DLC後

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※真名、DLCの内容バレあり

「全く……慣れぬ身で深酒をするからだぞ」

「ふふ、返す言葉もないな……」

慶安神前試合を終えて願望を叶えたアーチャー陣営、船内の寝室にて酒を飲みすぎて酔った周瑜を鄭が介抱していた。

清潔な布を桶の水に浸けていた鄭に後ろから周瑜が抱きついてくる。

「何だ、今日は随分と甘えてくるじゃないか」

「お前に頼みたいことがあるんだ」

一息ついてから周瑜が鄭に告げる。

「私を抱いてくれないか、明儼」

「なっ……」

予想だにしない言葉に後退りをしたくなったが、周瑜に抱きつかれている状態なのでそれは出来なかった。

「酔っ払った挙句に冗談とはな」

「こんな時に茶化すようなことは言ったりしないさ」

禁欲的だと思っていた周瑜の言葉に冷や汗が鄭の頬を流れる。生身で尚且つ自分よりも細く薄い身体を抱くことに罪悪感が沸いていた。

「誘われたからと言って今のお前を抱く訳にはいかないだろう」

「ほう……友の頼みであっても私と交わりたくはないと」

半ば自棄になっているのか周瑜の語気が強くなる。

「夜伽の誘いを受けて尻込みするような男ではないだろう。お前は」

「いやいや!アーチャー、酒が回って高揚していないか」

周瑜が先程より強い力で抱きしめてくる。

「私はお前になら抱かれても良いと思っているんだ。だから……」

「分かった。そこまで云うのであれば」

観念した鄭は周瑜とまぐわうことを決めた。屋敷にあったものよりも小さめな寝台の上、鄭の身体の上に周瑜のそれが乗っていた。

「本当に良いんだな?」

「ああ、二言はない」

きっぱりと言い切った後に周瑜が鄭の性器を掴んで後ろの孔へと押し当てるとそのまま腰を落とした。

「ん……ふ……うぅ」

一度も受け入れたことのない場所へみちみちと音を立てながら挿れていく。柔らかい肉が締め付ける感覚に鄭は思わず奥歯を噛んでしまう。やがて周瑜の動きが止まるが全てを収めきることは出来なかった。

「はぁ……は、ぁ」

ただでさえ赤く染まっていた周瑜の顔が更に赤くなる。

「あ、アーチャー!大丈夫か?」

「ッ……平気、だ」

「いや、どう見ても平気ではないだろう!」

「私は、大丈夫、だ。その、証拠に……」

周瑜がぎこちなく腰を動かし始める。自分から言い出した手前、後には引けなくなっていた。初めてなので手探りで鄭の弱いところを刺激していく。

「……ッ、く、ぅ」

下に動く度に腸壁に亀頭を擦られて鄭は情けない声を上げてしまう。それを聞いた周瑜が艶やかな笑みを浮かべていた。

「気持ち……いいか?明儼」

「ああ……初めてとは思えんな」

鄭の双眸に鈍い光が宿っていた。

「お前も気持ちよくしてやらないとな」

口の端を吊り上げたのを見た周瑜は少しだけ首を傾げたが、意図を理解して自分から陰茎を引き抜こうとする。だが既に大きな手に腰を掴まれていた。

「待て、初めてでそれは……」

言い切るより先に鄭が腰を動かして周瑜を突き上げるとずちゅん、と重くて鈍い水音が鳴った。

「あぎッ……ああ"ぁあ"……っ」

今まで上げたこともないような声を上げる。鄭が上体を起こして周瑜を寝台へと押しつけた後に出し入れを強める。

不意を突かれたせいか奥を責められる度にあ"、んん"、と周瑜が呻き声を漏らす。

「うぁ"……め、げんッ……それ、は、ずるい"っ」

「その割には嬉しそうじゃないか」

細い指に太くて硬い指を絡めると握り返してくる。

初めは主導権を握っていた周瑜も途中から鄭に逆転されて余裕をなくしてした。

「んぐっ……めいげ、ん"ッ……わたっ、わたし、がッ、わるが、った、から"ッ……だか、ら"」

まなじりに涙を浮かべながら周瑜は鄭に謝罪の言葉を述べる。

「謝らなくて良い。まだ俺は満足していない」

「あ"……う"ぁあ"……も、むり、だ」

既に周瑜は射精していた。自分の腹が白く濁った液体でどろどろに汚れている。

「心配するな。あと少しで終わるさ」

強い力で陰茎を締め付けられているせいか鄭の眉間に皺が寄っていた。

「や"、ぁ"……めい、げんっ……め、いげ、んッ」

「ああ……好きだ……公瑾」

初めて名前を呼ばれた周瑜の顔がほんのり赤らんでいた。鄭も限界が近づいているのを感じ取っていた。周瑜が一層手を強く握り返す。

「だし、てくれ……わたしの、なかに」

「ッ……ああ」

周瑜の望み通りに胎内へどくどくと精を吐き出した。肚から肉棒を引き抜くととぷ、と少しだけ精液が溢れる。

「明、儼……」

泣き腫らした目で見つめてくる周瑜を鄭が優しく抱きしめる。暫くの間、二人は布団の中で互いの体温を確かめるように抱き合っていた。

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