるよ、追加とかって」
キラ「うぇええ!?」
サイ「何なんだ?どうせモルゲンレーテの仕事の方なんだろうけど」
キラ「興味無いよ、フレーム設置モジュールの改良……兎に角プログラムの解析さ」
オウ「おーいマジかよ……深夜超えて徹夜コース行くかマジで?カトウのオッさんめ……」
トール「そんな事より、手紙の事を聞け!」
キラ「ぐあはぁああ!?」
サイ「手紙?」
キラ「な、何でも無いって!」
トール「何でも無いわけないだろうが!」
オウ「サイ……お前結構な趣味してんのな?」
サイ「一体何の話だ?」
テレレレーテレレッテー