オウくんの居るSEED HD版 PHASE-6 フレイを更に嫌いになった日 後編

オウくんの居るSEED HD版 PHASE-6 フレイを更に嫌いになった日 後編


トール「なんであんな事言うんだよ、お前は……」

フレイ「だって……でも本当の事じゃない……」

トール「キラがどうなるかとか、考えないわけ?お前って!」

フレイ「お前お前って何よ!キラは仲間なんだし、ここは味方の基地なんでしょ!ならいいじゃないの!?」

トール「地球軍が何と戦ってると思ってんだよ!」

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キラ「OSのロックを外せばいいんですか?」

ジェラード「まずはな……だがキミ達には、もっと色々な事ができるんだろう?」

オウ「つまり?」

ジェラード「例えば……こいつの構造を解析し、同じ物を作るとか……逆にこう言ったMSに対して有効な兵器を作るとか……ね?」

キラ「僕達はただの民間人で学生です!軍人でもなければ軍属でも無い!そんな事をしなければならない理由はありません!」

オウ「そうだそうだ!第一、学生二人に何やらせる気だあんたら!?そんな兵器学生が作れるわきゃねーだろ!政府に告発してやるぞテメー!」

ジェラード「だがキミは……裏切り者のコーディネイターだそして……キミはそれを手引きした友人ともなるわけだな」

オウ「あぁ!?」

キラ「裏切り者!?」

ジェラード「理由などいくらでも作れる、同胞を裏切り、それを手引きした民間人……いや、スパイだろうか?キミが告発して耳を傾ける者が、さて軍に居るかな?」

キラ「違う!僕は!!」

オウ「テメェ……」

ジェラード「地球軍側に付くコーディネイターは貴重だ、なぁに心配する必要は無い、君たちは優遇されるさ…ユーラシアでもな?」

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カタカタカタカタカタカタ

オウ「あのさぁ……そう構えないでくれる?ビビってタイピング狂うよ」

兵士「黙れ、まだ解けんのか」チャキ

オウ「誰か触ったから何か変な事になってんのよ……ええ?誰よ無理矢理解こうとしたの……」

兵士「何ぃ?……」

ゴゴゴゴゴ

オウ「おお!?」

ジェラード「管制室、この振動は何だ!?」

『不明です!周辺に機影無し!』

ジェラード「だがこれは爆発だぞ!』

キラ「これは……」

『ぼ、防御エリア内にMS!リフレクターが落とされています!』

ジェラード「何だと!?傘が破られた、そんな馬鹿な!!」

キラ「えぇい!」

オウ「せりゃああ!」

兵士「「ぐはぁあ!」」

ジェラード「ああ!?貴様ら!!」

キラ「攻撃されてるんでしょ!?こんな事してる場合ですか!!」

オウ「とっとと持ち場に帰るんだな悪徳将校!この件はしっかり連合政府に報せといてやるよ!」

ジェラード「糞ぉ!」

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ニコル『居た、あいつら!今日こそ!!』

オウ『黒いのが一機!?それでこの惨状かよ……恐ろしいな!!』

キラ『くそ!こんなところまで!!』

ブォオオン!ギィン!

オウ『ちぃっ!粒子砲は使えない……剣だけかよ!』

ニコル『またこのジンは!?』

オウ『行けキラ!叩き斬っちまえ!』

キラ『…………』


(だがキミは……裏切り者のコーディネイターだそして……キミはそれを手引きした友人ともなるわけだな)

(理由などいくらでも作れる、同胞を裏切り、それを手引きした民間人……いや、スパイだろうか?キミが告発して耳を傾ける者が、さて軍に居るかな?)


キラ「くそ、もう僕たちをほうっておいてくれぇーーーー!」

ニコル『ふぅうっく……!?』

マリュー『ストライクとジンを戻して!反対側の港口より、アルテミスを脱出します!』

ミリィ『キラ、オウ!戻って!アークエンジェル発進します!』

オウ「キラ!先行くぞ!早く!!」

キラ『……っつう……』

ニコル『逃げるのかぁーー!』

オウ『うひゃああーー!?爆破やばいって、キラ早く早く!!』

ガチャン、ガチャン

ナタル「ストライク、ジン着艦!』

マリュー『アークエンジェル発進!最大船速速!!』


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プシュー

オウ「キラ、気にすんなよ?あのクソ将校の話なんて……」

キラ「ごめん、一人にしてオウ……」

オウ「……オーケィ、分かったよ、ゆっくり休め」

ムウ「ボウズ!」

オウ「兄貴、キラはもう休む……疲れてんだ色々あって」

ムウ「お、おう……何かあったのか?」

オウ「ちょっとね……」

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