ドラゴンの血を引くゆえに毎月無精卵を孕む体質のツバ♀と俺モブによるモブツバ♀(セフレ)産卵セッX

ドラゴンの血を引くゆえに毎月無精卵を孕む体質のツバ♀と俺モブによるモブツバ♀(セフレ)産卵セッX


R18、先天的女体化、排卵促進、産卵、アナル、♡喘ぎ、全編通して合意

俺モブとはセフレ。頻度はそれなりで穴はどっちも使う。モブが出張り、なにもかもが幻覚。生理中の性行為を彷彿とさせる表現があるが、実際の生理とは全く異なる生理現象のため問題ないものとする。


【一応、設定】※読まなくていいです

排卵ペースは月1回。人間の生理がそのまま産卵に置き換わっているイメージ。卵子の生成過程はヒト同様のため、無精卵は命にならない(現実では一部の爬虫類については単為生殖が可能なので、無精卵であっても命が生まれることがある。この設定でも熱いっちゃ熱い)

ヒト精子で受精すると胎生、ドラゴン精子で受精すると卵生で生まれる。前者の場合、卵殻が形成された後、胎児の成長とともに子宮内で卵殻が融解、子宮内膜として定着してヒトの妊娠形態に合流する。後者の場合、卵殻形成後に産卵し、以降は保温しつつ孵化まで育てる。環境温度が低温ならオスに、高温ならメスになる。卵殻は主に炭酸カルシウムと硬質タンパクで構成され、強度が高い。

ファンタジ~です。大目にみてね。


=====

二人の間で『部屋行っていい?』はつまり、そういうコトをする合図だった。だから仮にきっかけが過去問くれ、という色気も何もないものだったとして、部屋行きが拒まれなかった時点でマアOKなのだろうと高を括っていたのに。


「ン!ちょいと待った」

「んぇ、何?」

「今日は本番しねぇ」

「えー!この盤面で!?」


部屋に入って、過去問を漁りながら適当に駄弁って、座学が苦手と公言する割には的確な解説を聞いて。次第に『そういう雰囲気』になったと思ったらこれである。ベッドに転がったカキツバタに乗り上げたところで、学園のアイドルよろしくブブ―!と腕で×を作られた。


「悪いねぃ。クチで抜いてやるから勘弁してくれぃ」

「ヒン…いちお理由聞いてもい?嫌なら言わなくていいけど…」

「生理。さっき気付いた」

「アナルでもだめなん?」

「駄目で~す。ここいら一帯血塗れになるぜぃ」

「んへぇ」


シモは既にその気だったが、どうしてもダメなら食い下がってもいいことはない。別に義務でもなんでもない、気分の関係なのだからたまにはそんなこともあるだろう。口で抜いてくれると言うので、それならいいかと俺モブはベルトを外した。


〜抜きタイム〜


「あ〜〜ツバっさん、も、出る……ッ、」

「んぷ…ンっ、ぢゅ」

玉を転がされながら喉と舌で容赦なく嬲られる。堪え性のない息子はそれで呆気なく陥落した。モブの降伏宣言にカキツバタがぢゅるぢゅる、と音を立てて先走りを吸いあげると、ドプ、とカキツバタの口内に白濁が散らされた。そのままダメ押しとばかりに出しきっていない分を吸い上げるとブツから口を離し、べ、と口内に溜まった白濁を見せつける。

「ぷ、はぁ……いっぱい出したねぃ……♡」

「あぁ…マジ気持ちよかった、ありがと……」

これを見せられて今日は仕舞い、というのは些か酷ではないだろうか。思春期の性欲を前に、とんでもない暴力である。カキツバタは口をもごもごさせながらティッシュにそれを吐き出し、終わった終わったとペットボトルに手を付けている。こりゃあ終わりの雰囲気だなあと無情さを噛みしめ、ぼんやりカキツバタを眺めた。ペットボトルの中身を一口あおってキャップを締め、伸びをしようとして。

ぴた、と彼女の動きが止まった。

「……ァ、ッやば……」

「へぁ?」

「...ぁッ、く、ッ...ン、うぅあ……ッ」

カキツバタは伸びをしようとしていた腕を下ろし、シーツをぎゅっと握りしめた。そのまま肩を震わせ、何かを耐えるように眉根を寄せ、腰を僅かに跳ねさせる。突然の豹変にモブは困惑した。

