この世界線の地球連邦の地方自治体の考察

この世界線の地球連邦の地方自治体の考察

【ガンダム】アムロ・キラ・フリット同世代世界線を妄想するスレ用独自設定

・地球連邦は連邦制の国家である。

・連邦制とは2つ以上の国が1つの主権の下に結合して形成する国家形態。

・この場合、地方自治体は国家なので主権があり独自の憲法、政府、法律、軍隊を持ち、その権限は現代日本の地方自治体よりも遥かに大きい。

・連邦政府の法・権限は加盟国政府の法・権限より原則として優位であるが連邦政府の法・権限を無制限に行使することはできない。

これを前提に考察する。

 地球連邦政府は地球圏に存在する連邦構成主体で構成された連邦制国家である。

 連邦構成主体は連邦直轄地、構成国家、自治国家、自治州、自治区に分類され、その地位は平等であるが地方自治権レベルは異なる。

 構成国家(原加盟国)、自治国家、自治州、自治区、連邦直轄地の順でその地方自治権レベルは小さくなる。

 各連邦構成主体が保有する軍事力(兵員・装備・施設)は慣例上、連邦議会と各連邦構成主体の同意によって地球連邦軍に編入または指揮下に入る。(緊急事態の場合は除く)

 まず地球上の連邦構成主体を説明する。

 構成国家は地球連邦政府の原加盟国11ヶ国でもあり、高度な自治権(憲法、政府、法律)と強い権限、独立性、国によっては地球連邦軍と質(装備・練度)の面では同等の軍隊を持つ。

 また、連邦政府が定める軍事規格・保有数の範囲内での兵器・装備品の自主開発、独自改修、独自調達が認められている。(連邦政府への開発、改修、調達内容の開示報告が義務付けられる。)

 他の連邦構成本体と最も異なる点は地球連邦から離脱して独立する権利「連邦離脱権」を持つことである。

 構成国家は条件を満たした上で所定の手続きを踏めば連邦離脱権を行使して独立が可能である。構成国家から地球連邦への政治的な「脅し」として使われることもある。(実際は条件は厳しく煩雑な手続きが必要なので即座に独立することはできない)

 構成国家(原加盟国)一覧

  大西洋連邦

  南アメリカ合衆国

  ユーラシア連邦

  東アジア共和国

  大洋州連合

  赤道連合

  オーブ連合首長国

  汎ムスリム会議

  スカンジナビア王国

  アフリカ共同体

  南アフリカ統一機構

 連邦直轄地は地球連邦政府の直接統治下にあり、その地方自治権は小さい。(現代のワシントンD.C.の地方自治権と同等レベル) 

 主に地球連邦首都、政治的・軍事的・経済的・文化的重要地域、構成国家が領有していない無人地域、環境保護区などが該当する。

 自治国家は主に旧世紀に行われた再戦争構築により現在の構成国家の形に編入・統合された旧国家が該当する。かつての国名に"自治"付け加えて旧国家と区別する。

 例:日本→日本"自治"国

   フランス共和国→ フランス"自治"共和国

 構成国家に次ぐ自治権を有し独自の憲法、政府、法律、軍隊(州兵・郷土防衛隊レベルが多い)を持つが連邦離脱権を持たない。

 兵器・装備品の自主開発は基本的に認められない。改修、調達は連邦政府、所属構成国家政府が定めた軍事規格・保有数の範囲内に制限され詳細な内容を事前に両政府に申請、審査を受け承認してもらえなければ実施できない。

 自治国家から構成国家への昇格は地球連邦憲法で認められているが条件は厳しい。(全ての構成国家から独立承認を貰っている事が最低条件)

