NGRO 君が来てくれたから分かったこと

NGRO 君が来てくれたから分かったこと


 日本フットボール協会から新プロジェクトへの招待状が届いてから数日後、俺の部屋で次の試合の作戦を考えている時にレオが突然こんな事を言い出した。

「なあ…あのプロジェクトに行く前に2人でどっか遊びに行かね?」


 レオの毎日は、W杯優勝に向けての練習を中心に学年首位をキープ出来るだけの勉強や筋トレ、ビジネスの勉強や株のチェックとかなり忙しい。

休日も朝はジムで筋トレ、昼はビジネスの勉強会かビジネス書を読んで夜はプールとマッサージととても高校生とは思えないようなストイックな生活をしている。

俺の休日なんかだいたいスマホ片手にごろごろして気付いたら寝てるのに。

読書はするけど漫画かライトノベルだ、ビジネス書なんか数行で寝れる自信がある。


 そんな生活をしている割に、人心掌握のためかはわからないけれど同級生との交流も大事にしていて、俺と出会う前は頻繫に勉強会を開催していたみたいだしたまにクラスメイトの誰それと遊びに行ったとか話していた。

俺はずっと誘われてない、今のが初めて。

何回かレオが他の奴らと遊びに行くのにきまぐれでついていったことはあるけれど、そん時もずっとつまらなそうにしていた俺を「お前が休日に遊びたいとか珍しいな~。大丈夫か?」ってずっと甘やかしてくれたっけ。

せっかく皆の人気者と遊べたのにレオを独り占めされて、悔しそうに俺を見つめるあいつらの顔は今でも覚えている。

たまについてきてもそんな態度だから、俺が個人的に誘われることなんて一度もないだろうと思ってた。

それに俺といるときは出来る限り練習したいだろうし。

だからちょっと意外。


 「いや、これから強化プロジェクトに呼ばれたらより一層忙しくなるだろ?もう遊んでいる暇はないかもしれない」

「えーないの?いやだ疲れるめんどくさい」

「お前なあ…まあいいや。これからそんな状況になるのに俺と凪の2人きりのプライベートの思い出ってまだないだろ?」

「そうだね、大抵誰かいたもんね」

「そーそー。だからその前にどっか遊びに行って思い出の写真1枚でも欲しいなって思ったわけ。宝物とだけそういうのがないのはなんか寂しいしな」

「…レオらしいね」

俺はレオの提案よりも、俺以外の人とは想い出があるかのような言い方に、なぜか胸のあたりがチクっと傷んだ。何でだろ。疲れてんのかな、俺。

だけどレオは自分で言い出したのに、ちょっと考えた後俺の返事も待たずにまろ眉を下げていつもと違う力のない笑顔を浮かべた。

「そっそうだよな!わざわざ休日まで俺と一緒なんてめんどくさいし疲れるし勘弁してほしいよな!!悪い、忘れてくれ」

まあ正直言うとすごくめんどくさい。少ない休日は極力動きたくないしゴロゴロだらだらしていたい。だけど、なんとなくだけど、今レオの誘いを断ったら、次はないような気がする。

だから俺はレオの手を強く握りしめて「行く、絶対行くから。どこ行きたい?」とレオの大きな紫の瞳を真剣に見つめながら言った。

レオはきょとんとした顔をした後、笑いながら「いてえよ、どうした急に。まあいいや。俺はどこでもいーよ。凪はなんかある?」と手を優しく握り返した。

ほそくて白い、ピカピカのピンクの爪をしたレオの指。あったかい。どきどきする。俺はそのままにぎにぎとレオの指の感触を楽しんでいた。

「凪…?お前今日なんか変だぞ、大丈夫か?」

「あ、ああ、ごめん。大丈夫」

俺は慌てて手を離す。覗き込んでくるレオの顔は見れなかった。

「おう、ならいいけど。それでさ、なんか行きたいとこある?」

「うーん…俺はどこでもいいや。レオなんかオススメある?」

「オススメっていってもなあ、その人の趣味にもよるし。あ、お前ゲーム好きだろ。ゲーセンでも行く?」

ゲーセンか。確かに学校と生活に必要なものの買い出し以外なら1番行く場所だし、俺は楽しいだろうけどなんかちょっと違う気がする。

「うーん、ゲーセン行っても俺多分淡々と格ゲーしているだけでレオは面白くないと思う。別の場所にしようよ。クラスの奴らとかと行った場所とかで特に楽しかった場所はある?」

