オウくんの居るSEED HD PHASE-36 戦う相手は誰か？ 前編

キラ「間に合って……良かったです」

マリュー「本当に……キラくんなのね？」

キラ「……はい」

ミリィ「キラ！」

ｵﾏｴ!ｲｯﾀｲﾄﾞｳｼﾃ!ﾎﾝﾄﾆﾎﾝﾄﾆﾕｳﾚｲｼﾞｬﾅｲﾝﾀﾞﾅ!

キラ「……サイ、カズイ……オウ」

サイ「……よく生きてた……お前……」

キラ「うん、ごめん……ありがとう……」

オウ「全く……心配かけさせやがって……おかえり、キラ」

キラ「ただいま、オウ……お話ししなくちゃならない事が、たくさんありますね？」

マリュー「ええ……」

キラ「僕もお聞きしたい事が、たくさんあります」

ムウ「ザフトに居たのか？」

キラ「そうですけど、僕はザフトではありません……そしてもう、地球軍でも無いです」

マリュー「分かったわ、とりあえず話をしましょう、あの機体は？どうすればいいの？」

キラ「整備や補給のことをおっしゃっているのなら、今のところは不用でしょう……あれには、NJCが搭載されています」

ムウ「ニュートロンジャマーキャンセラー……」

チャンドラ「じゃあ、核で動いてるって事！？」

ロメロ「そんなもんどっからーー」

キラ「データを取りたいとおっしゃるならお断りして、僕はここを離れます、奪おうとされるのならば、敵対しても守ります」

マリュー「キラくん……」

ムウ「お前……」

キラ「あれを託された、僕の責任です……」

オウ「なぁキラ……また何か抱え込んじまったのか、お前？」

キラ「オウ、違うよ……僕はね、背負ったんだ、託されて……自分の意思でそうしようって決めて、背負ったんだ」

オウ「…………オーケィオーケィ、じゃあ何も聞かねぇよ、何かするんだろ？付き合うよ」

キラ「いいの？」

オウ「悪さするなら誘えって、ばぁか……じゃ、艦長たちと話そうか？」

ムウ「おいおい、お前が仕切るなよ？」

オウ「いいじゃん兄貴、久々の再会なんだからさ……」