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緊急:天然記念物「奈良の神鹿」の殺処分回避を!

緊急:天然記念物「奈良の神鹿」の殺処分回避を!

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Avaaz.orgは個人情報を大切に扱い 、このキャンペーン及び同様のキャンペーンについてお知らせします。
このキャンペーンは、KANAE Y. が作成しました。Avaazコミュニティ全体の意見を代表するものではないかもしれません。
KANAE Y.
がキャンペーンを開始、署名提出先は
文部科学大臣 盛山正仁様、奈良県知事 山下真様、奈良市長 仲川げん様
 あなたは、奈良の鹿と触れ合ったことはありますか?
 

野生でありながら人間と共生し、お辞儀をしておせんべいをもらう愛らしさ。世界各国から奈良の鹿に会いに観光客が来るほど人気。その天然記念物の鹿が、殺処分されていく危機的状況にあります。

  <経緯>
奈良県は、春日大社のある奈良公園周辺を「保護地区」とする一方、食害対策として、公園から一定の距離がある「管理地区」では2017年から殺処分を開始しました(年120→180→225頭)、それが、 今年中には、 特別柵収容頭数の削減を理由に、保護地区と管理地区の間にある 「緩衝地区」にまで広げよう としています。

今までは、「緩衝地区」では一度でも農地を荒らすと「特別柵に収容」という措置が取られていました。 春日山原始林や春日大社にも近い「緩衝地区」 の鹿を 殺すことなく保護 したのは、 春日大社とともに歴史を刻んできた神の使いである鹿への敬意、春日信仰及び神鹿信仰の証 であろうと思います。

しかし、 「緩衝地区」は「保護地区」の鹿も往来する地区 です。 つまり、 春日大社周辺や奈良公園の神鹿をも殺処分する可能性があるの です。

これを聞いて観光客は平和な気持ちで鹿と触れ合えるでしょうか。

 世界遺産・春日大社の神鹿 として 千年以上に亘って保護 され、集団を維持してきたことで 独自の遺伝子型を保っている ともされ、 観光の要 でもある鹿の殺処分を簡単に決めてよいのでしょうか。

今回、神鹿の遺伝子保護も目的とされているようですが、駆除が引き金となり、地区間の相互流入が引き起こされ、逆に遺伝子攪乱を加速させるリスクもあります。遺伝子保護の目的であっても、駆除はするべきでないと考えられます。(要望5ご参照)


たしかに、農作物を荒らされるのは農家の方々には大問題でしょう。ですが、 農地には 簡易ネット があるだけだったり、 廃棄収穫物を放置 し、 鹿を誘引する原因をつくってしまっている農家 もあります。このように 人間側が堅固な対策もしない段階での即殺処分 というのは短絡だろうと考えます。


  今回のことを許せば、 将来的にすべての地域で殺処分が許容されることが十分予想 されます。 ですので、 この段階で、絶対に食い止めねばならない と考えています。

この署名で次のことを奈良県に訴えます。 どうかお力をお貸しください!ご署名・拡散のご協力をお願いいたします!

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<要望>
文部科学大臣 盛山正仁様、奈良県知事 山下真様、奈良市長 仲川げん様

国の天然記念物である奈良の鹿は、 奈良県の象徴 であり、 歴史的・観光収益にも大きく貢献 してきた 特別な神鹿 です。 大切に扱っていただきますようお願いいたします。 以下を要望いたします。

  1. 徹底した防護柵の設置(※1): 県が農家に、鹿が越えられない防護柵を提供・設置し、設置しない農家には獣害の補償金も支払わない。
  2. 鹿を誘因するものを撤去(※1): 廃棄収穫物等を放置しない。撤去や特別柵の餌不足に転用を。
  3. 対策の改善: 上記でも被害がある場合は、対策が不十分であることが原因です。鹿を殺すのではなく改善してください。
  4. 殺さず保護を継続: ①対策過程で畑に侵入する等した鹿は、放すか、不可であれば、特別柵に収容。ただし、動物の5つの自由を確保してください。一定期間後もしくは対策が改善した後、野生に還してください。 奈良公園の鹿に関わらず(チップ有無)、緩衝地区の鹿を1頭も殺さないでください。  
  5. 神鹿の遺伝子攪乱のリスク防止: 以下の点から、逆に遺伝子攪乱を加速させるリスクもあります。駆除はやめてください。①鹿には、数が減ったことが引き金となり,他の場所からの流入などで、速やかに数が元に戻る性質がある(※2)。つまり、「奈良公園など保護地区の神鹿」や他地域の鹿が「緩衝地区」に流入するリスクあり。②緩衝地区の鹿が狩猟から避難して保護地区に流入してくるリスクあり。

<根拠(※2)>
  • 農作物被害は周辺環境の影響が大きく、必ずしも鹿の頭数と比例せず駆除では解決しません。特に鹿は数を速やかに回復させる為、個体数管理は適していません。
  • 自然界は人間がコントロールできるほど単純ではなく、まだ明らかになっていません。個体数管理はむやみな殺生と自然界への悪影響を引き起こします。

◇参照文献
※1 (農水省)農村地域へのイノシシ・シカ侵入防止対策の手引き:防除の徹底が明記。 その上で、特別な鹿であることを踏まえ保護の徹底を。
※2 揚妻直樹 (2013)「野生シカによる農業被害と生態系改変 : 異なる二つの問題の考え方」
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1~3を実施すれば保護する鹿は減少し、特別柵の飽和状態は解消されていく と見込んでいます。
人間側がきちんと努力をせずに自然をねじ伏せようとするのは将来的にもよくありません。 徹底した防護努力でご対策を!!

神鹿を守る有志一同


<関連情報>
奈良の鹿、駆除拡大は「遺伝子守るため」研究結果踏まえ委員長が見解 [奈良県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
投稿済み (更新日 )