「え、何どしたん…まさかしゃぶっただけでイッた「違ぇよぃ」...ハイ」

「んァ、まだ大丈夫かと思ってたが…見誤ってたねぃ」


そう言ってカキツバタはマントの下を探る。
モブはハテナを浮かべつつ、それを見守った。

カキツバタが取りだしたのは白い楕円球の、丸っこい卵のような物体だった。1本、筆で書いたような淡い藤色の筋が入っている。表面は粘液に濡れており、なんというか……


「まさか入れてたん?」

「だから違ぇって!生理つったろ」

「だって血塗れでもなんでもないじゃん!流石にそれくらい知ってるけど」

「あ〜説明かったりぃなぁ」


カキツバタは推定卵?を近くにあったティッシュで包んでその辺に置いた。

「こーいう体質なんだよぃ」

「は?」

「竜の血っての?オイラの血筋の大元を辿ってくと竜に辿り着くんだけどよ。それが色濃く出てんだと。だからオイラの体は定期的に卵を拵えんの」


それこそ、一般女子の生理みたくねぃ。カツカツと産んだばかりの卵(inティッシュ)を爪で叩きながらカキツバタは辟易した顔で説明した。


「……聞きたいことが山ほどあるけど、どうしよう。全部デリカシーがない」

「ハハ!素直なヤツは嫌いじゃないぜぃ。ちなみに無精卵な。命が生まれて来るわけじゃないから安心しろーぃ」

「3個だけ質問に答えてやるぜぃって言って」

「図々し過ぎんだろぃ」


明け透けなモブの言葉に多少気分を良くしたのか、カキツバタは2個ならいいぜぃとベッドに肘をついた。


「えー...2個か。どうしよ、」

「ほれほれ。ツバっさんの気が変わらねぇうちに早くしろぃ」

「じゃあ、食えるの?これ」

「キッショ……………………」


引かれてしまった。

「すんません…だって鶏の卵に似てるから…」

「似てるからってヒトの卵だぜぃ。倫理お勉強し直してきな…」


クゥン、と濡れた犬のようにモブはしょぼくれる。確かに、大昔は滋養強壮に効くとか、より高い力を得られるとかで処女の産んだ無精卵が宴席で振る舞われる……などという因習もあったらしい。実際味についての文献も残っているくらいだから、発想としてはままあるのだろう。言うと味もみたがるだろうから絶対に言わないが。


「んじゃあこれって精子かけたら命芽生えんの?」

「お前さんは鶏卵に向かって射精したらヒヨコが生まれると思ってんのかい?こんな硬ってぇ殻に覆われてんのに命になるわけねぇだろぃ」

できたらやるつもりなのかよぃ、と本日2度目のドン引き。モブはとことん質問のチョイスを間違えたらしい。が、カキツバタは体調を心配されるとか、なんとなくそういうことには気まずさがあるらしいのを過去の経験から知っているので、そういう質問を排除したらこうなってしまった。


「まあでもつまるところエッチできないのって、卵潰さないようにってことね…」

「ドラゴンの卵はそんな簡単に割れやしねぇけどねぃ。硬ぇもんが腹ん中詰まってるから単純に突かれたら痛ぇのと、流石に突っ込んでる方もなんかおかしいの分かるだろ」

ケツ刺激されてうっかり出しちまってもと思ったけどこうやってバレちまうんだもんな……とカキツバタは諦めたように転がった。正直、申し訳ないがめちゃくちゃエロいな、とモブは思った。さっき口で丁寧に抜かれたはずのチンチンは頭よりもよっぽど正直で、また元気を取り戻しかけている。


「いつも1個だけなん?」

「質問タイムは終わってま〜す。ツバっさんは閉店です〜」

「1個ならもう本番できんじゃん」

「ダメで〜す。もう今日は終わり!、ッあ、こら!ンぐ、」


モブがカキツバタの腹部__へその下あたりを押すと、確かに硬いしこりのようなものがあるのを感じた。


「あ、ァ♡お前、」

「まだあるってことね…」

「ンぁ♡ダメだってそれ、中からポルチオ押されンだから、ァ♡」

「何それ、エッロ……ツバっさんよく今まで平然とやってこれてましたね……」

「イッ、!てめ、もうやめろって。無理やり押すと痛ぇからよ」

「アッ!す、すいません」


慌ててモブは手を離す。しかし、カキツバタがほんのり性感に染まった顔で見上げてくるものだから、次はそっと下腹部を撫でた。


「ツバっさん、もうバレてんだし、折角なら産むの手伝わせて」

「…ヤダ」

「マンコの方だと痛いかもだけどさ、お尻の方から優しくトントン刺激してあげたら気持ちよく産めるんじゃない?ゆっくり子宮口開けてさ、全部ここで出しきっちゃおうよ。もし嫌じゃないなら早く楽になってほしー…」


