二ホンミツバチとセイヨウミツバチの訪花状況比較研究・事前ヒアリングのお願い
東京、ニューヨーク、パリ、トロントなど世界中の都市で、ミツバチを飼育する都市養蜂が行なわれるようになりました。しかし、都市部でミツバチが、どのような花を訪れているのかは、知見が少ないのが現状です。私たちの研究グループでは、2017年より大学内キャンパスにて養蜂を行い、ミツバチが採集してきた花粉団子中のDNAを分析し、どの植物を訪れているのかを特定する研究を行っています。DNAの分析技術は飛躍的に進歩しており、商品のバーコードを読み取るように、特定の遺伝子領域を読み取り、その結果としてミツバチが訪れる植物を科学的に特定することができます。今までの研究により、都市・農村に限らず多様な蜜源・花粉源が存在する環境下ではセイヨウミツバチの単一訪花性が高くないことや、都市においてはシロツメクサやヘラオオバコなどの雑草やサルスベリやユリノキなどの庭木や街路樹が重要な花粉源となっていることなど様々なことが明らかになっています。現在、私たちの研究グループでは花粉団子に加えて、はちみつの中に含まれる花粉や甘露を出す昆虫のDNAを抽出する手法の開発を行っています。これらの研究を発展させ、ニホンミツバチとセイヨウミツバチが花粉源として利用する植物の比較を行いたいと考えています。

そこで、今回私たちは、2022年9月頃にニホンミツバチとセイヨウミツバチのはちみつサンプルをご提供いただける方を募集しております。都心部・市街地を中心にできるだけそれらの2種のミツバチを半径2 km以内に飼われているのが望ましいですが、半径2kmを超えた範囲で両種を飼育されていても大丈夫です。また、ニホンミツバチとセイヨウミツバチ2種のサンプルのご提供いただくことが望ましいですが、ニホンミツバチだけでも本研究にご協力いただける方はお知らせいただければと思います。今回は、セイヨウミツバチのみのご提供は対象としておりません。セイヨウミツバチとニホンミツバチを一緒に飼っておられる方、ぜひご協力ください。詳細は、google formに記載されております。本研究にご協力いただける方は831日までにgoogle form にてご連絡いただければと思います。何かご不明な点がございましたら、永瀬彩子anagase@chiba-u.jpまで遠慮なくお問い合わせください。諸般の事情により、電話等の対応が難しく、メール・インターネットを通じてのやり取りとさせていただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

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