ヌリエル・ルービニ

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ヌリエル・ルービニ(英語: Nouriel Roubini 1958年3月29日 - )はアメリカ合衆国の経済学者。ニューヨーク大学の教授である。

略歴[編集]

トルコのイスタンブール生まれ[1]ユダヤ人の両親をもつ[2]ハーバード大学で博士号を得る。 ルービニは1990年代終盤に大統領経済諮問委員会に加わり、ビル・クリントン政権の上級経済アドバイザーとして働く[2]。 アジア通貨危機や世界金融危機の解決に助力[3]

影響力[編集]

ルービニらが立ち上げた会社Roubini Global EconomicsのウェブサイトRoubini.comはウォール・ストリート・ジャーナルフォーブスブルームバーグなどの経済記事の最良の情報源の一つとなっている[3]

米国発の世界金融危機 (2007年-2010年)を予言した経済学者である[4]。世界金融危機を予言したことから、ルービニはDr. Doom(破滅博士[5])として知られている[6] [2]

著作[編集]

共著[編集]

  • Crisis Economics: A Crash Course in the Future of Finance, (with S. Mihm), Penguin Press, 2010
山岡洋一北川知子訳『大いなる不安定――金融危機は偶然ではない、必然である』(ダイヤモンド社, 2010年)

脚注[編集]