腹に卵を抱えていると内臓が圧迫されるので、常に違和感がある。生理的な内臓の活動でときおり動くのが気持ち悪い。いつ産み落としてしまうか分からないから不安だ。日中、人前で恥を晒す可能性は0じゃない。

カキツバタは考える。そりゃ出し切れるなら早めに出し切っておくのが望ましい。だが、これはほぼ排泄補助ではないか?絶対に他人に頼むことではない。でも目の前の相手には(不本意ながら)もうバレてしまっているのだし、そういうプレイとして昇華すれば、盛り上がりそうだ。気晴らしにもなるかもしれない。


「……」

少しの逡巡のあと、いつもより優しくしろよぃ、とカキツバタは俺モブにキスをした。


ーーーー


「あッ…んぅ、…ぁ…♡……」


腰の下にバスタオルを敷いて準備完了。アナルをよく慣らし、横たわって背後からゆっくりと挿入して、マッサージするように優しく揺らす。カキツバタはいつもより感じ入った様子で甘い声を漏らしている。反射的にめちゃくちゃにしたい気持ちが湧いたが理性で押さえ付けて、しばらく状態をキープする。きゅ、きゅ、と動きに合わせて収縮する肉がいじらしい。緩い刺激だが、これはこれでずっと浸かっていたいくらいに気持ちがいい。

背後から抱きすくめるようにして抱いているので、手持ち無沙汰の手はカキツバタの豊満な乳に伸びていた。が、ふと思って右手を下腹部に伸ばした。

薄い腹の上から軽く押すと、いくらか膜を挟んだ先でこり、と硬いものが動いた。

「うぁ、♡あ、♡それ、...ッ♡ぁン」

こつこつ後ろから子宮を優しくノックし、前からも卵を優しく動かして扉が開くのを促す。たまに思い出したように左手で乳首を引っ張れば、カキツバタは高い声を上げながらゾクゾクと背筋を震わせる。肉壺も締まり、さらに腹の卵が動く。


「ァ、あ、あぁ、アッ♡ア♡ァッ♡」

とんとん、こりこり、刺激を続けていると、ツバっさんは一際極まった声を上げた。肉壺の締め付けがふわ、と緩み、腹に添えた指の下から硬いものが消える。


「あッ♡ぁ、開いッ…♡♡ぅあ、ぁぁあ…♡、ァ、は、うッ、〜〜♡♡」


軽く脚と腰を浮かすので腹を撫でていた右手を陰部に移動させ、ぬるついた割れ目をなぞる。すると、むり、と硬いものが中から出てきた。それがころん、と手の中に落ちてくると、反射の収縮で中を埋めている肉棒が一気に締め付けられて危うく出しそうになった。


「ぁぁあぁ、ッ♡♡♡……んァ、……♡はーッ……♡はー、ッ……」

カキツバタは一つ卵を産み落とすと、膝を擦り合わせて体を丸めた。ギュウギュウ締め付けているから絶頂したのだろう。一人で処理するときもこんな感じなのだろうか。それとも、他人にアナルを刺激されながら排卵するこのシチュエーションに興奮しているのか。

右手に落ちてきた卵を目の前まで持ってきて眺める。最初に産んだものより大ぶりだった。Lサイズの鶏卵より、もう一回りは大きい。殻は鶏卵よりも分厚く感じ、確かにちょっと高いところから落としたくらいじゃ割れなさそうだった。確かにこれが肚の中に滞留する違和感は強いだろう。


「大丈夫?ツバっさん」

絶頂の余韻を逃がしているカキツバタを抱きすくめる。別にそんなつもりじゃなかったのに体勢のせいで少々中を突いてしまったらしく、ぁ、とまた軽く棒を締め付けたのでゴメンと謝った。


「まだ残ってそう?」

「……まだ、あと2つかねぃ…」

「そっかぁ。まだ頑張れる?」

「ン…1回抜いてくれっかぃ」


言われたままにゆっくりアナルから棒を引き抜く。名残惜しそうに吸い付いてくるから、きっとまだ終わりではないのだろう。

抜け切ると、カキツバタは体勢を変えた。うつ伏せで、腰だけ上げた体勢だ。こっちの方が出しやすいから、と言うので、腹の下にクッションを差し込んでやる。腰が振りやすい体勢なだけに、無体を働かぬよう一度深呼吸をしてから再び挿入した。

