シャーレからの応援要請

 シャーレからの応援要請


  事務員「なんで当番だけじゃ手が足りなくてハウンズとミレニアムに依頼出さなきゃいけないくらい書類溜めこんでるんスか・・・。うっわ、この書類期限今日までじゃないっスか」

 ユウカ「私は呼ばれたわけではないわ。これまでの傾向からそろそろ先生と当番だけじゃ処理できないくらい書類が溜まってる頃だから手伝いに来たのよ」

 ”依頼を受けてくれてありがとうね”

 ”ユウカも手伝いに来てくれてありがとう”

 事務員「生徒から呼び出されたら内容に関係なく飛び出すの控えたらここまで書類溜まらないと思うっスよ?」

 ナギサ「ですが、助けを求められれば駆けつけるのが先生ですから」

 ヒナ「そうね、だからこそ皆先生を慕ってるし信じてるのよ」

 事務員「お二人とも甘いっす。生徒の為ってのは大前提でしょうけど、書類仕事サボれるってのも何割かあるっすよ」

 ”・・・そんなことないよ”

 事務員「今の間が何なのかは聞かないでおくっス」

 ヒナ「ところで温泉開発部の事で揉めたときも合同訓練のときも貴方はいなかったけど別行動だったの?」

 事務員「あぁ、アタシは事務仕事専門なんで表には出ないっス。ドンパチは前線組に丸投げっス」

 ナギサ「なるほど、お話しながらも書類を手早く処理できているのは本職だからなのですね。よろしければどちらの学校にいらしたか聞いてもいいですか?」

 ユウカ「もしかして生徒会所属だったとか?」

 事務員「学校には行ってないっス。ゲヘナの入試に落ちてからはブラックマーケットでチンピラしてたっスよ。合格出来てたら今頃二年生だったっスねぇ」

 ユウカ「二年生ってことは私と同い年なのね。ブラックマーケットで事務仕事してたとかかしら?」

 事務員「その日暮らしのチンピラが書類書くことなんてないっスよ。事務仕事するようになったのはハウンズに入ってから、それもミレニアムの入試に合格してからっス」

 ナギサ「ミレニアムの入試に・・・?」

 ヒナ「合格・・・?」

 事務員「ボスが勉強できる環境用意してくれたおかげで、段々勉強が楽しくなってきたんスよ。ある日ボスがミレニアムの入試問題持ってきて、試しでやってみたら合格点取れたんス。これだけ出来るならってことで事務仕事に回されて、今じゃ事務課ちょ・・・」

 ユウカ・ナギサ・ヒナ「「「・・・・・・」」」

 事務員「な、なんスか三人ともこっち見て・・・。目が怖いっスよ!そのシュナイダーの連中みたいな目をやめ(ガシィッ!×3)ヒィッ?!」

 ユウカ・ナギサ・ヒナ「「「ミレニアム/トリニティ/風紀委員はいつでもあなたを歓迎するわ/します」」」

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