「特にか…」

レオは口元に手を当ててしばらく考えた後

「前にバウンドコーデでディズニー行ったときは楽しかったな」とよく分からない言葉を口に出した。

「バウンドコーデ?なんそれ?」

「ディズニーキャラクターに寄せた格好のこと。そん時ディズニー好きな奴がいて提案してくれたんだよ。普通に行くより世界観を楽しめた」

「ふーん、コスプレとは違うの?」

「コスプレみたいに完全にそのキャラの衣装を着るんじゃなくて、普通の店で売ってるような普段着の範囲でやんの。あ、あった。ほらこんな感じ」

そう言ってレオがiPhoneで見せてきたのは1枚の写真だった。

そこには有名な手をつないでる銅像の前で満面の笑みを浮かべたレオと、レオを取り囲むように思い思いのポーズを決める男子5人が映っている。

なんかこんな顔の奴らレオのクラスにいたようないなかったような。

「あー」確かにこの写真のレオの服はミッキーっぽい、周りの奴らもドナルドやグーフィーにチップとデールみたいな普段着だ。

というかこういう時もレオは主役ポジションなんだな、流石。

ここに女子がいたら大変だろうな、ミニー枠争いで。

ここに俺がいるならなんだろ?プルート?けどプルートって宝物なのかな…?わかんないや。あんま見たことないから。

そうやって俺はまだ決まってすらいないのに、色んな事をぐるぐる考えていた。

レオといると自然と色んな事を考えちゃうな。

「へーレオもそんな感じのことするんだ。根がまじめだからあんまりイメージになかった」

「そうか?俺は結構ノるときはノるぞ」

「ふーん」

「それ以外だと他にはな…」

「待って。俺らもこれやろうよ」

レオが他の提案を出そうとしたけど、俺はそれを止めてこのアイデアに賛同した。

そんな俺にレオは心配そうに眉を寄せる。

「本当にここでいいのか?今ハロウィンイベントやってっから多分めちゃくちゃ混むし待つしで辛くないか?あくまで一例として出しただけで全然もっと別の場所でもいいんだぞ」

「ううん。大丈夫。レオのバウンドコーデ?だっけ。みたい」

「お前もやるんだぞ。いいのか?」「えー、まあ、うん。いいよ」

確かにレオの言う通り遊園地なんてめんどくさいの極みみたいな場所だ。

長時間並ぶし、人混み好きじゃないし、いっぱい歩かなきゃならないし、レオとはぐれることがあるかもしれない。

けどこの時俺は、ああいう非現実的な演出がされた空間でどんな反応をするのかという好奇心と、特別なレオを俺以外の宝物でもなんでもない奴らが知っているという事に対する僅かな胸の痛み、多分だけど、これが嫉妬ってやつなんだろう、それらが俺をそうさせた。

変なの。「特別な存在」になりたくて頑張ることは「特別な存在」でない事の証明書だって俺はちゃんと分かっていたはずなのに。

 「じゃあ決まりな!日にちとか色々決める事もあるし、前はあいつに任せっぱなしだったからルールも調べねえとな。あとさ何のキャラにする?提案しといて難なんだけど、俺もディズニーとピクサーそんな詳しくねえんだよな」

「けどそん中でなんか好きなのないの?」

「うーん、あ、前なんかで見たプリンセスと魔法のキスだっけ?あれがタイトルの割に面白かった。けど王子様とお姫様とか俺らの関係っぽくはないよな」

「んーまあそーかもね」

俺は最後の言葉をあまり気にしないようにしようと生返事で返して、部屋の棚の端に放置してあるDVDに目をやる。

んじゃこれはダメかも。レオの言う俺たちの関係性じゃない。

「凪は?なんかある?」

「んー、まあピクサーならあるっちゃあるけど」

「えー!知りたい!教えろ!!」

レオはぐいっと顔を近づけてきた。紫色に輝く宝石みたいな瞳に俺が映っている。「…………」「な?」

「…………わかったよ」

俺はどうもこの目にすごく弱いみたい。

そっと棚からそのDVDを取り出してほこりを払った。

DVDはセットがめんどくさいからほとんど見ない。

唯一見るのは見放題で配信されているところが少ない1番好きなエターナルサンシャインぐらい。

だけどこれはなんとなく惹かれてDVDを買っていた。荒廃した地球をバックに2人のロボットがいる絵がパッケージのそれをレオに渡す。

「これだけど」

「WALL・E?ごめん、見たことねえな。これが凪の好きなピクサー映画?」

「んーまあなんか惹かれるんだよね」

この映画は700年間1人ぼっちでごみ処理をし続けて心が宿ったロボットのウォーリーが、植物を探しに地球に来たロボットのイヴに恋してイヴを追いかけて大冒険をするという話だ。

