邂逅 事務員とイチカ
事務員「ロニーさんがいきなりアタシ抱えたままACに乗り込んだと思ったら・・・。とりあえず皆の証言をまとめると、ボスの悪口言ったからヘイローぶっ壊す気でかかったら、パニックおこした温泉開発部が手持ちの爆薬全部起爆させて、列車は大破し脱線転倒・・・。こんなところっスかね」
ウォルター「俺はハイランダーと損害賠償の擦り合わせをする。被害総額の試算は任せる」
事務員「了解っス。医療班がもうすぐ来るんで、念のため診察受けてくださいっス」
621「俺はコイツに用がある。連れて行くぞ」
事務員「あ、ロニーさん。ソイツのヘイロー砕く前に服とか持ってるもの剝ぎ取っといて欲しいっス。そんな奴が着てた服でも売れば賠償金の足しになると思うんで」
カスミ「や、やめろっ!?剥ぐだの砕くだのお前達は人権という(ガァン)グハッ?!」
”やめてあげて!?”
事務員「あんな奴の心配してる場合じゃないっスよ先生?いい加減あの手のバカに手を貸すのやめないと次は腹に風穴開くだけじゃすまないかもしれないっスよ?」
”たとえそうなったとしても、生徒が助けを求めるなら私は助けるよ”
”私はすべての生徒の味方だからね”
事務員「・・・警告はしたっすよ」
イチカ「・・・・・・」
事務員「それでそっちはイチカさん・・・でよかったっスか?」
イチカ「・・・・・・」
事務員「アンタもアンタで何やってるんスか。トリニティの治安維持組織がよりにもよってゲヘナのバカと手を組んで列車襲撃なんて」
イチカ「・・・・・・」
事務員「アレに何言われたか知らないっスけど、アレは自分の都合しか考えてないクセに無駄に口が回るんスから顔見た瞬間にヘイロー叩き割るぐらいのつもりでいないと・・・」
イチカ「・・・・・・」
事務員「ちょっと?話聞いてるっスか?さっきからアタシの顔見てボーっとしてるっスけど」
イチカ「口調が被ってるっすっ!!(クワッ!!)」
事務員「銃のグリップでぶん殴るっスよっ!?」