 自治州・自治区は旧世紀から各国に存在した自治行政区画(少数民族自治区やアメリカ合衆国の州)が該当する。独自の憲法、政府、法律(実際には未制定な地区も多い)、憲法(最高で州兵レベル、地域によっては存在しない)を持つことを認められている。兵器・装備品の自主開発、独自改修は認めらず、調達は現地政府の要請を軍事制限の範囲内で連邦政府、所属構成国家政府が承認し、両政府からの供与と貸与で行われる。あくまで旧国家が認めていた自治権を連邦政府や構成国家が追認したものであり、現状の自治レベルや境界線に不満を持つ少数民族も多い。

 地球上の自治国家、自治州、自治区は基本は構成国家に所属し、その統治下にあるが、その自治権は連邦政府が承認したものであり構成国家が不当に自治権を侵害すれば、連邦法による処罰の対処になる。

 一年戦争後は治安悪化と紛争激化により自治国家、自治州、自治区の重武装化や防衛隊の創設が相次いでいる。

 次に宇宙での連邦構成主体を説明する。

 基本的には一年戦争前の状態の説明となる。

 宇宙ではスペースコロニー、月面都市、宇宙ステーション、人工衛星などは地球連邦の管理下か構成国家の管理下にあるかの2つに大別される。

 スペースコロニーはコロニー国家戦争の戦後処理と復興、再度の宇宙移民のための連邦管理下の元で7つのサイドに再編された。(この過程でザラムとエウバは解体され国家としては消滅)

 その後、研究用コロニー「Zodiac」(後のプラント)建設を皮切りに構成国家によって移民目的ではない研究・産業用コロニーが多数建設された。

 月面都市・基地は連邦が復興、新規建造した物は連邦管理下、構成国家が建造した物は構成国家管理下となった。

 7つのサイドはその固有名を冠したサイド自治共和国によって統治されている。

 例:サイド3(ムンゾ)→ムンゾ自治共和国

   サイド5(ルウム)→ルウム自治共和国

 連邦構成主体として自治国家に分類される独自の憲法、政府、法律、軍隊(州兵・郷土防衛隊レベル)を持つ。 コロニー側への連邦政府の軍備制限は地球上の自治国家軍よりやや厳しい傾向にある。UE襲撃の影響で軍備増強を求める声も多いが連邦は慎重な対応を取っている。各サイドはある程度は自給自給が可能である。宇宙には構成国家が存在せず、地球連邦が直接管理しており、事実上の連邦直轄地だと批判の声も多い。

 構成国家管理下のコロニーの自治権は構成国家の法律によって異なる、コロニーに自治州、自治区の設置を認める国家もあれば、認めない国家もある。

 構成国家管理下のコロニーの例

 ・ヘリオポリス(オーブ連合連合国)

 ・プラント(プラント理事国=大西洋連邦、東アジア共和国、ユーラシア連邦の共同管理)

 特にプラントの自治権については住民だけでなく連邦政府や他の構成国家からも批判がある。

 ・他のコロニーで当たり前に行われている食糧生産を認めない。またプラント理事国以外からの食料輸入を認めない。

 ・サイドに匹敵するコロニー群なのに自治区未満の自治権しか与えられていない。

 ・貿易自主権を認めない。(プラント理事国が優先して取引し他の国を締め出す)

 という3点で大きく批判しており、連邦議会ではプラントを近隣のサイド1またはサイド4に編入する、サイド8(プラント)として連邦管理下に置くべきという提案が親プラント派の議員から度々出されている。

 月面都市は連邦管理下は自治権は規模に応じて自治国家、自治州、自治区のどれかになる。 構成国家管理下はコロニーと同様にその自治権は構成国家の法律によって異なる。

 軍事基地は地球連邦軍の管理下であれば連邦直任、構成国家軍の管理下であれば構成国家領となる。

 例:ルナベース(地球連邦)

   ルナツー(地球連邦)

   プトレマイオス基地(大西洋連邦)

   新星(東アジア共和国)

   アルテミス(ユーラシア連邦)

 最後に

この文書は公式設定とは無関係でありこのスレッド用に書いた筆者の独自設定です。批判・提案受付けます。

Report Page