俺は初めてこの映画を見た時、疑問しかなかった。

どうしてウォーリーはこんなめんどくさいことをするんだろう。

何も考えなければめんどくさくないのに、何もない世界に宝物という楽しみを見出して、その環境じゃ叶いもしない手を繋ぐことにあこがれて、そのまま動かないイヴを放置しておけば、イヴを追いかけて宇宙船に乗りこまなければ傷つかず安全で楽でいられたのに追いかけて、ほかの登場人物もみんなそう、そのまま楽な方向に身を任せればいいのに現状から足掻こうと一生懸命になる、俺には理解できないことでこの映画はあふれていた。

けどこの映画の理解できなさに俺はなぜか惹かれてよく見ていた。


だけど、今ならなんとなく、ちょっとだけだけど分かる。

ウォーリーは仕事も、今まで大切にしてきた宝物も、全部無意識においてっちゃうほど、出会ったときにイヴがどうしようもなく好きになっちゃったんだ。

だからめんどくさくても、この先何があるかわからなくても、あの宇宙船に乗り込んだんだろうな。

俺もそうだ。

俺は、多分、あの時あの階段でレオと出会って抱き着かれてからレオが好きになっちゃったんだと思う。

だから、めんどくさくてどうしようもないサッカーにも付き合っちゃうし、色んなレオを知りたくなっちゃうし、宝物の俺以外が知らないレオを知っている奴に嫉妬しちゃうんだろう。

あの日、レオが俺の世界に入って来てくれてから俺の世界は大きくバグった。

前は何もかもめんどくさいで動かなかった俺の感情は大きく動くようになるし世界が広がった。

レオといるのはめんどくさくなくていい。いいんだけど……

 

 そんなことを考えているうちにレオは後ろの紹介文を読み終わったみたいで、俺にぎゅうっと抱きついてDVDを俺に渡してきた。

そしてきらきらした目で俺の目を見て、ぱあっと笑顔で「いいな!これにしようぜ!!」と言ってきた。

えっレオいいの?俺はレオにそのまま聞いた。

「いいの?これ恋愛映画だよ?俺達の関係性とは違うでしょ?」

レオは一瞬きょとんとした顔をした後、今日1番の笑顔を浮かべて抱き着いたまま俺の頭を撫でる。

「いいんだよそんなの!!それより俺はお前の好きなものを俺は知りたいの!凪がせっかく自分から選んだものを俺は無駄にしたくねえ」


 ああ、俺はこの笑顔にどうしようもなく惹かれているんだろう。

俺はレオが好き、レオと一緒にいるのはめんどくさくないし一緒にいたいと思っているけど、レオは俺を宝物として見てくれているのは俺にサッカーの才能があるからだ。

俺にサッカーの才能がなかったら、レオがW杯のトロフィーを欲しがっていなければ俺は周りの奴らと何も変わらない。

植物がなければ任務はなくウォーリーは1人ぼっちのまま。

俺もレオがサッカーの才能を欲しがらなければ、興味を持つことも持たれることもなく、1人で学校と寮を行ったり来たりする生活のままだ。

そして、もしW杯の優勝トロフィーを手に入れたら俺はまた1人になる。

イヴはウォーリーが自分のために頑張っていたことを見て好きになってくれたけど……ねえ、レオ。レオはどうなの?