ぬぷぷ、とゆっくりアナルに棒を飲み込ませて、また優しく腹を撫でながら子宮をノックする。


「あンッ♡、あ♡あぁッ♡あ♡」

1分ほどそうしていると、またカキツバタの声が高くなった。先の卵が大きく、子宮口も開ききったので早かったのだろう。少し棒を抜いて空間を作り、卵が出てくるさまを観察する。ぬる、と幾分か小ぶりな卵が割れ目から姿を表し、ぽとりとバスタオルの上に落ちた。収縮する蜜壷からは愛液が滴り、上から卵を濡らして更にどろどろにしている。


「……助平、」

ジッとそれを見ているのがバレたのか、はふはふと息を漏らしながらカキツバタは濡れた目でモブを睨む。そこには確かに快楽と羞恥が混じっていて……言葉を選ばないなら、かなり煽情的だった。


「ごめん、凄く不思議で。つい」

「恥ずかしいからあんまジロジロ見ねぇでくれよぃ。こっちからすると排泄とおんなじなんだからよ」

いや流石に見ちゃうだろ、とか、それはそれで興奮するな、とかの言葉が喉元ギリギリまで出そうになったが、ヘソを曲げられるとたまらないので言わないでおくことができた。人との関係を良好に保つコツは、余計な事を言わないことだ。そんなかんじの関係のないことを無理矢理考えて、暴れ出しそうな性欲をなんとかやり過ごす。


「このまま続ける?一旦休む?」

「いや、この際やっちまいてぇ。だいぶ楽になったし、奴さん奥の方にいるっぽいからさっきより強めでも大丈夫そうだ」

「強めでもいいの?」

「ほどほどにねぃ」

「最後の1個出たら俺も出していい?」

「いいよ〜ぃ」

しっかり許可を得たので埋めたままだった棒の動きを再開する。さっきまでは揺さぶる程度の動きだったが、今度はちゃんと腰を振ってピストンしていく。


「あっ!♡きもちッ...!♡、ぁんッ♡ゥあッ...!♡あっ♡アッ♡」


カキツバタも腰を振ってモブの動きに応える。もうほぼいつものセックスだった。さっきまでずっと軽い刺激で嬲られていたせいか、カキツバタはいつもよりよく感じているようだ。卵を孕んだせいか愛液の量も多い。とろとろ滴り落ちてはバスタオルをしとどに濡らし、こちらに入れても相当気持ちよさそうだな、とIQの下がりきった脳みそはそこに釘付けになる。欲に負けて蜜壷に指を入れ、案の定蕩けきった腟内を更に慣らすよう動かしつつ、アナルから子宮を抉る様に突き上げる。


「んぐッ♡あぅッ♡あ、♡イッ♡強♡それだめ♡♡たまごわれる♡♡割れちゃうぅ♡♡♡だめだってぇ♡♡」

ダメと言うが、カキツバタも尻たぶを叩きつけるように腰を振っているのだからお互い様だった。ぱん、ぱんと水音混じりに肉と肉がぶつかる音が部屋に響く。


「ィッ♡オ゛ッ♡ぅお、あ、♡あ、♡ア♡クぁ、イク♡♡イ゛くぅ、ッぅ...〜〜〜〜ッ♡♡♡」

ビクン!と一際大きく跳ね、ぎゅうぅ♡と強くナカが締まる。その余韻のまま数回かくかくと腰を揺らしたあと、カキツバタは脱力して上半身をベッドに溶かした。

ひくつく陰唇はだらだらと愛液を垂れ流しながら、時折少量の潮をぷし、と吹いている。


「はぁ、は、…はー……ッ♡ぅあ……♡、ア、♡でぅ、さ、さいごの……♡
 ンぅ、あ、♡ぁぁあッ……♡♡」


カキツバタは完全に蕩けきった声で甘ったるい嬌声を上げると、背筋を震わせた。内臓が押し出す圧力を受けて、ずるり、と後ろに埋めていた棒を引き抜いてやる。遅れて、愛液に包まれて最後の卵がぽとりと産み落とされた。すっかり開いた穴はとろとろ粘液を落としながら、くぱ、くぱとひくついている。それを見た直後、どうしようもなくそこを蹂躙したくなって。光の速さでスキンを付け替え、ぐったり体を投げ出すカキツバタの腰をガッと掴み、余韻に浸っている淫穴へずぶりと侵入した。

