20221106_Kumamoto(C)Getty images

J1への挑戦権を手にしたのはロアッソ熊本! モンテディオ山形が一時逆転もPKで同点、13日に京都サンガF.C.との一発勝負へ

J1参入プレーオフ2回戦では6日、ロアッソ熊本vsモンテディオ山形が行われた。

明治安田生命J2リーグのレギュラーシーズンを4位で終えた熊本が、6位だったが山形をホームに迎えた一戦。PO1回戦ではそれぞれ熊本は大分トリニータ、山形はファジアーノ岡山を破ってきた。

レギュラーシーズンにおける両者の対戦成績は1勝1敗。とはいえ、90分間で決着がつかなければJ2上位が勝ち上がるというレギュレーションにより、熊本が優位な状態で試合が行われている。

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試合の立ち上がりは山形が勢いよく攻め込んでいくがすぐに熊本が押し返す。すると12分、右CKで杉山直宏が左足で中央に精度の高いボールを蹴り込むとイヨハが頭で合わせる。これがネットを揺らし、熊本が先制した。

山形は17分に反撃。ボックス手前中央での細かい繋ぎから最後は山田康太がシャープに左足を振って同点とする。

さらに24分、熊本陣内中央付近で南秀仁が猛プレスをかけてボールを奪取。こぼれたところで山田にわたると南はそのまま前線に走り込んでいく。山田のスルーパスが熊本DF2枚の間を抜けると、フリーで抜け出した南がループでGK佐藤優也との一対一を制した。

ここから山形がリズムをつかんでいくが熊本はビハインドで迎えた後半に再びギアを上げる。ボール保持時間を増やす中で後半立ち上がりに平川怜がボックス内にスルーパスを供給。抜け出した髙橋利樹が山﨑浩介に倒されてPKの笛が吹かれると、キッカーを務めた杉山が左足でゴール右下隅を射抜いて同点とした。

その後、互いに視力を尽くす中で山形は61分にディサロ燦シルヴァーノと加藤大樹に代えてデラトーレとチアゴ・アウベス、71分に國分伸太郎に代えて河合秀人、熊本は69分に坂本亘基に代えてターレスを投入。攻撃的なカードを切っていく。

72分には山形に決定機。左サイドからのクロスに反応した途中出場の河合秀人がボックス右で滑り込むようにして合わせる。バーに直撃した跳ね返りをデラトーレが押し込もうとしたがGK佐藤に阻まれた。

終盤は得点が必要で前がかりになる山形に対して熊本も引かずに攻撃を繰り出していったが、最後まで決勝点は生まれず。2-2で終了の笛を迎え、レギュラーシーズン年間上位の優位を考慮するレギュレーションにより、熊本がJ1への挑戦権を手にすることとなった。

なお、J1リーグでは京都サンガF.C.が16位でフィニッシュ。13日の13:05キックオフ予定のJ1参入PO決定戦はサンガスタジアム by KYOCERAで開催され、京都と熊本が来季のJ1参入を一発勝負で争う。

■試合結果
ロアッソ熊本 2-2 モンテディオ山形
※年間上位の熊本が決定戦進出

■得点者
熊本:イヨハ理ヘンリー(12分)、杉山直宏(50分)
山形:山田康太(17分)、南秀仁(24分)

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