関係

関係


※閲覧注意

※【ここだけゾロがルナーリア族】のスレより

※ゾローリアの更にIFネタ

※ファンタジスタした幼少ゾロがキングに拾われ百獣海賊団所属√

※幼少ゾロはくいなと約束する前

※CPはゾロひよ、ゾロヤマ?

※IFネタの派生⇒百獣√

※キャラエミュが微妙

※文才なしの駄文

※捏造設定あり

※それでも良い方のみ、お読み下さい






この世界線ではヤマトは相変わらず頭おでんですが、ワイルドがオロチを廃して、侍と百獣を繋ぎワノ国をある程度平穏に治めていることと、そのワイルドと仲がそこそこいい影響でカイドウとの関係が致命的に破綻してはいません。めっちゃ長くて面倒な反抗期を続けている状態みたいになっています。アラサー頭おでんという状態になっちゃってます。カイドウは頭抱えてます。(やっぱりオロチの計略に乗っておでん殺しちゃったのはまずかったかなぁ…)って思ってます。

霜月・R・ゾロ(ワイルド) 20歳 

ワノ国将軍、鈴後大名、百獣大看板と割と忙し  い日々を送るルナーリア族の先祖返り。最近妻が懐妊した。養父との仲は良好。悩みは悪魔の実に付き纏われていること。

霜月日和 25歳 

光月おでんの娘にしてワイルドの妻。第一子妊娠中。そろそろ戻ってくる兄達を気にかけている。今の概ね平和なワノ国のことは好きだが、やはり百獣には複雑な気持ちを抱く。

アルベル(キング) 46歳 

百獣大看板にしてカイドウの右腕。養子であるワイルドに子ができてお祖父ちゃんになることにそわそわしている。

ヤマト 27歳 

頭おでん。ワノ国開国を訴えている。ワイルドとは友達。ワノ国の子供と一緒に遊んだりするのが最近の楽しみ。

カイドウ 58歳 

おでんな息子に頭を抱える四皇。世界政府のことを考えて開国論には現状反対。

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(キング視点)



「ムハハハ!!ひよっこワイルドが真っ先に身ぃ固めることになるなんてなぁ!しかもキング!お前が”お祖父ちゃん”とはなぁ!」

「ウォロロロ!!これでますます百獣海賊団のワノ国への影響力が盤石になるなぁ!」


鬼ヶ島で、カイドウさんとおれ達大看板の酒の席が開かれている。最近になってワイルドに子ができたことを祝う幹部だけの会だ。ワイルドと婚約したワノ国の前々将軍の娘が妊娠したと言うことだ。俺が祖父というものになるらしい。おれの同族であるルナーリア族の先祖返りのワイルドに、子ができたことはかつて故郷と一族を滅ぼされたおれにとっても喜ばしい知らせだった。大看板の中で最年少のワイルドの慶事にカイドウさんも喜んでくれてこうして酒の席を設けてくれた。デブもジャックもカイドウさんも上機嫌で酒を飲みワイルドを祝ってくれている。

「なぁワイルド…ちょっと話があるんだが…」

「カイドウさん、はっきりしねぇでどうしたんだ?」

「あぁ~…いや、な…」


しばらくして酒が進んだその席で、おれの養子で大看板の末っ子のワイルドにカイドウさんがなにか歯切れ悪く話しかけていた。酒の席でこうも歯切れの悪いカイドウさんにワイルドも胡乱げな目を向けている。そのワイルドに何故かジャックが同情的な視線を向けていることが引っかかる。


「ワイルドお前女房と上手くやっているか?」

「いや上手くやれているから子もできたんだが…。なにかあるんだったらはっきり言ってくれねぇか?」


カイドウさんのらしくないはっきりしない物言いにワイルドが困惑している。何故かジャックがますます同情の視線を深めている。


「その、な…ヤマトをな…」

「だからそのぼっちゃんがどうしたんだ?」


どうしても口にしづらい話題のようでカイドウさんが酒を大きく呷って勢いを付けようとしている。一体何の話なんだ?


「…嫁にする気はないか?」

「「「は⁈」」」


突然の衝撃の話にワイルドが驚愕し、クイーンの馬鹿がお汁粉をこぼす。おれもつまみに食っていたトビウオの刺身を吹き出す。ジャックだけは予期していたようで「やっぱりか…」と呟いている。