「アッ!?てめ、ァ、!♡まっぇ、♡」

4つも卵を産んだ後の膣内は柔らかく、ふわふわで、熱を持っていた。締まりのよい尻穴と違って、ほぼ無抵抗に奥まで一直線。そしていつもより浅い位置で、少し硬さのあるぷりぷりとした肉にぶつかる。いつもと違って既に少し開いており、ぐぐ、とそのまま推し進めるとちゅうちゅう吸いつきながら先端をぱっくり飲み込んでしまった。

「あグッ...!?あ、ァ♡、ア...!?♡♡お、奥、ッ...!」

「フーッ...さっきまで卵がいたとこ、すんなり入っちゃった...」

「おおぉぉっ…♡お゛ぅッ……!♡♡お、♡ァ」

もはや気遣う余裕もなくて、とにかくこの目の前の淫靡ないきものをめちゃくちゃにしたい一心で腰を振った。ポルチオで亀頭を何度も擦り上げ、子宮の奥の奥まで一物を叩きつける。

「お、♡お゛ッ♡♡ッ!♡♡だめだこぇ、ッ……♡イぐ、キ、っツいのきちまぅ、ぅッ♡」

「アーでる...ッ、孕め...孕めッ...!」

「ア、♡ぃ、うぅ〜ッ……!ッ♡♡ッ!♡♡」

焦らされた息子は呆気なく果て、スキン越しに大量の精子を竜の胎内に叩き込んだ。ゴムがなかったら次の卵は有精卵だったな、とぼんやり考えて、同時に緩んでいた中がぎゅうぎゅう締め付けてきているのに気付いて、相手もまた絶頂していることを知った。


ーーーー


「マンコがバカになっちまう〜……」

ひととおり後始末を済ませ、目の前にはミネラル水のペットボトルと、ビニール袋に雑に入れられた竜の卵が4つ。どれもまだ体温を持ったままで温かい。聞けば、これは黒い袋でさらに包んで燃えるゴミに出すらしい。竜の卵が燃えるのか?と聞けば多少火力は必要だがフツーに燃えるぜぃ、とアッサリとした答えが返ってきた。

カキツバタは上半身だけ起こしてペットボトルの水をあおり、ごろ、とベッドに転がった。シャワーめんどくせぇ~と眠たそうにしている。


「いつもより早く終わったのはいいけど、毎回はやってらんねぇな」

「え!これから毎回手伝いますよって言おうとしてたのに」

「都合のいいセックスの口実にしてくれるなよぃ。流石に盛り上がりすぎた……オイラ、まだ締まりがいいままでいてぇよ」


まあ、正直に言うとめちゃくちゃ気持ちよかった、とカキツバタは思う。普段の産卵は事務処理と同じだ。排卵前は気持ち悪さを堪え、産卵中はなるべく無心で、終われば即刻ゴミ箱に投げ入れて何事もなかったように振る舞う。こんなこと人に手伝ってもらうものではない。癖になって抜け出せなくなっても困る。...が、たまにならやってもいい。いや、むしろたまにくらいならやりたい。産卵前後は子宮が疲弊するのであまり負担をかけることは推奨されていないが、知ったことではない。気持ち良ければオッケーだ。


「そいえば、最後のだけ色違うね」


モブが漏らすと、そうなん?とカキツバタは先程自分が産んだ卵を見る。普段まじまじと見ることはほぼないが、こうして見ると意外と個性のあるデザインをしている。キラキラと表面が光に反射して、銀粉を散らしたようだ。

最後に産んだ卵は4つの中でも最も小ぶりだったが、色は深い紫色__丁度、カキツバタがいつも腰に巻いているマントと同じ色をしていた。そこに淡い藤色の線が、水墨画のように一筋だけ書き足されている。

美しい卵だ。工芸品にしても価値があるだろう。


「有精卵だったら色違い個体だったかもなぁ」

「綺麗だなぁ。もらっていいすか?愛でたい」

「ダメに決まってんだろぃ。他人の抜けた歯をコレクションするのと同じだからねぃ、それ」

「すみませんでした……」


そう言ってあっさりと袋の口を縛り、カキツバタはシャワールームに消えていった。

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