 「凪、おーい、なーぎ?お前ほんとに大丈夫か?」「あ、ああごめん。ちょっと考え事」

はっず。俺勝手な妄想ポエム繰り広げてた。せっかくレオが来てくれてんのに。俺は恥ずかしくてレオから顔をそらした。


「お前なんか変だぞ。もしかして体調悪い?もしやばいなら後日にすっけど」

「いや今でいいよ。あ、俺がウォーリーでレオがイヴね」

「え、お前がイヴのほうがいいんじゃね?白いし」

「……だめ?」

「いやだめじゃねえけど」

「じゃあきまりね。イヴは全身白いから、こんな感じ?」

俺はクローゼットから白いパーカーを取り出してワイシャツ姿のレオにがばっと着せた。

うん。やっぱレオってなんでも似合う。

俺の服でも着こなしちゃうんだな。流石。

「おい!急にびっくりするだろ。それにしてもお前の服はデカいな……中にシャツ着てんのにまだぶかぶかだ。身長5センチしか変わんないはずなのになー」

レオが手を隠す袖を見つめてむぅと不服そうにしている顔を見た時、俺はとんでもないことをしたことに気が付いた。

これって彼パーカーじゃん。やば。俺、付き合ってもないどころか告白もしてない子にとんでもないことしてんじゃん。

どうしよ。けど、レオ似合っている。けどどうしよ。怒ったかな。

だけど俺はその時、なんともいえないうれしさを感じていた。

普段レオの近くにいる奴らのだれも私服をレオに着せたことは多分ないだろう。しかも、自室で。

俺は悪いと思いつつレオを見つめる。レオ、綺麗。

「……どう?似合ってっか?」レオの声でまた俺は正気に戻った。

やばい、俺また変なこと考えてる。

そんな俺を気にせずレオは俺のパーカを着たまま、立ち上がってくるりと一回転した。

「似合ってっけど…いきなりびっくりしたよね」

「まあそりゃ驚いたけど……別に凪なら嫌じゃねえよ。それにしてもやっぱ凪の服だからかめちゃくちゃ凪の匂いすんな」

そういってレオは萌え袖状態のまま袖を顔に寄せてすんすんと匂いを嗅ぐ。

俺はそれにどうしようもない高揚感でいっぱいになった。

彼パーカーに萌え袖で匂い嗅ぐとか、レオ、無自覚で人をあおりすぎでしょ。

やばい。こんなの漫画みたいだ。

ねえレオ、レオ、レオ、レオ。俺は高揚感に任せてレオに近付く。

気が付くと俺は、そのままレオを後ろのベッドに押し倒して袖から手を出して指を絡めていた。

「似合ってるよ、レオ」

「お、おう。たはっ、ずいぶん積極的だな凪くん」

「うわっ!れ、レオ、ほんとごめん」

俺は慌てて手を引っ込める。

やばい。さっきから俺はレオにとんでもないことをしている。

気持ちがどうも抑えきれなくて、体が勝手に動いちゃう。

レオ、ごめん。ほんとごめん。

「気にすんなよ。そんなによかった?」

「うん、当日にも着てほしいぐらい」

俺はうっかり思っていたことをそのまま口に出しちゃっていた。

ほんと、今日の俺はなんかおかしい。どうしよ。

「宝物の要望とあれば聞かねえわけにはいかねえな。わかったよ。お互いの服交換するのも相棒っぽくていいもんな」

レオはそれでいいの?本当に?俺はレオがちょっと心配になった。

「レオ、本当にいいの?それどこでも売ってるような服だよ?」

けどレオはきらきらとした笑顔で俺を抱きしめて頭を撫でながら、「いいんだよ全然!俺は凪の提案がうれしいの!」と言った。

どうしよ。俺うれしいかも。

「じゃあ、お願い」

「ああ。そうなると俺黄色い服持ってたっけな、帰って確認してくるわ。それに他にも色々決めなきゃいけないことがあるもんな。えっとな……」

レオは俺に抱き着いたままiPhoneでディズニーのホームページを見せた。

レオのいいにおいがする。当たっているほっぺが柔らかい。

俺はなんともいえない気持ちのまま、レオに顔を寄せてその日を過ごした。



 「はあ……」

あの日から数か月がたって、U-20日本代表に勝った俺達は休暇をもらっていた。

今日は潔と蜂楽と千切と渋谷に遊びに来ている。

ライバルリーからレオの態度はそっけなくなっちゃったから遊びになんて誘えず、1人の寮に耐えられなかった俺はなんとなく潔の誘いに乗った。

遊びに行く場所は渋谷。

ディズニーランドに行く案もあったけど、俺はなりもしない乗り物酔いやめんどくさささを言い訳に絶対嫌だと言い張った。

ライバルリーで強くなるために潔を選んで、レオをめんどくさいと突き放してから、ブルーロックでの記憶は潔達との方が多くなっちゃっている。

俺はそれを間違った判断とは思っていないし必要なことだとは思っていたけど、ディズニーランドでの想い出は、それだけは潔達で上書きしちゃいけない、したくないと思って行きたくないと他の3人が賛成している中かなり駄々をこねたっけ。

