レノファ山口FC

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PREVIEW

今季初勝利を目指すホーム開幕戦!
ボールへの反応を早め、攻守で主導権を握ろう

開幕戦で善戦したレノファ山口FCのイレブンが、ホームスタジアムの維新みらいふスタジアムで熱戦を繰り広げる。ブラウブリッツ秋田をホームに迎える第2節は今季初勝利をサポーターに届ける試合だ。

レノファは開幕戦で4-4-2のフォーメーションを採用し、試合序盤は長いボールを使って相手コートに押し込み、後半は流動的に動いて厚みのある攻撃を展開した。決して自陣に引き込まず、ファイティングポーズを取り続けたことが、敵陣でのボール回収からの9.若月大和の初ゴールにつながった。

J1再昇格を目指す横浜FCから勝点1を得た手応えは大きく、志垣良監督は「選手たちは前への推進力を持って自分たちからアクションを起こすサッカーを体現してくれた」と強調。「これに満足せずに次に勝点3を取れるようにしよう」とも選手に声を掛け、まもなく始まる第2戦目に向けて気持ちを切り替えている。

今節の相手は吉田謙監督が5年目の指揮を執る秋田。レノファと比べるとフィジカルに勝る選手が多く、個々の強度はリーグ屈指だ。クロスボールやロングボールを多用するほか、セットプレーはセカンドボールからの二次攻撃も含めて得点源となっている。レノファは開幕戦でコーナーキックから失点しているだけに、90分を通してセットプレーを与えない守備は重要になる。

「監督も言っていたが、セットプレーはまずは与えないことが大事になる。セットプレーになっても開幕戦でやられたことが後から良かったと言えるように、より細かく、いろいろなシチュエーションを考えて修正していきたい」

開幕戦で守備を引っ張った40.平瀬大はそう話し、反省点を生かしてセットプレー周辺の守備の徹底を図る。

また、右の高いサイドを自由自在に動く中村亮太(背番号9)のいわゆる「中村ゾーン」はレノファとしては絶対に閉じておきたいエリア。フィジカル勝負に持ち込まれないために、平瀬をはじめとする守備陣が声とインテリジェンスで組織的な守備を構築したい。

攻撃ではレノファがボールを持って相手陣地を攻略する機会は増えそうだ。ただ秋田守備陣が睨みを利かすゴール前にダイレクトに入れるよりは、選手のアイデアとコンビネーションを生かしてディフェンスラインを揺さぶるのが効果的だろう。

ミドルシュートを積極的に放つのも相手のブロックを動かすことにつながる。萩市出身のストライカー19.山本駿亮は開幕戦で強烈なシュートを放ったほか、周南市出身の20.河野孝汰も左サイドハーフからゴールに迫っている。地元の攻撃陣が得点という形で活躍できれば、ホームスタジアムはいっそう盛り上がるに違いない。

「チームに勝点3を届けられるように、得点やアシストなど数字の部分にこだわらないといけない。ホーム開幕戦はしっかり勝って、次につなげていきたい」

ルーキーながら開幕スタメンをつかんだ37.田邉光平もそう熱を込め、FW陣とともに結果に注力する。田邉は精度の高いラストパスが武器の一つで、ゴールシーンをどう演出するかは注目点だ。ベテランはもちろん、彼ら若手の活躍も楽しみなゲームになる。

 

チームが一丸となり、走るサッカーを全身で表現する今シーズンのレノファイレブン。

オレンジに染まるスタジアム全体で彼らを後押しできれば、歓喜の瞬間は必ず近づいてくる。

期待に胸が高鳴る新生レノファの躍動へ、レノファの全ての力を結集した戦いがスタートする。

PICK UP

若きキャプテンの挑戦
総力を表現する二十歳の鼓動

 

「自分自身は常に山口に貢献したいと思っていますので、『やらせていただきたいです』とすぐに返事をしました」

レノファのユースチームに所属していた2020年に「飛び級」でトップチーム昇格を果たした20.河野孝汰。プロとして5年目を迎えた今年は33.山瀬功治とともにキャプテンを打診され、河野は強い覚悟を込めてそう志垣良監督に即答した。

開幕戦ではキャプテンマークを巻いて先発し、「責任感あるプレーをしたり、きついときに声を出したり、そういうことをチームに先頭に立ってやっていきたい」と率先して味方に声を掛け、左サイドハーフでの先発となった自分自身も奮い立たせた。結果は強豪チームとのアウェイ戦で価値あるドロー。二十歳の初キャプテンとしては上々の滑り出しとなった。

もう一人のキャプテン、山瀬とは実に22歳差。河野は「山瀬さんの真似はしようと思ってもできない」とも言い、「若いエネルギーをピッチにしっかりぶつけ、表現していきたい」と語る。

河野が生まれた2003年、山瀬は浦和でプロ4年目のピッチに立ち、4年連続ゴールを挙げていた。それから20年を経ての“ダブルキャプテン”。河野はベテランに任せるものは任せ、開幕戦から「僕にしかできないこと」に注力、志垣監督がチーム全体に求める走力や強度を誰よりも示そうと奮闘した。

「守備のところでも求められていることは増えています。試合前から良さん(志垣監督)からプレスに関しての提示もありましたし、愚直にやることはできたと思います。ズレもありましたので、もっと突き詰めてやれるようにしたいと思います」

