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令和02年度（2020年度）

母子生活支援施設

法人名称

社会福祉法人愛隣団

事業所名称

台東区母子生活支援施設さくら荘

評価機関名称

公益社団法人　長寿社会文化協会

第三者評価結果の構成　　見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針
全体の評価講評
事業者が特に力を入れている取り組み
利用者調査結果
組織マネジメント分析結果
サービス分析結果
事業者のコメント

理念・方針
事業者が大切にしている考え（事業者の理念・ビジョン・使命など）	１）自分を愛するように隣人を愛する。２)母子が自分の意思を尊重して生きることができるように寄り添い、可能性や力を引き出す支援に徹する。３）利用者の抱えている問題を外側からでなく、その中に飛び込んで一緒に考える。(セツルメントの考え方) ４）常に目的に戻る。(何のためにこのことをやっているのか、自分に問いかける）５）地域貢献、社会貢献。
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割	・共感をもとにした支援。・自己満足を戒め、利用児・者が持つ力を奪わない支援。・次世代を担う子どもたちが現在、将来において自分の可能性を開けるように支援する。
職員に期待すること（職員に持って欲しい使命感）	・利用児・者の問題を自分と切り離して考えるのではなく、自分自身を見つめる力を育むことによって、真の共感と理解、解決の道を開くことができる人材。・肯定する力。・知識や技術の向上に向けての努力。

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職員は、施設・法人の理念・方針を理解し、意欲と働きがいをもって、高い倫理意識に基づく支援を実践している
施設が食事付学習支援として取り組む「ユニバーサルスペースさくら」は地域ぐるみの支援活動として発展している
母親の自立を支援すると同時に、子どもにも、健康、生活、学習、経済の様々な面で自立を支援している

職員の急な欠員や退職について危機管理意識を持って対応したいとしている
アフターケア件数の増加にともない、行政や関係機関とのさらなる連携体制による基準づくりが期待される
施設全体の衛生管理をさらに進め、利用者の生活空間をより清潔に保つことが望まれる

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大規模災害に対応する事業継続計画を作成し、新型コロナウィルス対応にも応用している

母子生活支援施設を必要とする全国の人に役立つことを願い広報活動に取り組んでいる

退所後の自立生活に向けて、経済計画、就業、日常の生活習慣等の確立を支援している

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[母親調査]

調査対象：利用者【母親】8人全員を対象とした。その内、辞退が1人あり、実際に調査できた母親は7人となった。(アンケートによる実施者は、回答はなかったが、調査は行ったこととした《無回答》。
調査方法：アンケート方式,聞き取り方式
聞き取り調査を基本としたが、利用者の意向に合わせて、聞き取りとアンケートによって行った。
利用者総数： 8人
共通評価項目による調査対象者数： 8人（アンケート方式1人　聞き取り方式7人）
共通評価項目による調査の有効回答者数： 6人
利用者総数に対する回答者割合（％）： 75.0％
調査項目：共通評価項目

※読み上げソフトをご利用のかたへパーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。	有効回答者数/利用者総数 6/8

［母親調査］1．生活するために必要な支援（家事・生活知識・相談・助言など）があるか	はい 83% いいえ 17% どちらともいえない：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］2．就労に関する必要な支援がされているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］3．母子関係をより良いものにするための支援がされているか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］4．必要に応じて、子育て支援が柔軟に行われているか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］5．学校生活に対する施設からの支援は役に立っているか	はい 33% いいえ 17% 無回答・非該当 50% どちらともいえない：0%
［母親調査］6．職員の勤務交代等があっても、依頼をしたことは別の職員から支援を得られているか	はい 50% どちらともいえない 33% いいえ 17% 無回答・非該当：0%
［母親調査］7．安心して生活できるよう支援がされているか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］8．施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］9．職員の接遇・態度は適切か	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］10．病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］11．利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］12．利用者の気持ちを尊重した対応がされているか	はい 50% どちらともいえない 50% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］13．利用者のプライバシーは守られているか	はい 83% どちらともいえない 17% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］14．個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］15．サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］16．利用者の不満や要望は対応されているか	はい 50% どちらともいえない 50% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［母親調査］17．外部の苦情窓口（行政や第三者委員等）にも相談できることを伝えられているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%

[児童調査]