「いやなんで急に⁈ぼっちゃんを⁈」


いきなりとんでもない話を持ちかけられたワイルドが泡を食ってカイドウさんに詰める。俺と隣のお汁粉タンク野郎は何も言えず様子を見守る。


「いや俺よりジャックの方がいいだろ。歳も一緒だし」

「ジャックにはもう断られた」

「流石に俺には荷が勝ちすぎるんで…期待に添えず申し訳ありません…」


ジャックには既に話を持ちかけて断られていたようでジャックは申し訳なさそうにしている。さっきから妙にワイルドに視線を向けていたのはこのことか…。


「いやあいつももう27だしな…それなのにひたすらおでんを名乗ってるだけで…。しかもキングに孫ができるって聞いて…」


どうやらおれに孫ができることと、ヤマト坊ちゃんより年下のワイルドが家庭を持ったことで「あれ?ヤマトは大丈夫か?」と思ったらしい。そしてワイルドにならヤマト坊ちゃんを任してもいいと…。確かにワイルドは立派に育っておれ達と同じ場所まで上がってきた上にヤマト坊ちゃんとも仲がいいが。おれの自慢の息子だが。おれ個人としては百獣とワノ国の結びつきを強化できるというメリットもあって、ヤマト坊ちゃんとワイルドが良ければ否やはないが…、肝心のワイルドはあまり乗り気でないようだ。


「ババァの所もとうに孫が生まれてるがうちのはいつまでもあの調子でなぁ~」


ヤマト坊ちゃんのことが心配なのもあるが単純に自分も孫が欲しいらしい。おれもカイドウさんがワノ国でふらふらしているヤマト坊ちゃんのことをどうするのか気になっていたが、百獣の大看板、鈴後の大名、ワノ国の将軍と嫁にやる相手にはうってつけのワイルドとヤマト坊ちゃんを一緒にしてしまおうということらしい。


「いや俺の嫁は日和一人で十分なんだが…」

「そうか…気が変わったら言え…あいつにも伝えて話を進めるからな…」


カイドウさんは本気でワイルドにヤマト坊ちゃんをやってもいいと考えていたようで残念そうだった。ヤマト坊ちゃん…、早くカイドウさんを安心させてやってくれねぇかなぁ…。


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(ここからゾロ視点)



「ってことがあったんだが、お前俺に嫁に来る気はあるか?」

「僕がワイルドの嫁になるぅ?何勝手にそんな話してんだあのくそ親父め!」


日和と鈴後の屋敷で飯を食っていたらいきなり「ワイルド!お祝いだよ!」とぼっちゃん_ヤマトが子供用の服やら食い物を持って訪れた。「ひよりちゃんに子ができたってことは僕がおじいちゃんになるってことだね!」とか言いながら。待て、どこから突っ込みゃいいのか分からん…。突っ込んだところで「それでも僕はおでんだよ!」で流されるだろうが。先日の酒宴でカイドウさんにヤマトを嫁にするしないの話をされたことを思い出して尋ねるとやっぱり俺の嫁になるつもりは毛頭ないようで勝手に話を進めようとしていたカイドウさんに切れていた。勝手に話を進められそうになる理由は分かっているが多分言ったところでコイツは聞かないだろう。


「あなた!どういうことですか⁈ヤマトさんを側室にするつもりなの⁈私を捨てるつもりなのですかぁ⁈」

「そんなつもりはねぇよ!ただカイドウさんに打診されただけだ!」


突然の俺の台詞に日和の方も驚いたようで詰め寄ってくる。ちょっと待て分かった俺が悪い不用意に不安にさせた俺が悪かっただから雪走を抜こうとすんなぁ!


無論日和を捨てるつもりなど一切ない。ただ先日の話を思い出して当事者のコイツはそのことを知っているのか確認しただけだ。ヤマトが乗り気で日和も受け入れれるのであればヤマトとの婚姻も視野に入れたが、両者ともにそんなつもりはなさそ「まぁ僕が一緒に過ごさないといけないなら君とがいいな!」っはぁ?


唐突な爆弾発言に一瞬思考が上滑りする。俺を冷静に戻したのは、チャキリという鍔鳴りの音だった。おい待て日和どっからその天羽々斬持ち出した鍔を鳴らすな抜こうとするな斬りかかろうとすんじゃねぇ身重の体で何やってんだ落ち着けぇ!!


「ヤマトてめぇ何言ってんだ!」

日和を落ち着かせながらヤマトに叫ぶ。


「君は僕の”親友”だろう?」

当たり前の調子で放たれた小っ恥ずかしい台詞に俺と日和が動きを止める。混じり気のない純粋な友誼の発言として、妙な意味を含まない先の台詞に毒気が抜かれる。


「っは!そうだな!」

やはりコイツとは夫婦とかよりもこの関係の方が楽でいいと改めて思えた。4年前にいきなりやって来て言葉を交わしたと思ったら友達認定してきたコイツとは。




後日談

「なぁワイルドやっぱりヤマトを「くそ親父ぃ!何勝手に縁談すすめようとしてんだぁ!」

やっぱりヤマトを誰かに任せたいのかまたカイドウさんが話をしてこようとしてきたが居合わせたヤマトが宣言通り切れ散らかしていた。俺と関係ないとこでやってくれ…。






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