攻撃に注目すると、左サイドハーフでの仕事がレノファの攻撃をおもしろくさせている。サイドバックに入った新保海鈴の推進力を生かすため、河野は内側に絞って新保のランニングコースを作ったり、背後に抜ける動きを引き出したりした。相手チームは最後までレノファの左サイドを抑えられず、河野のサイドからビッグチャンスを作り続けた。

「左サイドはもっと脅威にしていくべきだと思います。お互いに良い関係でできていますので、もっともっと二人で怖い存在になりたいです」

今節は待ちに待ったホーム開幕戦だ。試合が始まれば河野は一人のフィールドプレーヤーとして、再び多くのチャンスシーンを演出するだろう。それと同時にキャプテンとしてチームをひとつにまとめ、志垣レノファが志すサッカーの境地をホームで表現する。

「たくさんの方々の期待に自分たちがピッチ上で応えたいですし、不甲斐ない試合はできないです。シーズンは長いですが、ホーム開幕戦は特別なもの。そこでファンの心をつかめるような魅力的なサッカーをしていきたいと思います」

二十歳のキャプテンがレノファをまだ見ぬ高みへと引き上げていく。

選手コメント

開幕戦は選手のみんなもポジティブに捉えている試合でした。キャンプから積み上げてきたものが攻守で出せたと思います。(前半22分の24.梅木翼選手へのフィードは)決めてくれって言いました(笑)。でも相手のディフェンスラインの選手も嫌がっていたので、良い裏への抜け出し方と、そこへの供給というのは続けていきたいと思います。

 

志垣監督も言っていましたが、セットプレーはまずは与えないことが大事だと思います。自分たちは他のチームに比べて身長ではそんなに高くはないですが、それは全員が認識していることです。セットプレーに関しては始動からずっと緻密にやってきていたことだったのでやられたくはなかったですが、開幕戦でやられておいて良かったと言えるように、より細かく、いろいろなシチュエーションを考えて対応していきたいと思います。

 

秋田戦はディフェンスラインの跳ね返しがより大事で、ボランチや前の選手のプレスバックもいります。全員が走って戦わないといけない試合になると思います。開幕戦も内容は悪くはなかったですが、パーフェクトではないですし勝てていないので、もっともっと細かいところを修正し、強度も上げて、勝ちを取りにいきたいと思います。

選手コメント

秋田には毎年、苦しめられているところはありますが、今年は自分たちも志垣監督がインテンシティーの部分を求めて、始動からずっとやってきています。練習はハードですが、上に行くためにはもっとやらないといけないと思いますし、質にもこだわらないといけないです。ただ、この秋田戦でやってきたものをしっかりやれると自分たちの自信になると思いますので、勝ちきりたいと思います。

 

(開幕戦でボランチを組んだ田邉光平選手は)走ってくれますし、やりやすいです。初めてのゲームとは思えないくらい落ち着いていましたし、同じ大学(中央大)ですので、そういう点でもやりやすかったです。開幕戦では横浜FCのストロングを消した上で、もっと自分たちのストロングを出したかったですが、チームとして悪くなかったと思いますし、あとは決めきるところを決め切れればと思います。

 

今までは足元でつなぐだけになっていた場面でも、全員が共通理解を持ってできていると思います。長いボールを入れても、しっかり拾ってそこから二次攻撃につなげています。同じ意識で、同じ絵を描けているのが一番良いところだと思います。1万人プロジェクトもやっていただいていますので、来てくれた人に楽しんでもらえるように、勝ちにこだわってやっていきたいと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

ブラウブリッツ秋田 PICK UP PLAYER

小松 蓮

J3得点王でJ2に再挑戦
レノファ守備陣との勝負に要注目

 

2023年シーズンのJ3得点王に輝いた小松蓮(背番号10)がブラウブリッツ秋田に加入し、3年ぶりのJ2で輝きを放とうとしている。古巣戦となる小松とレノファ守備陣とのマッチアップはこの試合のキーポイントにもなりそうだ。

小松は2020年と21年の2シーズンにわたってレノファでプレーし、特に連戦が続いた20年は大半の試合に出場して3得点をマークした。22年にジュニアユース時代からプレーしていたJ3松本山雅FCに復帰。

23年は覚醒の年となり、実に19得点を挙げるゴールラッシュで階段を駆け上った。

23年4月9日のJ3第6節ギラヴァンツ北九州戦ではオーバーヘッドを含む3得点の活躍。183センチの体躯と成長を印象付ける空中バランスの良さ、シュートチャンスに迷いなく振り抜くメンタリティーが得点ラッシュを支えている。

秋田では2トップの一翼を担い、背後にタイミングよく抜け出したり、クロスボールに反応していち早くシュートモーションに移る仕事が増えるとみられる。古巣戦となる今節へのモチベーションも高いだろう。より積極的にゴールに向かう姿勢を見せるのは間違いのないところだ。

レノファで対峙するのは6.キム・ボムヨンや40.平瀬大となる。
志垣良監督は守備に関しても「事前の準備と予測」を徹底しており、小松をターゲットとしたボールに対して先に触ったり、クロスボールそのものを低減させるような守備をし続ける必要がある。
J3で得点力を倍加させた小松との対戦は全く気が抜けないバトルだ。

 

一つのゴールを攻めたり守ったりする彼らの攻防から目が離せない!

INFORMATION

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みなさんのぶち熱い声援と華やかに彩られた応援フラッグの光景は、走り続ける選手の特別なチカラになります。
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