調査対象：利用中の児童13人の内、乳幼児等を除く8人を対象とした。
調査方法：アンケート方式,聞き取り方式
聞き取り調査を基本としたが、子どもの意向によりアンケートを併用して行った。聞き取り対象7人の内4人は、辞退、拒否により、聞き取りができたのは3人であった。アンケートによる実施を希望した児童からは回答がなかった。
利用者総数： 13人
共通評価項目による調査対象者数： 8人（アンケート方式1人　聞き取り方式7人）
共通評価項目による調査の有効回答者数： 3人
利用者総数に対する回答者割合（％）： 23.1％
調査項目：共通評価項目

※読み上げソフトをご利用のかたへパーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。	有効回答者数/利用者総数 3/13

［児童調査］1．【中学生以上の方に】生活するために必要な支援があるか	利用者調査の有効回答者数が３未満でしたので、プライバシーの保護により、回答内訳は表示されません。
［児童調査］2．【中学生以上の方に】母子関係をより良いものにするための支援がされているか	利用者調査の有効回答者数が３未満でしたので、プライバシーの保護により、回答内訳は表示されません。
［児童調査］3．学校生活に関する支援がされているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］4．【中学生以上の方に】依頼をしたことは、職員の勤務交代等があっても別の職員から支援を受けられるか	利用者調査の有効回答者数が３未満でしたので、プライバシーの保護により、回答内訳は表示されません。
［児童調査］5．【中学生以上の方に】安心して生活できるよう支援がされているか	利用者調査の有効回答者数が３未満でしたので、プライバシーの保護により、回答内訳は表示されません。
［児童調査］6．施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］7．職員の接遇・態度は適切か	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］8．病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］9．子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］10．子どもの気持ちを尊重した対応がされているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］11．子どものプライバシーは守られているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］12．個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］13．サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか	はい 100% どちらともいえない：0% いいえ：0% 無回答・非該当：0%
［児童調査］14．子どもの不満や要望は対応されているか	はい 67% 無回答・非該当 33% どちらともいえない：0% いいえ：0%
［児童調査］15．外部の苦情窓口（行政や第三者委員等）にも相談できることを伝えられているか	はい 33% いいえ 33% 無回答・非該当 33% どちらともいえない：0%

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評点のレーダーチャートを表示する

グラフの見方

このグラフは、「評点の状況」を大項目ごとにまとめています。
「評点の状況」は、大項目に属する標準項目の実施状況を数値化してグラフに置き換えていますので、標準項目の実施状況が良好なほど、グラフが外側に広がります。
グラフの形状から、その施設・事業所によるサービス向上の取り組みの実践状況について、項目ごとの強み弱みを見ることができます。また、同じサービス種別の施設・事業所全体の平均との比較もできます。

※令和04年度以降のグラフには平均値が表示されません（評価実績件数が確定していないため）

組織マネジメント分析結果

←クリックすると詳細が表示されます。

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は

、実施できていない場合は

で表示されます。

1. リーダーシップと意思決定

1. 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

7/7

1. 事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）を周知している

事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている

事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている

2. 経営層（運営管理者含む）は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている

経営層は、事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている

経営層は、事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している

3. 重要な案件について、経営層（運営管理者含む）は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している

利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている

【講評】詳細はこちら

施設の理念、基本方針への理解を深めるための研修機会を設けている
法人と施設および施設職員の役割や責任は明確になっている
重要な案件について、施設長は職員の意見を取り入れながら意思決定を行っている

2. 事業所を取り巻く環境の把握・活用及び計画の策定と実行

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

6/6

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している

利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している

福祉事業全体の動向（行政や業界などの動き）について情報を収集し、課題やニーズを把握している

2. 実践的な計画策定に取り組んでいる

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

5/5

1. 事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している

課題をふまえ、事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）の実現に向けた中・長期計画を策定している

2. 着実な計画の実行に取り組んでいる

事業所が目指していること（理念・ビジョン、基本方針など）の実現に向けた、計画の推進方法（体制、職員の役割や活動内容など）、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している

計画推進にあたり、進捗状況を確認し（半期・月単位など）、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる

【講評】詳細はこちら

利用者の意向や要望は面談、第三者委員の働きかけ等によって把握、対応している
都や区、母子生活支援施設間のネットワークを活かし、必要な情報を収集している
5年ごとの中期計画を区に提出し、各年次の事業計画に反映させている

3. 経営における社会的責任

1. 社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

2/2

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる

全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理（個人の尊厳を含む）などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる

全職員に対して、守るべき法・規範・倫理（個人の尊厳を含む）などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。