カラオケで、あの時の写真をアプリで見る。

ミッキーの像、パートナー像の前でいつものように抱き着きながらとびきりの笑顔で笑うレオ。

この時は本当に楽しかった。俺達の大事な大事な想い出。

あの時から俺は、自分からはレオに触れてない。制御が利かなくなるから。

けど、いつか、またちゃんと触れられる日が来るかな。

 

 「あ!お前やっぱ乗り物乗れんじゃん。ははーん、そういうことか」

横にいた千切がにやにやと俺のスマホをのぞき込んできた。

「噓ついてごめん」

「まあいいよ。大好きな玲王との大事な思い出、俺達で上書きしたくなかったんだろ?」

流石千切。足も話も早くて助かる。

「それにしてもさあ……」

千切の大きな目がにやあと細まる。

「彼パーカーとはなあ。積極的じゃん。お前もずいぶん隅に置けないなあ、凪さんよ」

このこのっと言いながら肘でつついてきた後、ふふっと煽るような優しいようななんともいえない笑顔で

「まあ早く本当のこと言って仲直りしろよ、俺もお前らの連携をこの足でぶっちぎるのが楽しみで仕方ないからな」と言ってきた。

「望むところだよ、俺達最強だから」

「言ったなお前。あ、なんか玲王が絡まれんぞ」

「あ、本当だ。行ってくる」

俺はそのままレオのほうに行こうと速足で歩き出したけど「まって、1個だけ質問」と千切に呼び止められる。

「その、バウンドコーデだっけ?なんのキャラ?」

俺は振り返って「WALL・Eって映画。いい話だから1回見てみたら?」と答えてレオの元へ急いだ。





・あとがき

 遅くなって申し訳ありません。いつも「凪誠士郎への挑戦状 御影玲王救出大作戦」を読んでいただきありがとうございます。いただいたレスはしっかり読んでいます。

 PWCの凪玲のサポカとその宣伝の動画で凪が玲王のコスプレに興味津々な様子を見て、「これもしや玲王が一緒ならディズニーのバウンドコーデもやってくれるのでは?」と思い今回の話を書くに至りました。

もうちょっと彼パーカーのシーン盛ってもよかったかも……

 元々ディズニーが大好きで、ブルーロックを読む前からWALL・Eはピクサー映画だったら1番、ディズニー作品でも3本の指に入るほど好きだったのですが、ブルーロック特にエピソード凪と凪の前日譚読んだ後に見返したら「あれ……?エタサンとか奇跡が好きで、意外と他人の恋愛話に興味がある凪なら過去的にも心情的にもめちゃ刺さるのでは?」と考え「凪ディズニー&ピクサー映画の中ならWALL・E好き説」を唱えてました。

今回形にできて嬉しかったです。

1人ぼっちの世界に君は来てくれた系のストーリーは大体神。

 玲王の好きなディズニー映画は正直思いつかなくて、「夢のために努力する主人公で、最初は夢のために王子様に近付くけど冒険するうちに冒険するうちに本人も好きになる」っていうストーリーが刺さるとこがあるのではとプリンセスと魔法のキスにしました。

けど男子高校生ってプリンセス映画見るかなあ……わからない……変えるかもしれない…… 

 ちなみに12月1日に金曜ロードショーでプリンセスと魔法のキスが放送されるので、もし興味を持っていただけたならぜひ……

WALL・Eもいつか放送してくれないかな……もし余裕がおありでしたらディズニープラスかレンタルショップでぜひ見てください、本当にいい映画なので。

ちなみに2つともニコニコ動画で映画の解説動画を上げてくださっている方がいます。

ちなみにディズニーも合わせてなら、スレ主は物心ついたころからシンデレラ一筋です。本編も実写も2,3も全部好きです。

 長々とあとがき失礼しました。亀更新かつ稚拙な文章ですが、これからも何卒よろしくお願いいたします。

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