あなたのまちの婚姻届の記入例を送ってください

みなさんは「婚姻届」を見たことがありますか?  私たちは、社会の中の隠れたジェンダーバイアス(性別に対する思い込み)についてみんなで考えるきっかけを作りたいと思い、全国の役所にある婚姻届の「記入例」を調査しています。


集めたいのはこんな感じの「記入例」です↓


やることはシンプルです。全国の婚姻届の記入例を集めて、表記を調べます。しかし、その多くはホームページに載っておらず、役所に直接行って確かめるしかありません。市町村の数は全国で1747(※)皆さんの住んでいるまちや、身近なまちも調査対象です。地域や世代、もちろん性別を問わずどなたでも参加いただけます。ぜひ参加をお願いします!


※792市,743町,189村,23特別行政区の合計ただし北方領土6村は調査不可)

※集計と分析は「あすには」で行います

※婚姻届の用紙は必要ありません


調べてみると、いろんなことが見えてきます。

もっと集まれば、課題や解決策も分かるはず!


全国紙・地方紙でも注目をいただいています


これまでの報道

調査プロジェクトは終了しましたが、引き続き投稿は受け付けています。

2024年2月までに収集した526件(全体の30%)の集計


なにをすればいいの? 方法は2つ


まず 調査の最新状況 をみて、まだ調査していない自治体を確認してください

見つけた記入例を 投稿フォーム から報告!

見つけた記入例は 投稿フォーム から報告!


調査結果の速報はこちらでご覧いただけます

[協力者募集中💨]長野市・奈良市・大崎市

これらの自治体ではネット調査では不十分でした。役所での直接確認(②-B)にご協力ください。


なぜ、婚姻届の記入例全国調査を行うのか

 仮に「妻の氏」に✔︎のある記入例がひとつも存在しなくても、それだけで日本の婚姻制度が男女不平等だとはいえません。民法の条文上も、夫の氏と妻の氏はどちらも選べるからです。

 一方で、法的には平等でありながら95%のカップルが夫の氏を選んでいる現実は、慣習的な要因がつよくはたらいていることを示唆します。また、婚姻の当事者双方が本当に対等な協議・合意と十分な納得を得られていない可能性も考えられます。

 よりジェンダー平等な社会に近づくために、行政が工夫できることはあるのではないか。ジェンダーギャップの固定化を防ぎ、解消につながることを目指して現実の姿をみんなで明らかにすることがこの調査の目的です。


一般社団法人あすには 教育研修チーム

※今回調査する現行制度は男女の婚姻のみを認めており、最初から排除をされている人々がいることも事実です。私たちはジェンダー平等社会の実現にはこの問題の解消も不可欠だと考えています。



「一般社団法人あすには」について

 誰もが息苦しさを感じずに、自分らしく生きられるジェンダー平等社会の実現を目指して2023年7月に設立。選択的夫婦別姓について広く理解を促進するための社会教育事業及び啓発活動を通じて、全ての人々の幸福に寄与することを目的としています。

教育研修チームでは、人権教育、法教育・主権者教育、包括的性教育、金融教育という4つのテーマを柱として、全国の当事者と各分野のプロフェッショナルが連携した学習プログラムを開発、提供しています。

講座・研修についてのご相談はウェブサイトからお気軽にご連絡ください。

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©️2023一般社団法人あすには