2. 利用者の権利擁護のために、組織的な取り組みを行っている

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

4/4

1. 利用者の意向（意見・要望・苦情）を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている

苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている

2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている

利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している

虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている

3. 地域の福祉に役立つ取り組みを行っている

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

5/5

1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる

透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる

ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している

2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている

地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている

事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク（事業者連絡会、施設長会など）に参画している

【講評】詳細はこちら

法令順守意識や倫理意識の高い職員集団が形成されている
利用者の権利を守るため不適切な対応のないように組織的な対応を行っている
地域に開かれた施設とするための取り組みを行っている

4. リスクマネジメント

1. リスクマネジメントに計画的に取り組んでいる

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

5/5

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる

事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク（事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など）を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている

リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる

事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる

2. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

4/4

1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている

情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員（実習生やボランティアを含む）が理解し遵守するための取り組みを行っている

情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている

事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している

【講評】詳細はこちら

運営上のリスクを把握し、対応策について検討している
大規模災害に対応する事業継続計画を整備し、新型コロナウィルスにも応用している
個人情報に関する規定を整備し、適切な情報管理に努めている

5. 職員と組織の能力向上

1. 事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成・定着に取り組んでいる

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

12/12

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている

事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる

2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している

事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望（キャリアパス）が職員に分かりやすく周知されている

事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望（キャリアパス）と連動した事業所の人材育成計画を策定している

3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる

指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている

4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる

事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇（賃金、昇進・昇格等）・称賛などを連動させている

就業状況（勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど）を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる

2. 組織力の向上に取り組んでいる

サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況

3/3

1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる

職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている

【講評】詳細はこちら

実習生の受入れや大学等、関係機関との交流により人材の確保を行っている
職員一人ひとりについて個人別育成計画があり、キャリアパスにつなげている
休暇取得の推奨や研修機会の提供等により、職員がリフレッシュできるよう配慮している

7. 事業所の重要課題に対する組織的な活動

1. 事業所の重要課題に対して、目標設定・取り組み・結果の検証・次期の事業活動等への反映を行っている

1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている（その１）

【前年度の重要課題に対する組織的な活動（評価機関によるまとめ）】

退所後の生活が安定的に営まれるように、貯蓄習慣による経済的な自立支援を課題とした。金銭感覚や社会への理解力が不足していることから施設入所に至る利用者が複数いる。また退所後当面の生活を維持するだけの貯蓄がなく、生活が不安定となる利用者も少なくない。利用者へのアフターケアにつなげるためにも、経済的自立に向けた支援を行う必要があると考えている。入所者全員には面接等で「退所までに100万円貯めてみましょう」と働きかけモチベーションを上げた。自分のペースで貯蓄と日常生活のバランスを取れる利用者もいるが、借金を繰り返して施設入所に至った等収支バランスの理解が難しい利用者にはリーダーやベテラン職員が個別支援を行った。日々の収支の記録を付けるよう伝え、収支バランスが目視しやすいよう表を使って説明し、一人ひとりに合った方法で貯蓄を奨励した。生活保護を受給している世帯であっても、100万円以下で無理のない設定をした。貯蓄習慣に慣れてくると楽しいと感じるようになり、退所を待たずに目標達成をした利用者もあり効果が見えている。子どもの進学等ライフプランを考慮する等人生設計を視野にいれる利用者もあり、引き続き支援を行っている。 【評語】

目標の設定と取り組み	具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証	目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映	次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた

【講評】

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている（その２）

【前年度の重要課題に対する組織的な活動（評価機関によるまとめ）】

地域の子どもや保護者に対して食事を提供する「子ども食堂　ユニバーサルスペースさくら」の確実な実施を課題とした。母子生活支援施設という秘匿性の高い施設であるが、地域には支援を必要とする母子が潜在的にいると考えている。区の補助事業である「子ども食堂」を実施し、支援が必要な家庭に情報を届けたいという思いがある。前年度は特に小学校との連携の強化に取り組んできた。日常的に交流のある小学校に働きかけたところ、教諭から孤食となりがちな子どもや不登校の子どもに声をかけてもらい利用につながるようになった。さらに第三者委員や民生児童委員の参加を得ることができたため、相談を受けたり子どもの現状を把握する機会にもなっている。親も利用することができ、2019年度は年間のべ400人近くの参加があった。なかなか会うことができない要保護家庭の子どもにも、ここでなら会えると「子ども家庭支援センター」の職員が来ることもあり、見守りが必要な子どもにとっての地域の居場所となりつつある。 2020年度はコロナ禍のためテイクアウト型となったが利用者は増えており、施設ではこの場を知ってもらう機会として効果があったと考えており、現在も継続している。 【評語】

目標の設定と取り組み	具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証	目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映	設立後間もないため、前年度の実績がなく、評価対象外である